進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドの紹介:2015年日本映画。巨人が人間を食べるという衝撃的なテーマが話題性を呼びました。諌山創の人気コミック 進撃の巨人を実写映画化した後編。
監督:樋口真嗣 出演者:三浦春馬(エレン)、長谷川博己(シキシマ)、水原希子(ミカサ)、本郷奏多(アルミン)、三浦貴大(ジャン)、桜庭ななみ(サシャ)、松尾諭(サンナギ)、石原さとみ(ハンジ)、ピエール瀧(ソウダ)、國村隼(クバル)ほか
映画「進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド」解説
この解説記事には映画「進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドのネタバレあらすじ1
百年以上前、突如現れた巨人たちに人類の大半は食われてしまい文明は崩壊、その結果僅かな生存者達は高い壁を三重に築いて暮らす。壁の内側に住み外の世界に憧れるエレンは一番外の門前地区という場所において、約2年前に壁より超大型巨人の襲撃を受ける。その結果、エレンと親友のアルミンは生き残ったことで壁の内側の住民を守るために壁の修復を兼ねて調査兵団に入隊を果たす。
映画 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドのネタバレあらすじ2
幼馴染のミカサと再会したエレンは人類最強の男と称される「シキシマ」隊長達と共に壁を防ぎに「外壁作業員」として門前地区へと出発する。しかし、大量の巨人の襲撃に遭いエレンは捕食されてしまう。その際、エレンは巨人化し、他の巨人達を倒しつつ仲間を守るために戦う。その後気絶したエレンは幼少期の夢を見る。その内容は、エレンが父といる夢だった。エレンは父が開発した爆発的細胞分裂の被験者だった。両親は憲兵団所属の〔-「闇」を統べる者-〕であるクバル率いる政府軍に反乱分子とされ連行されてしまう。そんな中〔-嘆きの先導者-〕、またエレンの父の下で働いていたソウダが政府軍からエレンに危険が及ぶ前に彼をつれて脱出を図る。
映画 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドのネタバレあらすじ3
また、その幼少期の夢の中でエレンには兄がいたことがわかる。母親と父親がエレンに注射を施します。その場にはソウダも居て様子を見守っていた。夢から覚め、ふと気がついたエレンは身体を拘束され、中央政府率いるクバルに「お前は人間か?それとも巨人か?」と問われる。エレンは「自分は人間だ!」とクバルに向かって叫ぶがクバルはエレンを反乱分子と見なし殺そうとする。しかし、エレンをかばったソウダが射殺され、「お前の兄さんは・・・」と言い残し命を落とす。エレンが殺されそうになったとき、今までの巨人とは表皮が異なる鎧の様な巨人が突如現れる。その際、頭上から落ちてきた瓦礫によって中央政府は全滅。ハンジ達外壁作業員の面々は生き残るがエレンは鎧の巨人が連れ去る。
映画 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドのネタバレあらすじ4
その間、残った面々は門前地区にあった不発弾を使って壁を修復する計画を決行する為車で移動した。同じ頃、意識を失っていたエレンが目覚めるとそこは不思議な“白く清潔な部屋”。部屋の片隅にはジュークボックス(レコード自動再生機)が置いてあり、そこから流れる音楽は「ジ エンド オブ ワールド」その曲の歌詞には不思議な意味がこめられていた。ひとつは〔鳥たちは何故歌い続けるのか?世界の終わりだと言うのに〕もうひとつは〔知っているからだ 壁が世界の果てではないと〕と・・・。そこに、シャンパンを持ったシキシマが現れて自身がエレンを助け出したこと、“白い部屋”は政府の役人が見張る為に使われていた部屋ということ、そして過去の映像フィルムが流れ今まであった世界のからくりを説明する。
映画 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドのネタバレあらすじ5
そして、シキシマはエレンに衝撃の事実を告げる。「巨人の正体は人間が作り出した“人間”だ」と。
そして、「かつてここは大都市だった。巨人は兵器として作り出され、やがて爆発的に感染拡大。巨人になれなかった者は壁の中に籠り、ごく僅かな支配者と支配される者に分かれた。今回の超大型巨人の出現は政府による自作自演。人間が外の世界へと興味を抱かない為に、人類に巨人の恐怖を植え付けることが目的なんだ。」と。政府の支配を破壊して革命を起こすのがシキシマの狙いであったことにはエレンも賛同はした。しかし、そのやり方(革命達成の為なら現在の人類の犠牲を厭わない)には賛同できない為シキシマ率いる調査兵団と外壁修復団が真っ向から対立。
映画 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドのネタバレあらすじ6
そんな中〔-慈愛深き豪傑-〕とされているサンナギに「先に行け」とエレンたちは促される。そのサンナギは調査兵団の銃弾を受けながらも壊れた時計塔を馬鹿力で引っ張りシキシマ達を巻き込みつつ崩壊させ、命を落とす。危機を脱出したのもつかの間、エレン達が乗る装甲車に倒したはずのシキシマが現れ響き渡る声で周囲を震撼させる。「心臓を捧げるとはどういうことかを教えてやろう」とそして、自分の心臓に剣を突き刺したシキシマは巨人に変身。エレンを連れ去った鎧の巨人の正体はシキシマだった。
映画 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドのネタバレあらすじ7
エレンもそんなシキシマの姿を見て、巨人化し鎧の巨人との巨人同士の格闘線の後、劣勢に追い込まれながらも撃破に成功する。シキシマを撃破したエレン達は、当初の目的だった「壁の穴を塞ぐ」という作戦を実行しようとして巨人化したエレンに手伝って貰いながら不発弾を壁の穴に差し込み爆弾をセットする。そして巨人化を解いたエレンと仲間達の前には予期せぬ人物の姿があった。それは、瓦礫に埋もれて死んだはずのクバル。そして、クバルは取引を持ちかける。それは・・・「よくここまで頑張りました。諸君らを英雄として内地に住むよう優遇しましょう。かわりに君たちの巨人のお友達であるエレンを引き渡しなさい」と。そんな傲慢な一言にエレンの親友であるアルミンが「エレンを売れるか!」とクバルに向かって銃を連射する。
映画 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドのネタバレあらすじ8
そんな攻撃をものともせず、クバルはエレン達に問いかける。「お前達は何が欲しいんだ?」と。その言葉を聞いた彼らはなんともいえない顔で居たが、彼らを代表してエレンが「この世界の真実が知りたいんだ!」とクバルに向かって叫ぶ。そして、「俺は天国の奴隷より、地獄を選ぶ!」とも。そして、サシャが弓を用いてクバルの喉を射るとクバルが巨人化。クバルの正体は町を襲った超大型巨人そのものだった。立体軌道装置を駆使して巨人に挑むエレン、ミカサ、ジャンの三人だったが超大型の攻撃を避け切れずジャンが命を落とす。そんな中、ハンジも援護に勤めるが超大型巨人を仕留める事は困難で、次第にエレン達は窮地に追い込まれて行く。
映画 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドの結末
もうだめだと誰もが思った瞬間、エレンが倒したはずのシキシマが登場しエレンを庇って一言言い残す。それは、〔お前はお前の未来を生きろ〕というものだった。そして、不発弾を超大型巨人の口へ押し込む。シキシマとクバルは相打ちに終わり、不発弾の爆発の衝撃で当初の目的だった壁の穴が塞がる。壁が崩れる中、エレンとミカサは手を取り合う。 そして、壁の上から眺める外の世界は過去に存在していたはずの世界の廃墟と美しい夕日に広大な海が広がっていた。
映画 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドのラストシーン
そして、エンドロールが終わった後、ジュークボックスから放たれた謎の“機会音声”。支配者らしきもの達の会話があった。それは〔「驚いたな 実験区から2体逃げ出したな」〕というものと〔「想像通りにいかないからおもしろいんだよ」〕という二人の会話だったという。その音声というのはエレンが出て行くのを監視していた中央政府の者たちの声であり、クバルもその一人で体制そのものは存在しているという感じだ。
この映画の感想を投稿する