映画「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドラえもん のび太のワンニャン時空伝の紹介：2004年日本映画。のび太は川で助けた小さな子犬をペットとしてママに内緒で飼い始めます。「イチ」と名前を付けてとても仲良しになります。のび太は人間の都合で捨てられてしまった犬や猫たちを連れ、3億年前の世界へと向かいます。ドラえもんの秘密道具、進化・退化光線銃を使い、イチを進化させ、動物の国のリーダーにします。自分たちの時代へ帰っていたのび太たちが戻ってくるのを、のび太の思い出のつまったけん玉を大切にしながらイチはいつまでも待っているのですが、時空の乱れでのび太たちはイチのいる時代へと戻ることができなくなってしまいます。
監督：芝山努 出演者（声優）：ドラえもん（大山のぶ代）・のび太（小原乃梨子）・しずか（野村道子）・ジャイアン（たてかべ和也）・スネ夫（肝付兼太）・イチとハチ（林原めぐみ）
この解説記事には映画「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ジャイアン達と野球をしていたのび太は川に落ちてしまったボールを探していました。のび太を残し帰ってしまうジャイアンとスネ夫。のび太は川に流されている子犬を見つけ助けます。ペットが欲しいのび太はママに内緒で子犬を飼い始めます。「イチ」という名前を付けて、ドラえもんの協力を得てこっそりイチとの生活を始めるのでした。雨の夜、のび太の家のそばで鳴いていた捨て猫もペットとして仲間入りします。猫はずぶ濡れだったので「ズブ」と名付けられます。人間が捨ててしまった犬や猫がたくさんいることを悲しむのび太は捨て犬・捨て猫たちが暮らせる場所をつくろうと3億年前の日本へとタイムマシーンで向かいます。ジャイアン、スネ夫、しずかとたくさんの動物たちを連れて動物の王国を作ろうとします。
ドラえもんの秘密道具「進化・退化光線銃」を使ってイチを進化させると、イチはあっという間にごはんを作る機械の操縦を覚えてしまいます。のび太が大切にしていたおばあちゃんのけん玉もマスターして、動物王国のリーダーになることをのび太と約束します。「また明日、必ずくるからね」と約束をしてのび太たちは元の時代へと帰っていきました。イチはけん玉をもってのび太たちが戻ってくるのをずっと待っているのでした。次の日、約束通りのび太たちは3億年前に向かいますが、時空のねじれゾーンに巻き込まれてしまい、3億年より1000年後の世界へと飛ばされてしまいます。タイムマシーンが壊れてイチ達のいる時代には行けなくなってしまいました。
1000年後の動物たちの国はイチ達の子孫によりとても進化した文化を築き、ワンニャン国という王国になっていました。ドラえもんたちはタイムマシーンの部品を探すためそれぞれ犬と猫に変装し、ワンニャン国を訪れます。そこでイチにそっくりな犬「ハチ」とその仲間たちと出会い、ドラえもんはシャミーという歌の上手な猫に一目ぼれします。ハチたちの親が行方不明になっていると聞き、ほっておけないのび太たちは一緒に怪しげな猫族の「ネコジャラ」が経営する「ネコジャーランド」という遊園地に探しに行くことになります。しかし、その時ワンニャン国のある地球には巨大な隕石が衝突しようとしていたのです。隕石が衝突しようとしている地球から逃げるための「時の箱舟」と呼ばれるタイムマシーンの開発に研究者であるハチたちの親はさらわれていることがわかり、のび太たちは助け出します。実はハチは捨て子であったことがわかり、記憶喪失でもありました。
隕石が落下し始めたワンニャン国。時の箱船のエネルギーである「ノラジウム」という鉱石がネコジャラのせいでなくなってしまいます。騒動の中、溺れてしまったハチはのび太に助けられ記憶を取り戻し、自分がイチであることやノラジウムの隠し場所を思い出しました。イチはのび太に会いたくて3億年前にタイムマシーンを発明し、のび太たちの時代に向かう途中、ねじれゾーンからこの時代へと飛ばされてしまったのです。箱舟を奪おうとしていたネコジャラはシャミーを人質にとり、ドラえもんと戦います。実はネコジャラは「ズブ」の子孫にあたり、人間への恨みから時の箱舟で人間の世界を支配しようと考えていたのです。ネコジャラの計画はのび太たちの活躍でつぶれ、無事にワンニャン王国の犬猫たちはノラジウムを使って時の箱舟で逃げることができました。イチはずっとのび太との約束を信じ待っていたことを伝え、またこの時代の犬猫たちと暮していくことを約束します。
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