映画ドラえもん のび太の人魚大海戦の紹介:2010年日本映画。国民的マンガ『ドラえもん』の映画シリーズ第30作(第2期第5作)にして連載開始40周年・映画化30周年記念作です。本作は原作のエピソードのひとつ『深夜の町は海の底』を基にしており、ひみつ道具の影響でやってきた人魚族の姫と出会ったドラえもんと仲間たちが宇宙支配を目論む悪の怪魚族との戦いに挑んでいきます。
監督:楠葉宏三 声の出演:水田わさび(ドラえもん)、大原めぐみ(のび太)、かかずゆみ(しずか)、木村昴(ジャイアン)、関智一(スネ夫)、千秋(ドラミ)、三石琴乃(のび太の母)、松本保典(のび太の父)、萩野志保子(出木杉)、田中理恵(ソフィア)、飯塚雅弓(ハリ坊)、温水洋一(メジーナ博士)、さかなクン(サッカーナ)、真矢みき(オンディーヌ)、ケンドーコバヤシ(トラギス)、山野史人(ブイキン)ほか
映画「ドラえもん のび太の人魚大海戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太の人魚大海戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドラえもん のび太の人魚大海戦の予告編 動画
映画「ドラえもん のび太の人魚大海戦」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太の人魚大海戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画ドラえもん のび太の人魚大海戦のネタバレあらすじ:起
宇宙の彼方のとある惑星。この星の海は地球と同じように多種多様な魚や生物が生息していたのですが、突然宇宙のの彼方からやってきた“怪魚族”の宇宙戦艦に攻撃されました。部下からこの星には目当てのものが見つからなかったとの報告を受けた怪魚族の王・ブイキン(山野史人)は、次の標的を遥か遠く離れた「地球」に定めました…。
その頃、地球のいつもの空き地では、スネ夫(関智一)がのび太(大原めぐみ)・しずか(かかずゆみ)・ジャイアン(木村昴)にパラオの海でスキューバダイビングをしてきた自慢話をしていました。いつものように羨ましがったのび太はドラえもん(水田わさび)に泣きつき、ひみつ道具“架空水面シミュレーターポンプ”を出してもらいまいた。
この道具は街中に架空水を出し、専用ゴーグル“架空水体感メガネ”をつけた人だけが架空水によって生み出された仮想空間を味わうことができるというもので、ドラえもんたちは街を仮想の海に変えると“おざしきつり堀”と“架空海水まきぞえガス”で太平洋の海から魚たちを大量に呼び寄せました。
のび太は早速本物の海さながらの仮想空間で思う存分ダイビングを楽しんでいましたが、架空水体感メガネのない一般の人々は街中を泳ぐ魚たちにパニックとなり、ドラえもんとのび太は急遽ダイビングを中断して魚たちを海に戻しました。
映画ドラえもん のび太の人魚大海戦のネタバレあらすじ:承
翌日、のび太の家の庭に見知らぬ少女が倒れていました。のび太は彼女を介抱し、元気を取り戻した少女はソフィア(田中理恵)と名乗りました。のび太は早速しずか・ジャイアン・スネ夫にもソフィアを紹介、街中を案内するなどして友好を深めましたが、ソフィアは突然水が欲しいと言って倒れてしまいました。
ソフィアは風呂に入ると元気を取り戻したのですが、しずかはその間にソフィアの服を洗濯しようとしたところ、ベルトのボタンを押すと足が尾ひれに変わり人魚に変身できることを知りました。
ソフィアの正体は5000年前に地球から遥か離れた“アクア星”という惑星から地球に移住してきた“人魚族”の姫であり、どうやら架空海水まきぞえガスのせいで架空水の仮想空間に迷い込んでしまったようなのです。人魚族は海の底に街を築き上げ、ソフィアはそこにある宮殿に暮らしているということで、ドラえもんたちはソフィアを海底の宮殿まで送り届けてあげることにしました。
ドラえもんたちは“フエルミラー”でソフィアの服をコピー、“テキオー灯”で海中でも呼吸ができるようにすると全員人魚の姿で旅立ちました。旅の途中、しずかはソフィアのつけているティアラを気に入り、ソフィアは少しだけの間しずかに貸してあげることにしました。
一方その頃、地球に飛来したブイキンはこの惑星に人魚族が暮らしていることを確認していました。ブイキンの目的は人魚族の宝である伝説の“人魚の剣”であり、既にブイキンの祖先が人魚族から奪い取っていた“鎧”と合わせれば全宇宙をも支配できる力を手にできるというものでした。
映画ドラえもん のび太の人魚大海戦のネタバレあらすじ:転
ドラえもんたちは宮殿目指して旅を続けていたところ、突然現れた巨大なウツボに襲われました。あわやというその時、人魚族の近衛隊長にしてソフィアの忠臣・ハリ坊(飯塚雅弓)が近衛兵たちを率いてウツボを撃退しました。
ところが、ドラえもん・のび太・スネ夫・ジャイアンはソフィアを誘拐したとの疑いをかけられて逮捕されてしまい、はぐれてしまったしずかはその場に現れたブイキン一味にさらわれてしまいました。しずかは頭のティアラからソフィアに間違われてしまったのです。
宮殿に連行されたドラえもんたちは巨大サメの泳ぐプールに入れられて処刑されそうになりましたが、ソフィアのとりなしで誤解を解いてもらいました。しかし、しずかがいないことに気付いたドラえもんたちはジャイアンとスネ夫がハリ坊を連れてしずかを探しに向かうことにし、ドラえもんとのび太はソフィアの案内で人魚族の女王オンディーヌ(真矢みき)と面会しました。一方、ジャイアンたちは結局しずかを見つけることができず、現場には怪魚族の武器が残されていました…。
…5000年前、人魚族と怪魚族はアクア星で平和に共存していました。ところが、欲に目が眩んだ怪魚族はアクア星の資源を食い物にしたあげく星を汚染して滅ぼし、人魚族は新天地を求めて地球に落ち延びたのです…。
やがてドラえもんを心配してきた妹・ドラミ(千秋)が一行に合流してきました。ドラミはドラえもんが置いて行ったスペアポケットから居場所を突き止めたのです。
映画ドラえもん のび太の人魚大海戦の結末
ブイキンは宮殿にメッセージを送り、しずかを返してほしければ人魚の剣を持ってくるよう要求してきました。ドラえもんたちは一計を案じて怪魚族に偽物の剣を渡し、まんまとしずかを取り戻すことに成功しました。ところが、剣が偽物だと気付いた怪魚族は人魚族の町々に攻撃を開始、ドラえもんたちはソフィアと共に戦いに加わりました。
怪魚族の圧倒的な戦力の前に人魚族が苦戦を強いられるなか、ソフィアは人魚の神に祈り、人魚の剣を手に入れました。ところが人魚の剣はブイキンに奪われてしまい、ドラえもんたちは窮地に陥ってしまいます。しかし、ドラえもんは架空水面シミュレーターポンプがまだ起動中であることに目をつけ、全員で架空水体感メガネを着けるとブイキンに架空水まきぞえガスを吹きかけて孤島に誘き寄せました。
架空水の見えないブイキンは必死でドラえもんたちを攻撃しようとしますが全く効かず、待機していたドラミがポンプの緊急解除スイッチを押すとブイキンは架空水共々ポンプの中に吸い込まれていきました。ソフィアが人魚の剣に手を触れると海は元の輝きを取り戻し、怪魚族は全員逮捕されました。
ドラえもんたちは人魚族から英雄として出迎えられましたが、しずかが無断外泊を家族に咎められるのではと心配したことから、ドラえもんたちはタイムマシンで自分たちが出発した時間へ戻っていきました。
以上、映画「ドラえもん のび太の人魚大海戦」のあらすじと結末でした。
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