ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)の紹介:2013年日本映画。映画新ドラえもんシリーズの劇場版8作目の作品です。ドラえもんが何者かに大切な鈴を盗まれたことから物語は始まります。いつもの映画の絵柄より可愛く仕上がっており細かく笑える場所を作っている作品です。重厚さや深いメッセージ性はない作品ですが、ドラえもんの持っている秘密道具の原点や色鮮やかな楽しい道具がたくさん出てくるので、見ていてとても楽しい作品です。のび太とドラえもんの微笑ましいエピソードもあり、心も温まります。
監督: 寺本幸代 声の出演者: 水田わさび(ドラえもん)、大原めぐみ(のび太)、しずか(かかずゆみ)、木村昴(ジャイアン)、関智一(スネ夫)、千秋(ドラミ)、クルト(三瓶由紀子)ほか
映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドラえもん のび太のひみつ道具博物館の予告編 動画
映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)のネタバレあらすじ:鈴が盗まれた!
のび太達は最近話題の探偵物語に夢中になっていました。怪盗ルパンを追いかける探偵に憧れるのび太は、コスプレをしてその気になりますが、再現性が安っぽく、みんなに笑われます。
そんな中、ドラえもんの首にかかっている鈴が就寝中に盗まれてしまいます。ドラえもんは大慌てでのび太やドラミに助けを求めます。ドラえもんの鈴は未来で量産されている、なんてことはない鈴で、どうして鈴にそんなにこだわるのかドラミは首を傾げます。
ドラえもんの秘密道具で盗んだ人物がどこにいるのか探すと、盗んだ名前に「怪盗デラックス」と出ます。そしてその人物はドラミたちの住む「秘密道具博物館」であると出ます。
ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)のネタバレあらすじ:秘密道具博物館
ドラミは兄のために秘密道具博物館のチケットを用意します。そこへ鈴を見つけるためにドラえもん、のび太、しずかちゃん、スネ夫、ジャイアンが乗り込みます。タイムマシンのミュージアムへの乗り物に乗った一行は秘密道具博物館に着くと、クルトというガイドと出会います。
クルトはおっちょこちょいのガイドでしたが、ミュージアムの楽しいところを一生懸命紹介します。ドラえもんがいつも出してくれている道具の初期型などが展示されていました。ドラえもんたちはミュージアムを楽しむ中、ドラえもんの鈴も探しますが見つかりません。
そんな時、数々のミュージアムの展示物が「怪盗デラックス」に盗まれている事実を知ります。鈴を探しているうちに手違いでスネ夫とジャイアンは小さい体になってしまいます。
ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)のネタバレあらすじ:ペプラー博士
ミュージアムに来ている間はのび太達は、しばらくクルトの家に一行は滞在することになります。
クルトの祖父・ハルトマン博士は有名な発明家でした。道具の材料となる万能石を開発するためにミュージアムで相棒のペプラー博士と研究をしていましたが、ペプラー博士のミスでダメになってしまったことがありました。
それ以来ペプラー博士は追われる身となってしまい、姿を消してしまったと言います。しかし実はクルトも発明家の卵として勉強しており、その師匠がペプラー博士で、ミュージアムの隠された場所でペプラー博士と会っていたのでした。
ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)のネタバレあらすじ:怪盗デラックスの正体
次の日ミュージアムに行くと、怪盗デラックスが現れ数々の秘密道具を盗みに来ていました。怪盗デラックスの盗んだ道具にはある共通性があり、それは同じ日にミュージアムの修理に出していたことでした。そしてドラえもんも、鈴の修理を同じ日に出していたことを思い出します。
逃げる怪盗デラックスをのび太達は追いかけます。スネ夫とジャイアンは体が小さくなった時に、あやしい行動をしているミュージアムの館長を見かけたため、怪盗デラックスは館長であると考えます。
クルトものび太達と行動を共にしますが、その際、クルトのペットであるスライムのポポンがクルトに懐いていないことを、のび太は不思議に思います。そのことでのび太は怪盗デラックスの正体がクルトだと見破ります。のび太達と行動を共にしていたクルトは、コピーロボットでした。
ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)のネタバレあらすじ:ミュージアムの危機
怪盗デラックスの正体はクルトで、ペプラー博士の名誉を取り戻すために盗みを働いていました。実はペプラー博士はミュージアムで捕まりそうになった時に、万能石の作り方を書いたチップをミュージアムの修理工場にあった道具に細かくして隠していたのでした。
そのチップを回収すればペプラー博士の名誉が回復されると思って、チップの入っている道具を盗んでいました。クルトは逃げて道具をペプラー博士に渡します。ペプラー博士はそれで万能石を作り出しますが、ペプラー博士が万能石のレシピと思っていたチップの中身は、この世にある万能石を全部消してしまうものでした。
万能石を材料にしている秘密道具は全て消えてしまい、その上ミュージアムは誤作動を起こし、太陽系のモデルとして使っていた小さい太陽が膨らみ、ミュージアムを飲み込もうとしてしまいます。しかも万能石によって繋がれていた凶暴なロボットも動き出してしまいます。
ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)の結末:ミュージアムを救おう
のび太達は万能石を材料としていない秘密道具を使ってミュージアムを救おうと奮闘します。弱気になっているクルトをのび太は元気づけ、一緒にミュージアムを救うために戦います。
のび太達とクルト、ハルトマン博士の奮闘によりミュージアムは守られ、秘密道具も元に戻ります。ペプラー博士は反省しますが、騒ぎを起こしたことでまたお尋ね者になります。しかし博士はめげずにまたミュージアムの中でひっそりと研究を続けると言います。
騒動の最中、またドラえもんの鈴がなくなってしまいますが、それをのび太がみつけます。のび太はなぜドラえもんがこの鈴にこだわったのかを思い出したのでした。それはドラえもんと初めて会って、空き地で一緒に体を強くするために訓練した時に、やはり同じように鈴をなくしたのを、のび太が一生懸命に探した鈴だったのでした。
のび太は自分との思い出のためにドラえもんが鈴を大事に思っていたことを知り嬉しくなります。鈴を盗んだことを謝ったクルトは、またガイドとして働くことになります。スネ夫達が怪しんだ館長はただ、へそくりを隠していただけでした。のび太達は自分達の時代に戻っていきます。
以上、「映画 ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)」のあらすじと結末でした。
壮大な感動路線ではなくて、テレビ版のドラえもんのようにリラックスして楽しめる作品です。絵もテレビ版に近いです。
色々なひみつ道具が出てくるのでワクワクして楽しいです。
ドラえもんの鈴の秘密を知ってからはますますドラえもんが大好きになりました。