エイトレンジャーの紹介:2012年日本映画。2035年、近未来の日本では経済が衰退し、治安は悪化、超少子高齢化社会となっていました。そんな中、ヒーロー協会にスカウトされた横峯は頼りない他のメンバーと一緒に正義の味方として悪に立ち向かうことになります。関ジャニ∞総出演で、悪役にベッキーさん、東山紀之さんが演じています。
監督:堤幸彦 出演:横山裕(横山誠/ブラック)、渋谷すばる(渋沢薫/レッド)、村上信五(村岡雄貴/ナス)、丸山隆平(丸之内正悟/オレンジ)、安田章大(安原俊/ブルー)、錦戸亮(錦野徹朗/イエロー)、大倉忠義(大川良介/グリーン)、ベッキー(鬼頭桃子)、ほか
映画「エイトレンジャー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エイトレンジャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「エイトレンジャー」解説
この解説記事には映画「エイトレンジャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エイトレンジャーのネタバレあらすじ:起
2035年、近未来の日本では経済は衰退し、治安は悪化、超少子高齢化社会となっていました。また学力差から学力のない子供達は人身売買などで売られていくなど自分の身は自分で守らなければ生きていくことが困難な世の中になっていました。そんな中、地方都市・八萬市(エイトシティー)に住む横峯は借金取りに追われているところをヒーロー協会の三枝に助けられ、借金の肩代わりにヒーローとしてスカウトをされます。このヒーロー協会は八萬市の治安を守るために設立された自衛団で、横峯の他にそれぞれ問題を抱えた6人が揃っており、横峯はこの6人のリーダーを任されることになりました。
エイトレンジャーのネタバレあらすじ:承
横峯は黒のヒーロースーツを支給されました。スーツが覚醒したとき力を出すことができると言われた横峯は他のメンバーと覚醒に励みますが力を出すことができません。そもそもメンバーはアルコール依存症やネット依存症などそれぞれに借金を抱えており、お金のためにヒーローをしていたため、人助けなど興味がありません。一方八萬市の警察に鬼頭桃子が配属されてきましたが、警察ももはや機能しているとはいえず、鬼頭もあきれる始末です。しかしこの鬼頭は20年前の事件をひそかに調べているようでした。そんな中、横峯は人身売買で売られていく子供を見て助けられないことにヒーローであることへの疑問を感じます。人身売買や誘拐などを行う最大のテロリスト集団「ダーク・クルセイド」を倒すため、先輩ヒーローであるシルバーにスーツの使いこなしなど教えを乞いますが、断られてしまいます。シルバーを尾行し、素顔を知った丸之内・安原・大川・錦野の4人はバラされたくなければ教えるようシルバーに言います。
エイトレンジャーのネタバレあらすじ:転
シルバーから教えを受けてもやはりスーツを使いこなせず、丸之内・安原・大川・錦野の4人はヒーロー協会に見切りをつけ、高額支給の仕事に就こうと東京に行こうとします。しかしそこは「ダーク・クルセイド」の手下達が行っていたものであり、履歴書でエイトレンジャーの文字をみた手下達は丸之内達を拉致します。拉致されたことを知ったシルバーと横峯・村岡・渋川が助けに行ったところ、本当に人を助けたいと思った時だけスーツが発動することを知ります。拉致された4人を助けた後、横峯はむなしさを感じ、ヒーロー協会に辞表を提出します。辞表を提出された三枝から横峯とシルバーの秘密を打ち明けられます。横峯の父親は20年前に失踪したシルバーであること、20年前の殺人事件でとある母親が亡くなったことをきっかけに警察を辞め、ヒーロー協会を立ち上げたことでした。そんな中、ダーク・クルセイドのリーダー・Mr.ダークが警察を襲い、ヒーロー協会に1時間以内にシルバーと横峯が来なければ、石油コンビナートを爆発すると宣告してきます。横峯とシルバー、そしてその他エイトレンジャーは急ぎ警察署に向かいます。
エイトレンジャーの結末
Mr.ダークの正体は鬼頭桃子でした。彼女は20年前に母親を冤罪で警察に殺され、シルバーが警察に母親を売ったと思っていました。しかし実際のところ、シルバーは母親が冤罪であることを知り、真実を警察に話そうと引き渡したところ逆に警察が母親を犯人に仕立て上げ、母親は亡くなってしまったのでした。鬼頭はシルバーの息子が横峯であることを知り、目の前で殺してやろうとしていました。横峯が鬼頭に打たれそうになったところをシルバーが身代わりとなって死んでしまい、鬼頭は逮捕されます。20年前の殺人事件の真相ですが、真犯人は警察庁長官の息子である東浦一幸で、もみ消しのために鬼頭の母親に冤罪の罪を着せたのでした。一幸はその後ダーク・クルセイドの総統となり、父親への復讐を誓ったのでした。一連の事件も解決し、横峯は鬼頭に面会にいきます。シルバーに共通した者同士で話をするためでした。その後エイトレンジャーの面々は私用でスーツを使おうとするのですが、私用では使えないことを知るのでした。
関ジャニ∞がステージで演じていた「エイトレンジャー」を元ネタにしてますが、映画用にキャラクター設定をかなり変えています。そこは別物と割り切れれば楽しく見れます。
お馬鹿で自分勝手なレンジャーたちが、様々な事件をきっかけに人間的に成長し、ヒーローとして自覚し団結していくのは見てて熱くなります。
また、ベッキーの役が冷徹で美しく、こんな演技ができるのかとびっくりしました。