HiGH&LOW THE WORSTの紹介:2019年日本映画。EXILEのリーダーHIROが総合プロデュースを手掛けるクロスオーバー・バトルアクションシリーズ『HiGH&LOW』の劇場版第6作は高橋ヒロシ原作の大ヒット不良漫画『WORST』とのまさかのコラボレーションとなりました。本作では高橋ヒロシ自ら自身初となる映画脚本を手がけ、『HiGH&LOW』の舞台である“S.W.O.R.D.地区”の一角である鬼邪高校と『WORST』の一角である鳳仙学園の大激突を豪華キャストで描きあげます。
監督:久保茂昭 出演者:川村壱馬(花岡楓士雄)、志尊淳(上田佐智雄)、山田裕貴(村山良樹)、前田公輝(轟洋介)、吉野北人(高城司)、佐藤流司(西川泰志)、神尾楓珠(中越大)、福山康平(ジャム男)、龍(芝マン)、鈴木昂秀(辻)、うえきやサトシ(横山清史)、中島健(中岡昌平)、塩野瑛久(小田島有剣)、葵揚(沢村正次)、小柳心(仁川英明)、荒井敦史(志田建三)、坂口涼太郎(サバカン)、白洲迅(桐原誠司)、中務裕太(尾々地真也)、小森隼(尾々地正也)、富田望生(石井マドカ)、矢野聖人(前川新太)、鈴木貴之(古屋英人)、一ノ瀬ワタル(関虎太郎)、清原翔(中林)、青木健(中茎)、陳内将(中園)、市川知宏(金平優斗)、落合モトキ(金平秀斗)、前田瑞貴(南)、高野光希(大橋)、箭内夢菜(上田唯)、佐藤大樹(チハル)、佐藤寛太(テッツ)、塚本高史(パルコ(春山孝一))、小沢仁志(関雅虎)ほか
映画「HiGH&LOW THE WORST」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「HiGH&LOW THE WORST」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
HiGH&LOW THE WORSTの予告編 動画
映画「HiGH&LOW THE WORST」解説
この解説記事には映画「HiGH&LOW THE WORST」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
HiGH&LOW THE WORSTのネタバレあらすじ:起
5大勢力がしのぎを削り合う巨大都市“S.W.O.R.D.地区”。その5大勢力の一角を担い“漆黒の凶悪高校”として恐れられる“鬼邪高校”のある地域の駅に、S.W.O.R.D.地区に隣接する戸亜留市の名門不良高校“鳳仙学園”のトップ・上田佐智雄(志尊淳)がスキンヘッド軍団を率いて降り立ちました。鳳仙学園には幹部以外はスキンヘッドにするという鉄の掟があるのです。
その頃、全日制と定時制に分かれる鬼邪高校では定時制のトップ・村山良樹(山田裕貴)が学校を仕切っており、不満を抱く全日制のトップ・轟洋介(前田公輝)は村山にタイマン勝負を挑むも惨敗に終わりました。
全日制は今や轟率いる“轟一派”、高城司(吉野北人)率いる“司一派”、西川泰志(佐藤流司)と横山清史(うえきやサトシ)率いる“泰・清一派”、中越大(神尾楓珠)と中岡昌平(中島健)率いる“中・中一派”に分かれ、覇権争いが激化していました。
そんなある日、鬼邪高校全日制に、転校していた花岡楓士雄(川村壱馬)が1年ぶりに舞い戻ってきました。“絶望団地”の異名を持つS.W.O.R.D.地区の希望ヶ丘団地出身である花岡はいつか村山にタイマンを挑んで鬼邪高校のトップになるという野望を秘めており、花岡の親友である高城とジャム男(福山康平)ら司一派、花岡の中学時代の後輩である中越ら泰・清一派はあっさりと花岡側につきました。
花岡と同じ希望ヶ丘団地出身の西川と横山も彼の実力をよく知っており、今や花岡は全日制の中でも一目置かれる存在になっていきました。
HiGH&LOW THE WORSTのネタバレあらすじ:承
ある時、花岡が希望ヶ丘団地時代に世話になっていた人物が亡くなり、花岡は団地時代の仲間で有名進学校の秀徳高校に通う桐原誠司(白洲迅)と有名女子高に通う白井マドカ(富田望生)、土建屋で働く尾々地真也(中務裕太)と弟の正也(小森隼)の“オロチ兄弟”と葬儀の場で再会しました。
その際、花岡は幼馴染の前川新太(矢野聖人)が学校を辞めて悪い連中とつるんでいるという噂を耳にしました。
そんな時、S.W.O.R.D.地区でかつて出回っていた違法ドラッグ「レッドラム」が再び鬼邪高校内で出回るようになっていました。そのことを知った村山は「レッドラム」の出所を探るために動き出しました。花岡も新太が「レッドラム」の売人をやっていることを知り、オロチ兄弟らと共に動き出しました。
一方、鳳仙学園でもマドカの後輩である上田の妹・唯(箭内夢菜)が怪しげなグループから「レッドラム」を打たれたことから、上田と幹部の“鳳仙四天王”(通称“小沢仁志”)の小田島有剣(塩野瑛久)、沢村正次(葵揚)、仁川英明(小柳心)、志田健三(荒井敦史)たちも「レッドラム」の出所を探り始めました。しかし、村山・花岡・上田らは依然として足取りを掴めないままでした。
そんな矢先、鬼邪高校の西川が鳳仙学園の学ランを着たスキンヘッドの一団に襲撃され、一方の鳳仙学園側でも沢村と幹部のサバカン(坂口涼太郎)が鬼邪高校を名乗る一団に襲撃されました。
この事件が発端となり、鬼邪高校全日制と鳳仙学園は互いのナワバリが「レッドラム」によって汚されていることもあって、遂に全面抗争へと突入しました。
HiGH&LOW THE WORSTのネタバレあらすじ:転
過去に一度だけ面識のある花岡と上田は、まさかの展開に驚きながらも、抗争は個々の能力頼みの鬼邪高校と組織力の鳳仙学園による一進一退の攻防へと突き進んでいきました。鳳仙学園が押し気味になっていたところ、両者の抗争に村山率いる鬼邪高校定時制とサバカンが割って入りました。
鬼邪高校全日制と鳳仙学園の抗争を停戦させるために来たという村山の口から発せられたのは、この抗争は「レッドラム」の密売グループ“牙斗螺(きどら)”が、商売の邪魔になる鬼邪高校と鳳仙学園の両方を潰すために画策したものだということでした。鬼邪高校と鳳仙学園それぞれを襲撃したのも牙斗螺の仕業だったのです。
牙斗螺は希望ヶ丘団地を拠点に暗躍しており、中心人物の金平優斗(市川知宏)と弟の秀斗(落合モトキ)は過去に村山と因縁があったのです。牙斗螺の一員となっていた新太は鬼邪高校は必ず牙斗螺に報復してくると金平兄弟に進言しますが、聞き入れられず制裁を加えられてしまいます。
その頃、秀徳高校では花岡ら仲間をバカにされた桐原が暴力沙汰を起こしていました。学校一の秀才であることから厳重注意で済んだ桐原でしたが、教師たちが鬼邪高校の不良たちをクズやゴミ呼ばわりしたことに憤慨した桐原は「俺の仲間にクズもゴミもいない!」と本心を露わにしました。
HiGH&LOW THE WORSTの結末
花岡は新太が牙斗螺に入ったのは末期ガンの母の治療費を稼ぐためだったことを知り、新太を助けに単身で団地に乗り込もうとしました。そんな花岡に轟らも駆け付け、鬼邪高校全日制はひとつにまとまって団地に乗り込みました。オロチ兄弟もまた新太を救うために動き出しました。
鬼邪高校全日制は同じく仲間の敵討ちのために立ち上がった鳳仙学園と共闘、史上最強の連合軍として牙斗螺に闘いを挑みました。更には村山率いる定時制やオロチ兄弟も連合軍に加勢、花岡は金を持って逃げようとした新太を説得して助け出すことに成功しました。
「レッドラム」の一件は収まり、鬼邪高校と鳳仙学園は正式な友好関係となりました。花岡は上田ですらも倒せなかった男がいるという、鳳仙学園の最大のライバルである鈴蘭男子高校の偵察に訪れていました。花岡は上田とタイマン勝負に臨みますが敗れ、上田打倒の夢は果たせぬままとなりました。
一方、村山は仲間の古屋英人(鈴木貴之)や関虎太郎(一ノ瀬ワタル)と共に鬼邪高校を退学、新たな夢に向かってS.W.O.R.D.地区を去っていきました。
以上、映画「HiGH&LOW THE WORST」のあらすじと結末でした。
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