マーダー・ライド・ショーの紹介:2003年アメリカ映画。田舎へやって来た4人の若者が、殺人鬼を紹介する奇妙な博物館に足を踏み入れた。4人はドクター・サタンという男に興味を持ち調べ始める。しかしそれがきっかけで、虐殺の限りを尽くす恐怖の殺人鬼一家に捕まってしまう。4人は果たして生還出来るのか。あまりに過激な内容のためなかなか封切りされなかった衝撃のパニックホラー。
監督:ロブ・ゾンビ 出演者:シド・ヘイグ(キャプテン・スポールディング)、ビル・モーズリー(オーティス・ドリフトウッド)、シェリ・ムーン(ベイビー・ファイアフライ)、クリス・ハードウィック(ジェリー・ゴールドスミス)、エリン・ダニエルズ(デニース・ウィリス)、ジェニファー・ジョスティン(メリー・ノウルズ)、レイン・ウィルソン(ビル・ハードレイ)ほか
映画「マーダー・ライド・ショー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マーダー・ライド・ショー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「マーダー・ライド・ショー」解説
この解説記事には映画「マーダー・ライド・ショー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マーダー・ライド・ショーのネタバレあらすじ:スポールディングのバケモノ博物館
舞台は1977年10月30日、アメリカのとある田舎町。そこには奇抜なピエロメイクのキャプテン・スポールディングが経営するガソリンスタンドとミュージアム「スポールディングのバケモノ博物館」がありました。そこへ車で旅をしている4人の若者、ジェリー、デニース、メリー、ビルがやって来ます。ユニークな場所を取材し記事を書いている彼らは、悪名高い殺人鬼を紹介するバケモノ博物館に興味を持ち入場します。スポールディングがアルバート・フィッシュやエド・ゲインなど様々な殺人鬼を解説する中、ジェリーは「ドクター・サタン」という男に特別の印象を持ちました。ドクター・サタンは有能な医者でしたが、その裏で患者の脳を改造し超人を生み出す実験を行っていました。彼は絞首刑になりましたが翌朝その死体は消えており、未だに見つかっていないといいます。絞首刑に使った木が現在地の近くだと知り、スポールディングに地図を書いてもらって4人は木を探すことにしました。
マーダー・ライド・ショーのネタバレあらすじ:殺人鬼の家
車での捜索中、4人はヒッチハイクをしていたベイビー・ファイアフライという陽気な美女に出会います。彼女はドクター・サタンの木を知っているので案内すると言います。すると突然タイヤがパンクし、立ち往生する羽目に。困り果てる4人はベイビーの自宅に招待されますが、奇抜なハロウィンの装飾と奇天烈な家族に言葉を失います。半ば強引に招かれた夕食の席に、家族同然に暮らしているというオーティス・ドリフトウッドも現れました。下品で悪趣味な一家に耐えられなくなったメリーはベイビーと諍いを起こし、それをきっかけに4人は家を出て行きます。しかし門を潜る前にオーティス達に襲撃され、再び家の中に連れ戻されます。ファイアフライ家は誘い込んだ人間を虐殺する殺人鬼一家だったのです。
マーダー・ライド・ショーのネタバレあらすじ:拷問の犠牲者達
捕まった4人は凄惨な拷問を受けました。真っ先にビルが殺害され、彼の遺体は奇妙なオブジェのように加工されてしまいます。一方、デニースの父親が帰宅しない娘を心配し警察に通報します。やがて警察はめちゃくちゃに壊されたデニース達の車を発見。中を調べると、トランクに女性の惨殺体が押し込められていました。彼女も数日前にファイアフライ家に捕まり、拷問の末殺害されたのです。警察官とデニースの父親は聞き込みのため訪れたファイアフライ家で虐殺された女達を発見しますが、オーティス達に射殺されてしまいます。ハロウィンの夜が訪れ、異様な盛り上がりを見せる殺人鬼一家。オーティスは生き残っている3人にうさぎの着ぐるみを着せ、自分は剥ぎ取ったデニースの父親の皮を身につけます。父の死を悟り泣き叫ぶデニース。オーティス達は狂ったように笑いながら、3人を外に連れ出しました。
マーダー・ライド・ショーのネタバレあらすじ:恐怖の地下道
用意されていた棺桶に放り込まれたジェリーとデニースは、地下へ続く深い縦穴にロープで吊り下げられます。1人隙をついて逃げ出したメリーはベイビーに追いつかれ、ナイフでメッタ刺しにされ殺されてしまいました。デニースは気絶しているジェリーを起こそうとします。すると突然下に溜まっていた水の中から半ば腐った人間が複数現れ、ジェリーを水中に引きずり込みます。何とかその場を逃れたデニース。両側に骸骨や腐乱死体がみっしりと並ぶ地下道を通り、突き当たりのドアを開きます。その中にはおぞましい姿をしたドクター・サタンと、彼の猟奇的な改造手術を受けるジェリーの姿がありました。恐怖するデニースに突然襲いかかる斧を持った大男。来た道を逃げるデニース。男が振り下ろした斧で柱が破壊され天井部分が崩落します。男は下敷きになり、デニースは意識を失いました。
マーダー・ライド・ショーの結末:終わらない恐怖
傷だらけの体で目覚めたデニースは、上へよじ登り地上に脱出します。ふらふらと歩く彼女の元へ1台の車が近づきます。運転していたのはスポールディングでした。恐慌状態で助けを求めるデニースを車に乗せ、落ち着くようなだめるスポールディング。名医を紹介するという彼の言葉にデニースは安心して気を失います。すると後部座席からむくりと起き上がる1人の男。それはオーティスでした。スポールディングも殺人鬼一家の1人だったのです。デニースが目覚めると、そこはドクター・サタンの手術台の上でした。デニースの目が恐怖に見開かれ、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画マーダー・ライド・ショーのあらすじと結末でした。
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