禁断の女子刑務所の紹介:2010年日本映画。実在する女性をモデルに描かれた作品。惚れた男性をかばい、自ら刑務所に入った女性・清美。出所した彼女を待っていたのは、恋人の裏切りでした。塀の中で起こるいじめや派閥など、衝撃的なストーリーです。
監督:旭正嗣 出演者:くまきりあさ美 、大江朝美、 花悠子、 遠野舞子、 小春ちゃちゃ、 仁科仁美、 影野臣直、 田村耕一 、虎牙光揮、 村野武範、ほか
映画「禁断の女子刑務所」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「禁断の女子刑務所」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
禁断の女子刑務所の予告編 動画
映画「禁断の女子刑務所」解説
この解説記事には映画「禁断の女子刑務所」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
禁断の女子刑務所のネタバレあらすじ:起
九州で恋人と住んでいる清美は、彼氏が薬物を使用していることを知ります。警察に捕まらないよう彼氏を逃がした清美のもとに、すぐに警察がやってきて、自宅からは彼氏の覚せい剤が見つかります。しかし恋人の物だとは言わず、自分の物だと言い張る清美は、覚せい剤所持の容疑で捕まってしまいました。初犯とはいえ執行猶予はつかず、一年六か月を刑務所で過ごすことになった清美。
入所してからの三日間は独居で過ごし、その後は大部屋に移されて、洋裁の作業につきました。10代から非行を繰り返してきた清美の後輩が同じ刑務所におり、すぐに塀の中に馴染むことができた清美。
禁断の女子刑務所のネタバレあらすじ:承
女子刑務所の起床は6時で、男性刑務所よりも早い時間に起きなくてはいけません。入浴も毎日ではなく、色々な細かい決まりがあります。規則正しい生活を送り、黙々と作業に励む清美。休憩時間、後輩と外で談笑をしながら、刑務所のことを色々と教えてもらう清美。刑務所には同性愛者や極妻がいて、派閥やいじめもあることを聞かされます。
夜の消灯までの時間、清美は恋人に手紙を書きました。彼からの返事を待つ清美ですが、まったく返事が来ず、彼を心配する清美。先に出所する女性が彼の様子を見て伝えると、清美と約束しました。
禁断の女子刑務所のネタバレあらすじ:転
刑期を終え、出所の日に清美を迎えに来てくれた父親。父親は一緒に清美に住むようすすめますがそれを断り、清美はすぐに彼に会いに行きます。出所するときに迎えに来なかったことを責める清美ですが、彼が浮気をしていることを知りました。相手は先に出所していた女性で、彼や女性に裏切られた清美は、ショックで持っていた薬に走ってしまいます。
そして再び警察に捕まってしまった清美は、今度は三年以上塀の中で過ごすことが決まりました。病気の父親は清美に「次に出所するときは、迎えに来れないかもしれない」と話し、泣いて謝る清美。
禁断の女子刑務所の結末
再び塀の中に戻ることになった清美は、態度が悪いといじめに遭います。そしてある日、腸閉塞になり、医療刑務所に運ばれた清美は緊急手術を受けました。そこで昔の刑務所仲間の女性と出会った清美は、余命短い女性を連れて外に逃げ出します。
しかし遠くまで逃げる前に亡くなってしまった女性。逃亡罪で再び警察に捕まった清美は、刑期が長くなります。しかし「後悔はしていない」と断言する清美。刑務所に戻った清美は、これまで通り毎日作業をこなし規則正しい生活を送り、出所の時を待ちます。
いつしか「懲役花子」と呼ばれるようになっていた清子のモデルとなった女性は、八度目の懲役刑に服しており(平成21年現在)、人生の三分の一の時間を塀の中で過ごしています。
以上、映画「禁断の女子刑務所」のあらすじと結末でした。
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