4月の君、スピカ。の紹介:2019年日本映画。東京から長野の進学校に転校した星が、授業について行けず試験で酷い点数をとっていました。友達も出来ない星に初めに話しかけてきたのは泰陽。泰陽はいつも星をバカにし、口げんかしていました。やがて星を見ていると深月が話しかけてきます。そして深月と泰陽のいる天文部に入った星は憧れの深月、そして自分に告白する泰陽と楽しい日々を続けていましたが咲という転校生がやって来て、状況は一変し…という内容の杉山美和子による人気漫画の映画化作品です。
監督:大谷健太郎 出演者:福原遥(早乙女星)、佐藤大樹(宇田川泰陽)、鈴木仁(大高深月)、井桁弘恵(天川咲)、夏目かな(須藤瑠衣)、南山あずさ(鴻池鈴)、大原優乃(立花楓)酒井美紀(七瀬)、大谷亮平(購買のおじさん)ほか
映画「4月の君、スピカ。」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「4月の君、スピカ。」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
4月の君、スピカ。の予告編 動画
映画「4月の君、スピカ。」解説
この解説記事には映画「4月の君、スピカ。」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
4月の君、スピカ。のネタバレあらすじ:起
4月、東京から長野の進学校に転校してきた早乙女星(福原遥)は、勉強について行けず試験で15点をとってしまいます。この答案用紙を拾ったのが、チャラい男子の宇田川泰陽(佐藤大樹)で、名前を知られバカにされて以来、顔を合わすたびに口げんかをしていました。
いつまでたっても友達の出来ない星が、廊下で星を眺めて独り言を言っています。そんな時、大高深月(鈴木仁)が話しかけてきます。深月が天体望遠鏡を持っていたことから、屋上で星を見ることになりました。そして星を一緒に見て、深月から星の話を聞きます。名前を聞かれた星が「早乙女星」と答えると、「あの星は乙女座の星のスピカ、君の名前と同じだ、オレの一番好きな星だ」と言います。
そこへ泰陽がやって来ます。早速、星と泰陽が口げんかを始めます。深月と泰陽は幼馴染で、深月が「天文部に入るか?」と星に聞きます。星は迷わず「ウン」と言います。星の初恋でした。すぐさま3人の天文部が始まりました。星は「太陽と月と星だ」と喜びます。
翌日、星が深月と泰陽に挟まれているのを見て、同級生の女子たちが「あの二人は女子の憧れ、あの二人に挟まれている女子を初めて見た」といじられます。更にあの泰陽が、成績がトップだと聞いて驚きます。その放課後、星は泰陽に連れられ天文台へと向かいます。
4月の君、スピカ。のネタバレあらすじ:承
管理人の七瀬の説明を受け、星の観察を始めます。そして7月30日にこの高台で流星群を見ることが出来ると聞き「奇跡が見れるんだ」と星は喜びます。翌日、望遠鏡をセットしていた星は、望遠鏡に深月と泰陽と一緒に書かれている天川咲(井桁弘恵)という名前を目にします。
天川咲が気になる星が教室でボーとしていると、先生が学年で平均点が一番低いと全員を叱ります。すると同級生たちは「星が平均点を下げている」と言い始めます。泰陽が立ち上がり「オレが星に勉強を教える」と言います。勉強を教わりながら眠ってしまった星が目覚めると、泰陽がいなくなっていました。
夜になり屋上に上がると深月がいました。深月が星の手をつなぎます。星は思わず「好き」と言います。深月が「僕の事が好きなの?」と聞きます。星は「違う、星を見るのが好きと言ったの」と言うと、「それならいい、オレそんなのダメだから」と深月が言います。聞いた星はショックでその場を立ち去ります。
それを知った泰陽が星を追いかけ横に座ると、星は泣いていました。泰陽は「スピカの恋人の星はアルクツールと言って、長い年月をかけてスピカに近づく」と話します。そして星を抱きしめキスをします。驚いた星は走って帰ります。その様子を深月が見ていました。そして泰陽が「お前はオレの為にわざとにフったのか?」と言います。
4月の君、スピカ。のネタバレあらすじ:転
翌日から泰陽は聖の側にピッタリくっつき離れませんでした。この様子をスマホに取られ「星が泰陽を口説いている」と校内に拡散されました。全校朝礼で泰陽が生徒の前に立ち、「口説いていたのはオレだ、早乙女星を彼女にしたい」と告白します。突然の出来事に星は返事が出来ませんでした。この様子を見ていた深月は「お前本気なんだな、それなら応援する」と泰陽に言います。
泰陽と星が仲睦まじく帰っていると、前から咲が歩いてきます。戸惑う泰陽と星に咲は「泰陽の彼女よ!冗談」と言って立ち去ります。翌日、咲が転校してきました。咲は深月に会い「深月君にはもう迷惑はかけない」と言います。一人悩む泰陽に、咲は常に寄り添い、星を寄せ付けませんでした。
そんな星を、同級生たちが応援し始めます。星は深月に事情を聞きます。中学時代、咲は深月、泰陽と一緒に天文部にいました。泰陽が好きな咲はわざとに深月にキスしました。それを見た泰陽は走って帰りました。そして、咲とのデートをすっぽかし、雨に濡れた咲は倒れ、病院に運ばれました。思い持病のある咲は手術の為、長野を離れました。話し終った深月は「2度と同じ人を好きにならない」と言います。
そのころ、泰陽は咲に「もう終わったことだ」と言います。咲が「私は終わっていない」と言うと、「星を探しに行く」と言って泰陽が出て行こうとします。その時、咲が倒れます。入院した咲に付き添う泰陽は、咲の弟に追い出されます。それを見ていた星は泰陽に「そばにいてあげて」と言います。泰陽が引きとめると「泰陽の事はずっと好きにならない」と言って走り去ります。
4月の君、スピカ。の結末
学校では退院した咲と泰陽が楽しそうに話しています。それを辛そうに見る星を見て、深月が泰陽を呼び出します。そして「今まで、オレと泰陽が同じ人を好きになり、いつもオレが譲っていた。それで忘れられたけど、星の事は頭から離れない。」と言います。そして「星が本気でお前をフったと思っているのか、お前が咲に優しくしているのは同情だろう、7月30日にプールで勝負だ。今まではオレが負けてやっていたけど今度は本気だ」と言います。
深月は、夜、屋上で星を見る星の元へ行き、星を抱きしめ、自分の思いを話し「7月30日に泰陽と勝負して、オレが勝つ、その時はオレを選んでほしい」と言います。泰陽は咲に深月との勝負の話をします。すると咲は「星をかけるの?バカじゃない?」と言います。泰陽は「オレが好きなのはお前じゃない」と言います。咲は泰陽を平手打ちし「やっとフってくれた。本当は手術していないんだ。体が弱い方が泰陽が優しくしてくれると思って。でもこれで決心がついた」と言います。
7月30日の放課後、星はプールに向います。勝負は終わり、深月が一人でいました。星は結果を聞かず「泰陽が好きだ」と深月に伝えます。深月は「泰陽は高台に行った、早く行け。でも初めに好きになったのはオレだろう。オレは星の一番星だ」と言います。
その時、星に泰陽から「高台にいる」とメールが来ます。星は走ります。実は勝負は泰陽が勝っていました。高台に着くと泰陽が「遅いぞ!」と怒っていました。星が「勝負はいいけど、私の気持ちはどうなるの?」と聞きます。泰陽はひざまづき、愛を告げます。星は「ダサイ、長い」と言って泰陽にキスしました。
以上、映画「4月の君、スピカ。」のあらすじと結末でした。
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