映画「劇場版 きのう何食べた？」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 きのう何食べた？の紹介：2021年日本映画。同名原作やドラマで人気の作品を映画化。同性カップルという厳しい環境で生きる弁護士と美容師が難題に直面しながら少しずつ絆を深めていく話です。彼らが作り食べる数々の食事がとても美味しそうに映ります。劇場版の新キャストとして松村北斗が出演しています。
監督：中江和仁 出演：西島秀俊（筧史朗 / シロさん）、内野聖陽（矢吹賢二 / ケンジ）、山本耕史（小日向大策）、磯村勇斗（井上航）、マキタスポーツ（三宅祐）、高泉淳子（上町美江）、松村北斗（田渕剛）、田中美佐子（富永佳代子）、チャンカワイ（上町修）、奥貫薫（三宅玲子）、田山涼成（筧悟朗）、梶芽衣子（筧久栄）、ほか
この解説記事には映画「劇場版 きのう何食べた？」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
誕生日のプレゼントにと、筧史朗ことシロさん（西島秀俊）は恋人であるケンジ（内野聖陽）を京都旅行に連れてきました。大好きなシロさんと旅行が出来てケンジは大喜びです。風情のある寺を巡り、食べたかったカレーうどんを食べる、シロさんのエスコートで巡りケンジは幸せでした。
しかし、あまりにも優しいシロさんにケンジは不安を覚えてしまいます。そしてついにそれをシロさんに尋ねてしまいました。シロさんは誤解があったことを笑いながら謝りました。そして同性愛を未だ受け入れられないシロさんの母親の久栄（梶芽衣子）から、正月にはケンジを連れてこないで欲しいと言われたのです。今回はその罪滅ぼしの意味もありました。ケンジは本当の事を知り安心します。
旅行から戻ると、小日向（山本耕史）から食材を貰ってほしいと連絡が入ります。そして小日向とジルベールこと航（磯村勇斗）が大量の食材を持ち込んできました。さすがに食べきれないので、買い物仲間の佳代子（田中美佐子）も呼び出して皆で食べることにしたのです。
そこで正月にはケンジを実家に連れて帰らないと話したシロさんにジルベールが苦言を呈した事で、ケンジを拒否する実家には帰らないと決心します。
一方、ケンジは職場の若い美容師に「言いたいことはきちんと言うべき、身近な人間ならなおさらだ」という言葉や、父親が亡くなったとの知らせで帰った先で、母親からの「その人はいつまで一緒にいてくれるの？」という言葉に惑わされてしまいます。
年末になり、仕事納めになりました。帰宅したシロさんは正月は実家には帰らないとケンジに告げました。「大切な人と正月を過ごしたい。寂しい思いをさせてごめん」と謝るシロさん。ケンジは動揺しながらも喜びを見せます。二人はその後、おせちを仲良く作り、正月を迎えました。
ケンジは職場の人たちに、最近髪の毛が薄くなったと指摘され、シロさんに内緒で食事制限をしたり病院に通ったりします。そんなある日、シロさんは様子のおかしいケンジをこっそり尾行すると、ケンジが入って行ったのは病院でした。何かの病気なのか…シロさんに不安がよぎります。
そんな中、ジルベールが家出をしてしまいました。心配ないよと小日向を落ち着かせるシロさんに、小日向は「僕らゲイはいつ離れ離れになるか分からない」と反論されてしまいます。シロさんはケンジとの関係もそうだとハッとしました。
その後ジルベールは見つかり、家に帰ると帰ってきたケンジが髪を切り金髪に変えていたのです。訳のわからないシロさんは思い切って尋ねました。「お前最近おかしいよ。まさか死ぬなんてことないよな？」と、涙ながらに訴えます。
涙を流すシロさんにケンジは答えました。最近髪の毛が薄いと言われ、生活習慣を変えて病院に通っていたこと、実家に帰ってこいと言われ、少し悩んでいたことを話しました。誤解が解け、シロさんが話します。「実家に戻るなら引っ越しも考えないといけないね。」シロさんのまさかの返答に喜ぶケンジは、シロさんの深い愛を再確認しました。
正月以外は頻繁に実家に帰っているシロさん。今日は母親の久栄から肉団子の作り方を教わっています。佳代子に生まれた孫の話や、シロさんは自分の家族を大事にしてといった話をしました。
その後、シロさんはケンジと合流し、花見にやって来ました。シロさんが作った弁当にはあの肉団子がちゃんと入っていたのです。ケンジは自分の両親をちゃんと最後まで面倒を見ることを宣言し、シロさんには自分の家族をちゃんと大事にして欲しいと告げます。
良い雰囲気になりケンジはシロさんにキスをしようとしますが、いつものようにかわされてしまいました。しかし、シロさんはケンジの手に自分の手を重ねます。「歳とったね」互いにハモり合い、幸せそうに笑うのでした。
以上、映画「劇場版 きのう何食べた？」のあらすじと結末でした。
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