マニアカルの紹介:2003年アメリカ映画。知的障害をもつギルバートは、毎日のように父親から罵声を浴びせられ、継母からは性的虐待をされていた。ある日、ギルバートはハンマーで父親に襲い掛かった。一命を取りとめた父親だったが、継母は殴り殺された。精神病院に送致されたギルバートは3年後、再び家族と生活を始めようとするのだが…。
監督:ジョー・カストロ 出演:リー・ウェブ(ギルバート)、カール・ダルチュク(ギャレット)、デボラ・フーバー(ナンシー)、ペリン・ムーア(ジャネット)、
映画「マニアカル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マニアカル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マニアカルの予告編 動画
映画「マニアカル」解説
この解説記事には映画「マニアカル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マニアカルのネタバレあらすじ:起
19歳のギルバート(リー・ウェブ)は、周りの子より少し脳の発達が遅れていた。いつものように火遊びをして遊んでいたギルバートは、カーペットを焦がしてしまい父親のギャレット(カール・ダルチュク)から怒鳴られる。
そんな様子を見ていた継母のナンシー(デボラ・フーバー)は、ギャレットをなだめて彼に部屋へ行くよう促す。ギルバートの姉妹ジャネット(ペリン・ムーア)は友達の所へ行く前にギルバートに帰ったら映画を見ようと約束する。しかしギルバートをからかって怒らせてしまう。
ジャネットにハンマーを投げつけたギルバートは、再びギャレットから怒鳴られ頭を抱える。おもむろにキッチンへと向かうギルバートは、ナイフを数本握りしめる。それを見たナンシーはギルバートの手からナイフを取り、再びキッチンの棚にしまった。そしてギルバートにキスをもとめた。
ギルバートはナンシーから性的虐待を受けていたのだった。自分の部屋へと再び戻ったギルバートはハンマーを片手に、寝ているギャレットの元を訪れる。そしてギャレットにハンマーを振りかざした。
マニアカルのネタバレあらすじ:承
ギャレットの悲鳴を聞き、駆け付けたナンシーにギルバートは何度もハンマーを振り下ろす。ナンシーの顔は原形をとどめないほどになった。ナンシーを撲殺したギルバートは通報を受けて駆け付けた警官に捕まり、ヒッチバーグ療養所に送致される。
それから3年の年月が経ち、ギルバートの精神状態は安定していた。ギルバートに襲われて一命を取りとめたギャレットは、再びギルバートと共に生活することを決意する。
ギャレットの迎えが来る日、職員からギャレットが迎えに来る話を伝えられたギルバートは、ギャレットに叱咤されていた毎日を思い出す。パニックを起こしたギルバートは病院スタッフを次々に殺害し、患者までも殺してしまう。そして迎えに来ていたギャレットの車に乗り病院を脱走する。
入れ違いで病院へ来たギャレットは、ギルバートが再び殺人を犯して脱走した事を聞き、ジャネットの安否が気になり家へと急いで戻る。家にはジャネットの姿はなかったが、4人で写る家族写真にナイフが刺されているのを発見する。
マニアカルのネタバレあらすじ:転
一方、ジャネットは友達のDJ(ヘザー・チェイス)と共にホラー映画を購入してパジャマパーティーをしていた。
DJの彼氏も後から合流し、楽しい時間を過ごしていた。しかし、そこへギルバートが現れて友達を一人ずつ残虐な手段で殺していく。ギャレットはDJの父であるスピーゲル巡査(マイケル・ロバート・ナイマン)と共に彼の家に向かう。
そこでスピーゲル巡査は、娘DJの変わり果てた姿を見つけ、ギルバートを必ず殺すことをギャレットに告げる。室内ではギルバートから身を隠していたジャネットたちを無事見つけるも、ギャレットは後方からギルバートにナイフで刺されてしまう。
マニアカルの結末
ギャレットの持っていたショットガンをジャネットに向けるギルバート。そこに銃を構えスピーゲル巡査がやってくるのだが、ショットガンで頭を撃ち抜かれて即死してしまう。
スピーゲル巡査が持っていた銃でギャレットはギルバートを撃った。弱りつつも最後の力でジャネットの首を絞めるギルバート。しかしジャネットに兄を今でも愛している。と言われて我に返る。
浴室にある洗剤を飲み干したギルバートは、泡を吹き帰らぬ人となってしまう。ジャネットは息絶えるギルバートを抱きしめ、泣きじゃくるのだった。
以上、映画「マニアカル」のあらすじと結末でした。
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