の・ようなもの のようなものの紹介:2015年日本映画。東京の下町の落語家・出船亭一門に入門した志ん田。師匠の家に住み込みで働き、師匠の一人娘・夕美に恋をしています。そんなある日、一門に在籍していた志ん魚を探し出すよう命じられる志ん田。なかなか見つからない志ん魚をやっと見つけ出したのですが…。
監督:杉山泰一 出演者:松山ケンイチ(出船亭志ん田)、北川景子(夕美)、伊藤克信(出船亭志ん魚)、尾藤イサオ(出船亭志ん米)、ピエール瀧(渡辺孝太郎)、鈴木亮平(蕎麦屋の出前)、鈴木京香(都せんべい女主人)、佐々木蔵之介(みやげ物屋の店主)、塚地武雅(銭湯の男)、笹野高史(床屋の主人)、宮川一朗太(弁当屋のオジちゃん)、仲村トオル(居酒屋の主人)、三田佳子(斉藤女会長)、ほか
映画「の・ようなもの のようなもの」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「の・ようなもの のようなもの」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「の・ようなもの のようなもの」の予告編 動画
映画「の・ようなもの のようなもの」解説
この解説記事には映画「の・ようなもの のようなもの」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「の・ようなもの のようなもの」のネタバレあらすじ:起
大学を卒業後、毎日パソコンに向かって仕事をすることに嫌気がさし、そんな時に見た師匠・出船亭志ん米(尾藤イサオ)の落語に感銘を受け、脱サラした志ん田(松山ケンイチ)。落語家になった志ん田は、師匠の自宅に住み込みで働き、同居している師匠の娘・夕美(北川景子)に秘かな想いを寄せています。
30歳の志ん田は几帳面な性格で、師匠から「小学生が国語の教科書を読んでいるよう」と指摘されるような落語しかできません。
そんなある日、志ん田は師匠から、一門にいた兄弟子・志ん魚(伊藤克信)を探し出すよう命じられます。師匠の葬式依頼、姿をくらましている志ん魚。志ん米の師匠、志ん扇の十三回忌一門会に、スポンサーである斉藤後援会長(三田佳子)のご機嫌とりのため、志ん魚に落語をさせようというこんたんです。
「の・ようなもの のようなもの」のネタバレあらすじ:承
志ん田は師匠から教えられた住所を訪ねますが、志ん魚の両親は亡くなっており、志ん魚の行方がわかりません。すると師匠から「居場所がわかるまでは帰ってくるな」と言われ、町中を歩いて探す志ん田。「墓地で見かけた」と情報を得た志ん田と夕美が墓地で待っていると、真夜中に志ん魚が現れました。「十三回忌で落語を披露して欲しい」と頼みますが、師匠が亡くなってからは落語はもうしないと決めたと断られる志ん田。
家に帰り師匠にそのことを伝えると、「何が何でも説得してこい」と言われ、荷物をまとめて志ん魚の家に向かいます。
「の・ようなもの のようなもの」のネタバレあらすじ:転
落語とは無縁の生活を送っている志ん魚は、今は便利屋として下町で生活しています。十三回忌で新作の「出目金」を演じてもらうため、一緒に住むことにした志ん田。
ある日近所の人たちの前で落語を披露することになった志ん魚ですが、落語の世界から何年も離れており、お世辞にもうまいとは言えません。しかし志ん田から励まされ、毎日必死で練習を重ねる志ん魚。後日師匠に呼び出された志ん田は、志ん魚の代わりに「出目金」を演じるよう言われます。しかし志ん魚が必死で練習していることを知っているので、思い悩む志ん田。
「の・ようなもの のようなもの」の結末
ついにやって来た十三回忌の日、志ん田は突然姿を消します。みんなで探しますがどこにもおらず、師匠が困っているとそこに志ん魚が現れました。志ん田は、代わりに高座にあがってほしいと、志ん魚に手紙を書いていました。波紋を覚悟で行方をくらました志ん田。高座にあがった志ん魚の落語は好評で、会長もご機嫌です。その頃、墓地にいた志ん田は、志ん扇の墓の前で「出目金」を演じていました。その様子を陰から見ている夕美。
十三回忌も終わり、二つ目へと昇格した志ん田は、志ん魚のところに挨拶に向かいます。しかしすでに引っ越し家を引き払っていた志ん魚。志ん田は、落語の世界で生きることを決め、家路を急ぐのでした。
以上、映画「の・ようなもの のようなもの」のあらすじと結末でした。
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