ニンフォマニアック Vol.1の紹介:2013年デンマーク,ドイツ,フランス,ベルギー,イギリス映画。夜中の路地裏で一人の女性が倒れているのを発見したセリグマン。傷だらけのその女性は警察も救急車もいらないと言う。家へ連れ帰り介抱するセリグマン、そんな彼にその女性は倒れたいきさつを話し始める。名はジョー。話は彼女の幼い頃の記憶を辿り始める。それは性の誘惑に流され続けた一人の女性の半生だった。大胆なシーンの多い「鬱三部作」の最終章、前編。
監督:ラース・フォン・トリアー 出演:シャルロット・ゲンズブール(ジョー)、ステラン・スカルスガルド(セリグマン)、ステイシー・マーティン(若いジョー)、シャイア・ラブーフ(ジェローム)、クリスチャン・スレイター(ジョーの父)、ユマ・サーマン(H夫人)、ほか
映画「ニンフォマニアック Vol.1」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ニンフォマニアック Vol.1」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ニンフォマニアック Vol.1」解説
この解説記事には映画「ニンフォマニアック Vol.1」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ニンフォマニアック Vol.1のネタバレあらすじ:起
店に寄った帰り暗い路地裏で一人の女性が倒れているのを発見したセリグマン。警察も救急車もいらないと言うその女性を放っておくことも出来ず彼は家へ連れ帰り介抱した。ジョーと名乗るその女性に倒れたいきさつを聞くセリグマン。傷ついた身体をゆっくりと起こしながらジョーは自身の身に起こったことを話し始める。その記憶は遥か昔、まだジョーが幼い少女の頃まで遡る。ジョーは早くから自身の性に興味を示した。そして学生の頃、憧れの青年に自ら処女を奪ってほしいと頼んだ。
ニンフォマニアック Vol.1のネタバレあらすじ:承
初体験は惨めなものだった。あっけなく終わりその青年への気持ちも冷めるほどだった。しかし彼女はその頃から多くの男性と関係を持つようになる。不特定多数の人間と関係を持つのは抵抗はなかった。それは彼女の親友の影響が大きくもある。ある日少女は仕事を探しに面接へと出かけた。そしてある会社で秘書の仕事を見つける。しかしその会社の社長は見覚えのある顔だった。初めての体験の相手のあの青年だった。彼女にとっては苦い思い出、社長代理となった青年は彼女との関係を求めるもジョーはそれに答えなかった。
ニンフォマニアック Vol.1のネタバレあらすじ:転
ジョーの話に驚きながらも静かに耳を貸すセリグマン。彼は傷ついた彼女をかばうかのようにその話の続きを待った。少女はある時一人の既婚者と関係を持つ。その男は彼女に入れ込み過ぎたせいで妻と離婚の話を進めていた。そしてついに少女の家に彼の妻が三人の息子を連れ訪ねてきた。そこに少女と関係を持つもう一人の青年も現れる。一度に数人の人間の人生が壊れた瞬間だった。それでも少女はその後も多くの男性と関係を持つことになる。
ニンフォマニアック Vol.1の結末
それからさらに時は進む。その頃少女の父親が病に侵されていた。日に日に弱まっていく父親、少女はそばで見ているしかできなかった。昔から好きだった父親の弱まる姿に耐えきれなくなった少女は父親の入院する病院で男を見つけ関係を持つ。そしてある日ついに父親は力尽きてしまった。少女の性に父親の生死は関係もなくその後も彼女は多くの男性と関係を持ち続ける。多い日には一日に10人近くの男と。そして空いた時間には決まった場所を散歩していた。その公園で少女は三度再会する。初めての体験の青年だった。そして二人は関係を持つ。しかしここで少女の身体に異変が起こる。関係を持つものの、突如少女は何も感じなくなってしまった。
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