映画 桜蘭高校ホスト部の紹介:2012年日本映画。「映画 桜蘭高校ホスト部 」は、TBSでドラマ化さた人気漫画を原作とした映画。富豪の子息ばかりが通う桜蘭高校に、庶民でありながら成績優秀で奨学金をもらって通うこととなった女子高生ハルヒが、桜蘭高校ホスト部の高価な壺を誤って割ってしまったことから、男性としてホスト部の一員として活動することになってしまいます。そのことで巻き起こる騒動をドラマに引き続き描かれた作品。
監督:韓哲 出演者:川口春奈(藤岡ハルヒ)、山本裕典(須王 環)、竜星涼(猫澤 梅人)、中村昌也(銛之塚 崇)、千葉雄大(埴之塚 光邦)、高木心平(常陸院 光)、高木万平(常陸院 馨)、小川ももえ(東條千春)、広村美つ美(西條夏樹)、東亜優(南條秋奈)、市川知宏(九瀬 猛)、菊田大輔(東郷院 誠)、鈴木勝大(垂水隼人)、杉咲花(伽名月麗子)、板東晴(満山香南)、石井萌々果(幼少のハルヒ)、篠田麻里子(ミシェル・江梨華・モナール)、ニックン(ローランス・新・モナール)、鈴木亜美(藤岡琴子)、大東駿介(鳳 鏡夜)、ほか
映画「桜蘭高校ホスト部」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「桜蘭高校ホスト部」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
桜蘭高校ホスト部の予告編 動画
映画「桜蘭高校ホスト部」解説
この解説記事には映画「桜蘭高校ホスト部」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画 桜蘭高校ホスト部のネタバレあらすじ:起
主人公のハルヒ(川口春奈)は成績優秀で、半年前、セレブの子供ばかりが通う桜蘭高校に奨学金をもらって入学することになりました。ところが誤って桜蘭高校ホスト部の高価な壺を割ってしまったために、やむを得ず男としてホスト部に入部することに。男のコスプレをして周りには女性であることを隠し、不自由な学園生活を送ることになるハルヒ。一方、ホスト部は変わった面々の富豪の子息が集まる部ですが、みんなそれぞれに優しく家族のように仲良く過ごしていました。
そんなある日、桜蘭高校では毎年、桜蘭祭という学園祭で「桜蘭祭バトル」と称して、クイズや様々な競技を行い、どの部が優勝するか白熱したバトルを繰り広げます。その準備に向けて準備を進めるホスト部。この頃から、ハルヒはホスト部部長の環(山本裕典)のことを思うと、胸に痛みを覚えるようになります。風邪なのか何なのか、心がかき乱されるハルヒ。そんな時、理事長と縁の深い世界を股にかけて活躍するモナール家の令嬢ミシェル(篠田麻里子)が転校してきました。モナール家の令嬢であるミシェルはホスト部を訪れ、すぐに環のことを気に入り、環もミシェルを気に入ります。
エントリーの時からすでに一触即発状態のホスト部、黒魔術部とアメフト部。とくにアメフト部には鳳 鏡夜(大東駿介)の幼馴染がいて、勝手に闘志を燃やしています。アメフト部の視察をしたり、バトルに向けて無駄に体を鍛えだすホスト部。しかし桜蘭祭の実行委員長をミシェルが務めると知り、彼女をもてなせば桜蘭祭バトルでも有利になると考えたホスト部は、一丸となってミシェルをもてなすことにしました。
映画 桜蘭高校ホスト部のネタバレあらすじ:承
ミシェルは筋金入りのお嬢様でわがままなところがあり、自慢話ばかりしてホスト部のみんなを振り回します。しかもハルヒが庶民だと知ったとたん、見下す態度をとるミシェル。いつもの環ならそのような行動を許しませんが、ミシェルをもてなす環はまったく気にも留めない様子です。そんな環の態度に腹を立てるホスト部メンバーに、鳳 鏡夜が「ミシェルと環の母親とが似ているからではないか」と説明。その話を聞いてばらばらになりかけていたホスト部が、一丸となってミシェルをもてなすことになりました。
東京観光をかねてミシェルをもてなすホスト部ですが、またもやミシェルのわがままに振り回されてしまいます。そして人力車に乗って、二人きりで出かけて行ったミシェルと環。二人を気にしながらハルヒが一人黄昏ていると、環がやって来てハルヒに指輪をプレゼントしてくれました。良い雰囲気になった二人は、キスをしようとします。しかしそこへやってきたミシェルに見られてしまい、とっさにはなれる二人。家に帰っても自分たちのとった行動に二人は混乱し、恋心だとは全く気が付いていません。しかしこの時ミシェルは二人のおかしな行動を見て、ハルヒが女性だと気が付いてしまいました。
翌日、ハルヒは黒魔術部の猫澤 梅人(竜星涼)からもらった恋の診断本で、環への想いに気が付いてしまいます。しかし環はまだハルヒへの恋心に、まったく気が付いていません。
映画 桜蘭高校ホスト部のネタバレあらすじ:転
そして予選大会の日、バトルが始まりますが、ハルヒと環の動き出した想いにホスト部の面々はざわつき始めます。ハルヒのことを好きな部員もいたため、バトル中でもありながら結束が鈍くなるホスト部。それでもどうにか鳳 鏡夜の作戦が功を奏し、予選を通過することができました。予選の後、ミシェルから第三音楽室に呼び出された環。ミシェルは、環に取り入ろうと近付き、その様子を見てしまったハルヒはたまらなくなります。ミシェルは環に想いを伝えますが、ミシェルには他に目的があることを環に見破られてしまいました。ミシェルは振られた腹いせに、ハルヒの秘密をみんなにばらすと言い出します。そしてハルヒとミシェルが階段近くでもみ合いになりました。階段から落ちてしまうハルヒを見て、環はとっさにかばい、階段から落ちて意識を失い病院に運ばれた環。何とか環は無事でしたが、ホスト部の気持ちはバラバラなままです。
ミシェルがホスト部に近付いたのは訳がありました。モナールの令嬢であるミシェルは、実際は落ちぶれてしまったモナール家をなんとかしようと、須王家の一員である環に近付いたのでした。モナール家はミシェルの兄ローランス(ニックン)が若くして継いだため、経営が立ち行かなくなっていたため、須王家の援助を得ようとしていたのでした。ミシェルはお金持ちの令嬢のように振舞っていましたが、実際は慎ましい暮らしをしていました。ミシェルは唯一の家族である兄ローランスに振り向いて欲しくて、計画を立てていましたがかえって兄の足を引っ張ることになり、兄から失望されます。兄を想うミシェルの寂しい気持ちを知ったハルヒは、家族や友情を信じなくなってしまっているミシェルをなんとかしたいと思います。
映画 桜蘭高校ホスト部の結末
ミシェルが桜蘭祭の最中に落としたノートを拾ったハルヒは桜蘭祭バトルの決勝の日、「ミシェルを助けたい」とホスト部に訴えかけます。兄と気持ちがすれ違い、修復できないと思い込んでいるミシェル。本当の家族なら仲直りできるとハルヒは信じています。しかし散々ミシェルに振り回された部員たちは、ハルヒの意見に同意しません。そこに病院で治療を終えた環が帰ってきて、バラバラになったホスト部の気持ちを一つにして、桜蘭祭バトルに勝つこと、そしてミシェルの気持ちを上向きにさせることを部員たちの間で確かめ合いました。
そして決勝戦の日、海賊の格好をしたホスト部は、ミシェルに優勝することを誓います。宝探しが始まり、必死で宝を探す黒魔術部やアメフト部。一方その頃、ホスト部は密かにミシェルの兄・ローランスを呼び寄せ、空港に来ていました。「ミシェルと仲直りをしてほしい」と頼む環ですが、ローレンスはミシェルに失望しています。するとハルヒが、ミシェルの落としたノートを見せました。
アメフト部が水の中から宝を見つけ優勝かと思われましたが、そこへローレンスとホスト部があらわれます。亡き母の味を思い出し、和食のレシピをノートに記していたミシェル。ミシェルに本当の想いを兄に伝えるように環が言います。兄に想いを伝え、ミシェルの気持ちがようやくローレンスに伝わり、やっと分かり合えたミシェルと兄ローランス。そして桜蘭祭のバトルは、ホスト部の頑張りにより優勝が決まり、環たちは大喜びします。
ミシェルとローレンスは再出発することになり、二人で国に帰っていきました。一方、ハルヒを思うホスト部のメンバーは、男女としても友人としてもワンステップ進むことになり、また充実した学園生活を彼らは過ごすことになります。いつか母親のような一人前の弁護士になった時に、環に気持ちを伝えようと考えるハルヒですが、偶然環とキスしてしまい、恋の気持ちを扱いきれないハルヒでした。
以上、映画「桜蘭高校ホスト部」のあらすじと結末でした。
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