N.Y.マックスマンの紹介:2017年日本映画。『仮面ライダー』『スーパー戦隊』シリーズなど日本を代表する特撮作品シリーズに出演してきた豪華キャストで贈るアクションコメディシリーズ第3作です。今作は主演に『仮面ライダードライブ』の稲葉友を迎え、初代・2代目と歴代3人の“マックスマン”が登場します。
監督:増田哲英 出演者:稲葉友(ヒロ・マックス)、山谷花純(海東果穂)、千葉雄大(谷口正義)、山本美月(辻村祐子)、竜星涼(谷口英雄)、内田理央(五十嵐梨奈)、久保田悠来(神田隆俊)、青木玄徳(福原真)、丸山敦史(島崎英二)、松島庄汰(堀北海斗)、村上幸平(城ヶ島毅)、なだぎ武(津村徹)、田村亮(ロンドンブーツ1号2号)(島内健吾)、ケンドーコバヤシ(堤貴之)、大和田伸也(海東剛史)ほか
映画「N.Y.マックスマン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「N.Y.マックスマン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
NYマックスマンの予告編 動画
映画「N.Y.マックスマン」解説
この解説記事には映画「N.Y.マックスマン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
NYマックスマンのネタバレあらすじ:起
アメリカ・ニューヨーク。「ジャパンテレビ」のアナウンサーにして初代“マックスマン”である谷口正義(千葉雄大)は、地元のバーで探偵のヒロ・マックス(稲葉友)という人物と対面しました。何か探しものでもしているのかと問うヒロに、正義は「あなたを探していた」と言い、二人は握手を交わすと突然謎のフラッシュバックが発生しました。
正義はヒロを日本へ連れ帰り、自分の職場へと案内しました。大阪へ出張しなければならない正義は、ヒロの面倒をジャパンテレビのADにして2代目マックスマンである弟・英雄(竜星涼)に任せることにしました。
ジャパンテレビのアナウンサーである五十嵐梨奈(内田理央)と堀北海斗(松島庄汰)は、歴代マックスマンの宿敵である元議員・海東剛史被告(大和田伸也)が一連の事件の容疑を否認、秘書の島崎英二(丸山敦史)の責任だと主張しているとのニュースを読み上げました。そのうえで海東の事件に関する特番を翌日放送すると発表したのですが、梨奈に見とれてしまった英雄はカンペを出し忘れてしまいます。放送終了後、ディレクターとして初めての取材旅行に行く英雄に、梨奈は特番を通じて海東の息の根を止めることを約束しました。
NYマックスマンのネタバレあらすじ:承
局内で偶然ヒロと会った英雄は、正義から電話で、ヒロはアメコミ「マックスマン」の原作者であるミスターMの孫であること、そして正義や英雄をも超える潜在能力の持ち主であることを明かされます。英雄は取材旅行のためヒロの面倒は梨奈が見ることになりましたが、ちょうどその時にジャパンテレビに海東被告の娘である元アイドル・果穂(山谷花純)が入ってきました。果穂のファンであるヒロは早速握手を求めましたが、彼女がある人物に対して非常に強い恨みを抱いていることを感知してしまいます。
自らもマックスマンであることを明かしたヒロに、梨奈は事情を説明しました。果穂は父である海東の存在を隠してアイドル活動をしていましたが、海東の娘であることがバレる前に芸能界を引退しており、父に報復するために犯罪の証拠であるデータを局にもってきたのです。早速ジャパンテレビスタッフの神田隆俊(久保田悠来)、福原真(青木玄徳)、城ヶ島毅(村上幸平)はデータを確認、これで海東を追い詰められると確信を持ちました。果穂は翌日朝のワイドショーに生出演して海東の悪事を激白するつもりであり、もう芸能界に未練はないということでした。データは放送まで神田が預かることになり、果穂は喫茶店マスターから警備員に転身した津村徹(なだぎ武)の警備のもとテレビ局で夜を明かすことになりました。
その頃、刑務所ではマックスマンへの復讐を誓う海東が不気味な笑いを浮かべていました。
NYマックスマンのネタバレあらすじ:転
その夜、神田が何者かから電話で指示を受けた直後、ジャパンテレビにマスクで変装した島崎が潜入、津村をスタンガンで気絶させました。数分後、福原が倒れている津村を発見したところ、部屋からは果穂の姿が消えており、翌日の番組を中止してデータを渡すことを要求し、警察に通報すれば果穂の命はないという脅迫文が置かれていました。
特殊能力で果穂がさらわれたことを知ったヒロは“N.Y.マックスマン”に変身する一方、防犯カメラには何の形跡もないことから神田は果穂がまだ局内にいると考え、福原や堀北と共に探し回りました。果穂がいた部屋に入ったN.Y.マックスマンでしたが、この部屋でジャパンテレビ管理部長の堤貴之(ケンドーコバヤシ)が足に水虫の薬を塗ったりくしゃみをしたりしたことしか探り当てられませんでした。結局何の手掛かりも見つけられなかった局員たちは報道部長の島内健吾(田村亮)も交えてミーティングを開きますが、探偵であるヒロは果穂の来局が極秘であったにも関わらず翌日の放送に出演することを知っている者がいたことに疑問を抱き、局員の中に内通者がいる可能性を示唆しました。ヒロは一人ひとりの心を読みましたが、梨奈以外の者たちはそれぞれ腹に一物を抱えた者たちばかりであり、ヒロは内通者の特定に苦慮しました。
翌朝、結局果穂につながる手掛かりは見つからず、もはや放送開始まであと30分と迫っていました。そこにN.Y.マックスマンが現れ、内通者はわかったと言うのですが、言いそびれている間に神田の携帯に果穂をさらった者から連絡があり、一人でデータを持ってスタジオまで来るよう告げられました。神田がスタジオに行くと、島崎が爆弾をつけられた果穂を連れて現れました。神田がデータを引き渡そうとしたその時、N.Y.マックスマンが現れ、果穂から爆弾を外すと神田と共に逃げるよう促しましたが、島崎は爆弾のスイッチを押し、爆発に巻き込まれたN.Y.マックスマンは鉄骨の下敷きとなってしまいます。
NYマックスマンの結末
遂に放送は開始され、梨奈は予定通りに果穂と共にデータを公表しようとしましたが、データは既に何者かによってすり替えられており、果穂は突然海東の無実を訴え始め、逆に父を陥れようとしたとしてジャパンテレビを告発し始めました。実は果穂は裏で島崎とグルになっており、津村をスタンガンで気絶させたのもデータをすり替えたのも果穂だったのです。
果穂は不敵な笑みを浮かべながらスタジオを後にしようとし、神田らは「絶体絶命か…」と唖然となりました。そこにN.Y.マックスマンが現れて果穂の前に立ちはだかり、特殊能力で時間を39秒だけ巻き戻しました。そしてN.Y.マックスマンは果穂がデータをすり替えるのを阻止しようとしましたが、そこに一方的な嫉妬心を抱いた2代目マックスマンが現れ、N.Y.マックスマンが梨奈の邪魔をしたと勝手な思い込みを抱いて襲い掛かり、パソコンを壊してしまいました。仕方なくN.Y.マックスマンは再び時間を巻き戻し、改めて果穂は海東とグルだったことを明かしました。N.Y.マックスマンはこの特殊能力で一人ひとりに確認を取り、最終的に果穂へと辿り着いたのです。(前日に神田が受けた電話は、家庭を顧みない神田にしびれを切らした妻からの怒りの電話だったのです)
ヒロ、英雄、神田、福原、城ヶ島は改めて果穂を問い詰めると、果穂は「自分自身のためにやった。何であんな父親のために夢を諦めなくてはいけないのか。父に無罪になってもらわないと芸能界に復帰できないでしょ」と白状しました。ヒロは果穂に「そんなことをしなくても俺はずっとファンだ」と呼びかけましたが、そこに正義が現れ、島崎を発見したと告げてきました。島崎を追い詰めたヒロ、正義、英雄はそれぞれマックスマンに変身、あっという間に島崎を捕まえ、海東の野望を打ち砕きました。
正義は婚約者の辻村祐子(山本美月)に電話をかけていると、銀行強盗のニュースが舞い込んできました。正義は既に自分の正体がマックスマンであることに気付いていた祐子に励まされて現場に向かいました。ニュースのスタジオにいた英雄はCMの間に犯人を退治すると梨奈に約束して現場に行こうとしましたがヒロがそれを制し、英雄と梨奈に「いつ結婚するの?」と告げて現場に向かいました。
以上、映画「NYマックスマン」のあらすじと結末でした。
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