DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITIONの紹介:2016年日本映画。伝説のロックバンド・BOOWYの元ボーカルとして、日本の音楽界に多大な影響を与え続けた氷室京介。2014年に突如「氷室京介を卒業する」と発表を決めた真意、今までほとんど語られることがなかった舞台裏に迫る。2010年から6年間に渡って撮影された180時間もの密着映像と、ロングインタビューを劇場用に集約したドキュメンタリー作品。
監督:山崎大介 出演者:氷室京介
映画「DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITION」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITION」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITIONの予告編 動画
映画「DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITION」解説
この解説記事には映画「DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITION」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITIONのネタバレあらすじ1
6年間に渡って氷室京介を追い続けたディレクターの視点で、時折、氷室本人へのインタビューをはさみながら展開されていく。映像はアメリカ・ロサンゼルスのサード・アンコール・スタジオに氷室が到着するシーンからスタートする。数多くの海外アーティストと仕事をしてきた超一流のスタッフとやりとりを進めるも、決して妥協することなく、常にとことんまで突き詰める氷室の楽曲制作スタイルは「本当にプロフェッショナルとは何か」ということを教えてくれる。
DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITIONのネタバレあらすじ2
当初、ドキュメンタリー番組の企画書を読んだ氷室は、カメラの前で語ることなんて何もないと口にしていた。ところが、企画書に書かれていた「五十にして天命を知る」という孔子の言葉が氷室の心を捉える。ならば天命なんて何も知らない自分の生き様を、ありのままファンに見てもらおうと、氷室は独自のスタイルを貫き通す。2011年、日本テレビの報道番組「NEWS ZERO」にテーマ曲を提供することになり、作曲だけでなく十数年ぶりに作詞も手がけることになった氷室。「IF YOU WANT」とタイトルがつけられた楽曲は、あふれ出すほどのリリックでディレクターが思わずため息をつくほどの出来栄えだった。しかし、新曲の発売を控えた数日後、東日本大震災が東北地方を襲い、それが氷室にとって、大きな転機を迎えることとなる。
DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITIONのネタバレあらすじ3
そして2014年、デビュー25周年の節目となるツアー中に無期限のライブ活動休止宣言を発表。長年抱えてきた耳の不調についても明かされ、これまでに氷室が何を思ってきたのか、苦悩する姿をカメラは捉え続ける。最後の締めくくりとなるはずだった横浜アリーナでのラストステージでは、リハーサル中に予期せぬケガを負ってしまう。追い討ちをかけるように、悪天候にも翻弄された氷室は、ギリギリまで公演を続けるかどうかの厳しい選択を迫られる。結局、ライブは観客の安全を第一に考え、一時中断を余儀なくされてしまうのだが、ステージ裏では一人うなだれる氷室の姿があった。
DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT” THEATER EDITIONの結末
ついに雷雨が止んだその瞬間、ライブは再開され、氷室はデビュー曲である「ANGEL」を熱唱し多くのファンを歓喜させる。さらに、今日のライブのリベンジを必ずどこかで行うとファンに約束した。ステージを降りたカリスマロックシンガーの凝縮された6年間。もしも自分に天命があるとしたら、ファンと出会うためにここにいるのではないか、氷室はそう考える。ファンに出会えたこと、同じ時間を共有するために生まれてきたこと、生まれ変わってもまた出会いたいと、ファンに支えられてきたその絆をカメラの前で語る。
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