ロック ~わんこの島~の紹介:2011年日本映画。噴火の島と呼ばれる三宅島で民宿を営む野山家。ある日野山家に1匹のわんこが生まれる。名前はロック。芯はロックが生まれた時からずっとロックの世話をし育ててきた。そんなある日三宅島に噴火が起こる。島は噴火を続け全島民に避難指示が出た。ロックも災害動物救護センターに送られる事になるが、ロックはケージから逃げ出してしまうのだった。
監督:中江功 出演:佐藤隆太(野山松男)、麻生久美子(野山貴子)、土師野隆之介(野山芯 )、岡田義徳(鶴屋肇)、柏原収史(福田喜一)、ほか
映画「ロック ~わんこの島~」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ロック ~わんこの島~」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ロック ~わんこの島~の予告編 動画
映画「ロック ~わんこの島~」解説
この解説記事には映画「ロック ~わんこの島~」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ロック ~わんこの島~のネタバレあらすじ:起
三宅島は東京から船で6時間、太平洋に浮かぶ小さな島だ。火山の島とも言われている。そこに住む野山松男は島で民宿をやっていた。ある日野山家で1匹のわんこが生まれた。名前はロック。生まれた時は生死をさまよっていたがやんちゃないたずらっ子だ。ちゃんとお世話をすると約束した息子芯は約束を破り母貴子に2度ロックを捨てられた事がある。ロックのお世話は全部芯が頑張ってやった。あっという間にロックは大きくなり芯の側にはいつもロックがいた。
ロック ~わんこの島~のネタバレあらすじ:承
ある日芯がロックの家を作っているとロックが吠えた。すると地震が来て避難勧告が出た。芯のおばあちゃん房子はロックの母ハナと家に残った。噴火は終わったと聞き家に戻るがまた地震が起きた。噴火と地震は夏休みに入っても続いた。島から避難する人も多くいた。ハナは高齢で動けない。ご飯も食べずどんどん弱っていった。だがロックの前ではミルクを頑張って飲んだ。そんな時また地震が起き大噴火が起こった。残った島の人は子供達だけ東京の学校に行かせると言った。芯は行きたくないと泣いた。貴子は心を鬼にして芯を送り出した。走り出す車をロックはひたすら追いかけた。それからすぐに全島民に避難指示が出た。ロックが災害動物救護センターに行くことになった。そんな時ハナが亡くなった。そして島民はしまを離れた。だがロックが消えていた。鍵をしっかり掛けなかったから逃げ出したのだろう。松男は芯に電話でそのことを伝えた。芯はロックは生きてる、僕は負けないと言った。松男は落ち込まないと誓った。救護センターに芯と松男が行ったがロックは保護されてないと言われた。芯が松男のアパートで一緒に暮らすことになる。房子は違うアパートに移った。
ロック ~わんこの島~のネタバレあらすじ:転
ある日無人島になった島で大型犬を見かけたという情報が入った。その情報に島民は喜んだ。島から1匹の犬が保護された。ロックの確証は無いが弱ってるとの電話が入った。野山家はタクシーで救護センターに向かった。ロックは真っ黒で弱り果てていた。芯の呼びかけに反応し少し動いた。芯は一人にしてごめんと謝った。それから房子は電話相談室のボランティアをし島民を励ました。貴子と松男は働きに出た。芯は救護センターに通った。ロックも元気を取り戻した。島に帰ることを夢見て家族は頑張った。そんな芯を見て島の子供達は島には帰れないと言った。ある日ロックはストレスで体調が悪かった。救護センターの先生がロックを里親に出さないかと提案した。芯はロックを連れて帰りたいと泣いた。松男は日帰りで島に行った。島は真っ黒な灰に覆われ民宿の看板も落ちていた。生まれ育った島は姿を変えていた。一緒に来ていた友達の福は民宿の看板を運ぼうとして心筋梗塞を起こし亡くなった。2人の子供とお腹の子を残して。芯は生きて行くことを考えた。ロックのためにどうするべきかと。そして芯はロックを手放す決意をし所有権廃棄書に自分でサインをした。芯はロックの乗った車を追いかけた。松男は里親に何か頼みごとをした。そして帰る事を願いながら貴子と松男は必死に働いた。
ロック ~わんこの島~の結末
救護センターのボランティアの男性は野山家とロックを見て実家の獣医を注ぐ決意を決めた。噴火が起こったおかげだと言った。それからテレビで4年振りに三宅島に帰れる事を知る。ロックを手放したあの日松男が里親に頼んだのは、島に帰る日が来たらロックを迎えに行くと約束したのだ。だがロックは里親になついていて名前も変わっているという。家族はロックに会いに行った。もうすぐ中学生になる芯は久しぶりにロックの名前を呼んだ。何度もロックと叫んだ。しばらくするとロックがあの頃のように吠えた。ロックと芯は走り出し抱き合った。そして家族は噴火の傷跡があちこちに残る三宅島にロックを連れ帰った。家族は噴火の事を心に刻み復興に向け再び立ち上がるのであった。
ロックと、少年と少年の家族の深い絆が、すごく胸に染みました。エンディングのシーンで、大きくなった少年と、ロックが、再び再会して、ロックが、少年のことを忘れていなかったことが、感動しました。