ローリングの紹介:2015年日本映画。教え子の容子を盗撮した事件で地元を後にした元教師の権藤と、彼に連れてこられたキャバクラ嬢のみはり、そして男の元教え子だった貫一の3人の出会いで思わぬ騒動が引き起こされていく。
監督:冨永昌敬 出演:三浦貴大(貫一)、柳英里紗(みはり)、川瀬陽太(権藤)ほか
映画「ローリング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ローリング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ローリングの予告編 動画
映画「ローリング」解説
この解説記事には映画「ローリング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ローリングのネタバレあらすじ:起
水戸で高校教師をしていた権藤(川瀬陽太)は、教え子の女子更衣室を盗撮したことが発覚し、10年前に教師を退いていた。ある日、久しぶりに帰郷していた権藤は東京で出会ったキャバクラ嬢のみはり(柳英里紗)と一緒に逃げていたが、みはりは途中怪我をしてしまい立ち止まる。そこに偶然、水戸のおしぼり会社で勤務していた貫一(三浦貴大)が通りがかり手当をする。権藤は元教え子の容子(森レイ子)の飲み屋に行ってしまい、慰謝料を求める元生徒たちの追跡から逃げていたのだ。ある日権藤が貫一の会社にやってきた。権藤は容子から慰謝料を請求されていたが、お金が払えない代わりにみはりが容子の飲み屋で働く事になったと言う。権藤自身は貫一の会社で働かせてくれと頼みに来たのだ。
ローリングのネタバレあらすじ:承
それを聞いた貫一はみはりがいる飲み屋に行った。貫一はみはりに、先生と別れて俺と付き合った方がいいと言った。その晩貫一と権藤は腹を割って話した。権藤はみはりを貫一に託した。みはりを迎えに行く貫一。お前はもう俺の女だからと言った。そして二人は結ばれた。そして他の教え子たちである繁夫、田浦、容子は権藤の部屋で10年前に盗撮されたビデオを見ていた。そこで教え子のレズビアンが発覚、それは今は芸能人になっていた朋美(井端珠里)と生前のジュン(星野かよ)だった。教え子達はこのビデオを売ろうと言い出した。権藤は貫一に仕事を紹介してもらい入社したものの長続きせず、すぐに辞めてしまい貫一を呆れさせていた。権藤と繁夫と田浦はビデオに映っている芸能人の朋美のマネージャーに会い、ビデオの入ったハードディスクを売る誓約書にサインし、多額の現金を受け取る。そしてハードディスクを壊しその存在は無かった事にした。だが教え子の1人がコピーを持っていて貫一に渡した。
ローリングのネタバレあらすじ:転
マネージャーと一緒に来ていた弁護士の黒木が権藤たちにソーラーパネルは儲かると持ちかけた。ビデオを売ったお金を手付金として事業を始める事にした。貫一とみはりは一緒に住み始めることになった。権藤はみはりの店にしつこく通っていた。貫一は嫉妬していた。みはりはもう権藤とは会わないと約束する。ある日貫一はビデオに映っていた朋美に会う。朋美は貫一の元カノだ。朋美はそのビデオをネットに流して欲しいと言ってきた。ビデオを家の窓から投げ捨てる貫一だったが、その後ビデオは世間に流出し誓約違反で5000万を要求された権藤と教え子たち。貫一とみはりは東京へ行く事を決める。みはりは権藤にそれを告げに行った。しかし権藤はみはりにすがった。権藤は貫一が芸能人に手を出し貫一の命が危ないと言う。俺が死んで助けるからとみはりを抱いた。繁夫は貫一がその映像を流出させたと思い込み船越と共に、貫一に迫る。繁夫は貫一に保険に入れと脅す。貫一は間一髪逃げだす。繁夫と船越は仲間割れを起こし、繁夫はナイフで刺された。権藤はみはりと2人で水戸から姿を消した。
ローリングの結末
数か月後、貫一は田浦と権藤を探し、会いに行った。朋美の頼みを聞いた田浦は自分がビデオを流出させた事を貫一に告白した。朋美は、ジュンの存在を社会に知ってほしかったのだと言う。そして芸能界をやめた朋美は同級生と一緒に暮らしており結婚が決まったという。草むらの奥にサビ付いたバス。そこには権藤の骨があった。その横にはみはりのものと思われる骨も。貫一と田浦はそれを拾い埋めた。そこに鳥が巣を作り権藤は鳥の巣になったのだった。
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