セトウツミの紹介:2016年日本映画。原作者・此元和津也による、大阪の高校生2人が川辺でただ会話劇を繰り広げるだけの漫画を映画化。監督は、「まほろ駅前多田便利軒」などを手がける大森立詞。出演者は、今旬の俳優、菅田将暉・池松壮亮がダブル主演を努めます。
監督:大森立詞 出演:池松壮亮(内海想)、菅田将暉(瀬戸小吉)、中条あやみ(樫村一期)、成田瑛基(鳴山)
映画「セトウツミ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「セトウツミ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
セトウツミの予告編 動画
映画「セトウツミ」解説
この解説記事には映画「セトウツミ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
セトウツミのネタバレあらすじ:第1話・セトとウツミ
川辺でマクドナルドを食べている二人。明日からのテストを嫌がるセトに、ウツミは5月なのに暑いと答え、暑いなというセトに、塾に行きたくないと愚痴をこぼすセト。噛み合わない会話を繰り広げた後、深妙な面持ちをやってみてと頼むセト。そんな遊びを川辺で一人佇む中年の男性がおり、気になったウツミはセトに顔を見てくるよう言う。しかし、顔を見たところで年齢がわかるわけでもなく、二人は子供の頃の話に移る。子供の頃は楽しかったと語るセトに、子供の頃も辛いことはあったと語るウツミ。そんな中、セトの憧れている女性樫村が通りかかり、「彼氏とかいるのかなぁ」と呟く。しかし、そこに鳴山が現れ、川辺にいた一人の中年男性に声をかける。なんとその男性は鳴山の父で、これまで仕送りを送っていたが、18歳の誕生日を迎えた息子に最後のお金を渡します。「今までありがとう」と父に告げる鳴山の姿を見た二人は、神妙な面持ちに。
セトウツミのネタバレあらすじ:第2話・アメとムチ
再び川辺で話を聞いて欲しそうにするセトにいやいや話をきくウツミ。セトは、ついに憧れの樫村さんのアドレスをゲットしたことを嬉しそうに語ります。初めてのメールをどういう文章で送ればいいか尋ねるセトですが、怖すぎる文面にウツミがツッコミを入れます。そこにセトの母親が現れ、今日は初日のカレーだと走り寄ってきます。それでも晩御飯があるだけいいと言うウツミに何かしらの闇が判明。緊張しながら初めてのメールを送るセトは、どうすれば樫村さんをメロメロにできるかウツミに尋ねると、女性には飴と鞭が必要だと言います。そして、執着しないことが大事だと告げます。しかし、そんなウツミにセトはバレンタインにチョコレートを何個もらったか尋ねると、セトはたった一つもらったチョコレートを樫村さんからもらっていたのです。そこに樫村さんからメールの返信が返ってきたセトだが、「ところでどちら様」と返事があり、ウツミのところに「知らない人からメールがきて怖い」とメールが届きウツミは撃沈します。
セトウツミのネタバレあらすじ:第3話・イカクとギタイ
川辺にて、セトは絶対に学校ではやると言う「節がある選手権」を提案。つまらないと言いつつも乗っかるウツミ。語尾に「節がある」を続ける二人でしたが、次第にギクシャクし始めます。
セトウツミのネタバレあらすじ:第0話・内海想の出会い
ウツミは、学校終了後、塾へ行くまでの1時間30分何をしながら暇を潰すか考えています。妙に学があり、冷めてるウツミは友達とも距離があり、一人川辺で本を読み時間を潰していました。そこに樫村さんが現れ、「部活でもやったら?」と提案しますが、ウツミは嫌悪感を感じてしまうだけでした。この川で暇をつぶすだけの青春があってもいいんじゃないのか、と疑問に思ってしまいます。しかし、ある日、サッカー部にいたはずのセトがいつもの場所におり、初対面にもかかわらず家に「虫が現れた」と相談します。「食虫植物でも置いたら」と提案するウツミ。その後、仲良くなった二人はいつのまにか川辺で暇をつぶすようになります。
セトウツミのネタバレあらすじ:第4話・先祖と子孫
夏休み、打ち上げ花火を川辺で楽しむ二人。導火線に火をつけるも、途中で火が消えてしまい不完全燃焼のまま終わってしまいます。セトの家に蜘蛛が現れ、木酢液を家に撒いたらおじいちゃんが出て行った話になります。おじいちゃんはもう3日も帰ってきていない。ちょうどお盆が過ぎたこともあり、怖い話を始める2人。その後、おじいちゃんが向こう側から歩いてくるので、凝視しますが、こちらに向かってくるおじいちゃんはセトの祖父でした。
セトウツミのネタバレあらすじ:第5話・瀬戸小吉の憂鬱
セトは母親からしょっちゅう連絡が来ることを相談します。父はギャンブルばかりで母親ともうまくいっていないようです。そこにセトの両親が現れ、落ち込む父の尻を叩く母親の姿に、いい夫婦だとセト。
セトウツミのネタバレあらすじ:第6話・出会いと別れ
今日はセトの誕生日ということもあり、川辺で大道芸をしていた人にお願いし、バルーンアートを作ってもらっていたウツミ。誕生日プレゼントにセトが集めているガチャガチャをプレゼント。しかし、妙にテンションが低いセト。どうやら、家で飼っている猫が死んだらしい。誕生日だというのに不運な出来事に見舞われたセトに、ウツミは死を受け入れることも必要であると告げ、猫はきっと幸せだった、と励まします。そこに野良猫が現れ、セトは飼っていた猫へ公開していることを泣きながら謝ります。
セトウツミのネタバレあらすじ:エピローグ・樫村一期の想い
樫村は密かにウツミへ思いを寄せていました。しかし、ウツミの興味はセトにしかなく、樫村はやり場のない気持ちを抱えていました。その頃セトも、樫村さんへ思いを伝えようとしていますが、やり場のない気持ちに肌寒く感じるだけでした。一人川辺で待つセトは、寒空の下、猫を抱えてウツミを待っていました。そんな二人を眺め、樫村はムカつきつつもこの時間を大事にしているのだと理解し、去っていきます。ウツミはセトにHOTの缶を開け、一口飲みセトにあげますが、ウツミは自分用にしっかり缶を買っていました。
この映画の感想を投稿する