映画 ST赤と白の捜査ファイルの紹介:2014年日本映画。2014年にテレビドラマ化された今野敏の小説「ST 警視庁科学特捜班」の劇場版です。エリート集団の警視庁科学捜査班“ST”のメンバーが事件の容疑を着せられ、チーム解散の危機のなか真相を突き止めるため駆け回ります。映画版のST赤と白の捜査ファイルは、ドラマ版と並行して撮影され、ドラマ版の後の話となっています。
監督:佐藤東弥 出演者:藤原竜也(赤城左門)、岡田将生(百合根友久)、志田未来(青山翔)、芦名星(結城翠)、ユースケ・サンタマリア(鏑木徹)、窪田正孝(黒崎勇治)、ほか
映画「ST赤と白の捜査ファイル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ST赤と白の捜査ファイル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画 ST赤と白の捜査ファイルの予告編 動画
映画「ST赤と白の捜査ファイル」解説
この解説記事には映画「ST赤と白の捜査ファイル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画 ST赤と白の捜査ファイルのネタバレあらすじ:起
多様化する現代犯罪に対応するため、警視庁科学捜査研究所に設立された科学特捜班、通称「ST」(Scientific Taskforce)。優秀な頭脳や才能を持ちながらも性格に難のある曲者揃いのSTは、これまで様々な難事件に挑んできました。主要メンバーは、STを取り仕切る分析官の赤城左門(藤原竜也)、エリート警部Sの百合根友久(岡田将生)、プロファイリングのエキスパートである青山翔(志田未来)、物理学の天才・結城翠(芦名星)、科学の天才・黒崎勇治(窪田正孝)、僧侶でもある山吹才蔵(三宅弘城)です。そんな百合根も出世のための異動が決まり、あと3日後に控えたある日、凶悪犯罪者を乗せた護送車が交差点で車と衝突する事故が発生、犯罪者は逃走したもののすぐに逮捕されました。しかし、運転手の証言と監視カメラの映像から、当時その交差点は全方向に青信号が点灯していたことが判明しました。
映画 ST赤と白の捜査ファイルのネタバレあらすじ:承
赤城は信号システムが何者かによってハッキングされたものであることを見抜き、容疑者として天才ハッカーの鏑木徹(ユースケ・サンタマリア)が浮上してきました。赤城は警視庁刑事部捜査第一課ST監査役補佐の池田草介(林遣都)に鏑木に関する情報を提供しますがその情報は偽物であり、捜査員たちが本来の住所に向かうとそこは火災が発生しており、焼け跡からは鏑木の焼死体が発見されました。そして鏑木の残したパソコンからは赤城が1億円を横領したという証拠のファイルが発見され、赤城は逮捕されSTも解散に追いやられます。真相を確かめるべく百合根はわざと池田を殴って拘置所に入り、赤城から真相を聞き出そうとするも、赤城は「鏑木は許し難いことをした」と言うだけで何も真意を語ろうとはしませんでした。
映画 ST赤と白の捜査ファイルのネタバレあらすじ:転
赤城が拘置所から脱走しました。刑事部捜査第一課ST監査役の松戸紫織(瀬戸朝香)を中心に事件の捜査本部が立ち上げられ、釈放された百合根らSTのメンバーも参加することになりました。実は赤城は鏑木が生きていると確信しており、単独で事件の捜査を行っていたのです。赤城は鏑木の同僚だった堂島菜緒美(安達祐実)の居場所を探し、折しも百合根もまた赤城と同じ推理をしていました。しかし、堂島は既に生きていた鏑木の一味によって拉致されており、赤城と百合根は堂島の娘・椿(鈴木梨央)を保護、彼女から鏑木が作ったコンピュータウィルスの情報を得ました。鏑木の目的とは全世界のパソコンを自らのコンピュータウィルスに感染させたうえで、ウィルスのワクチンを高値で売りつけようと企んでいたのです。
映画 ST赤と白の捜査ファイルの結末
しかも、鏑木は目障りな百合根を陥れるべく、百合根を横領犯に仕立て上げる工作まで行っていたのです。この事実を知った赤城は百合根の昇進に差し障りがないようあえて泥を被り、データを自分の名前に書き換えていたのです。赤城は鏑木一味の潜伏先がとある廃工場であることを突き止め、単身乗り込みました。そこでは鏑木と、ワクチンの買い手の社長たちが商談をしていたところでした。赤城は一味に見つかり、危うく捕まりそうになりましたが、駆け付けた百合根に助けられ、鏑木とその場にいた者たち全員は逮捕されました。
事件は解決し、予定通り百合根は警視に昇進のうえ警察庁刑事局特殊犯罪対策室に異動することになりました。百合根は赤城との再会を約束、赤城は百合根への餞別として、愛用していた恐竜キャラ“ガッキーくん”のUSBメモリを手渡しました。
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