スターウォーズ エピソード1/ファントムメナスの紹介:1999年アメリカ映画。ジョージ・ルーカス原作のSFスペースオペラの金字塔「スターウォーズ」シリーズの第4作にして全ての物語の第1話となるアナキン三部作の第1弾です。後にダース・ベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーの少年時代を、銀河共和国の衰退とシス暗黒卿の暗躍と共に描きます。
監督:ジョージ・ルーカス 出演者:ジェイク・ロイド(アナキン・スカイウォーカー)、ユアン・マクレガー(オビ=ワン・ケノービ)、リーアム・ニーソン(クワイ=ガン・ジン)、ナタリー・ポートマン(パドメ・アミダラ)、アンソニー・ダニエルズ(C-3PO)、ケニー・ベイカー(R2-D2)、サミュエル・L・ジャクソン(メイス・ウィンドゥ)、フランク・オズ(ヨーダ)、レイ・パーク(ダース・モール)、イアン・マクダーミド(シーヴ・パルパティーン/ダース・シディアス)、ほか
映画「スターウォーズ エピソード1/ファントムメナス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スターウォーズ エピソード1/ファントムメナス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スターウォーズ エピソード1/ファントムメナスの予告編 動画
映画「スターウォーズ エピソード1/ファントムメナス」解説
この解説記事には映画「スターウォーズ エピソード1/ファントムメナス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スターウォーズ エピソード1/ファントムメナスのネタバレあらすじ:起
遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。銀河系の全てを統治する銀河共和国は混沌と腐敗に揺れていました。辺境星系の交易ルートに課せられる関税を巡って通商連合が反発、惑星ナブーを艦隊で封鎖していました。共和国の元老院は無意味な論争に明け暮れるなか、事態の収拾を図りたいヴァローラム元老院最高議長(テレンス・スタンプ)は特使として、銀河系の平和と秩序維持を担ってきたジェダイ騎士団の中からジェダイマスターのクワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)とそのパダワン(弟子)であるオビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)を派遣しますが、二人は通商連合のバトル・ドロイドに襲撃され、乗ってきた船も爆破されてしまいます。通商連合を束ねる貪欲な総督ヌート・ガンレイ(サイラス・カーソン)はフォースの暗黒面を操るシスの暗黒卿ダース・シディアス(イアン・マクダーミド)に裏から操られており、ジェダイの抹殺を命じられますが、二人のジェダイは通商連合の旗艦を脱出してナブーに上陸、途中で出会ったナブーの原住民族グンガンのジャー・ジャー・ビンクス(アーメド・ベスト)と共にグンガン族の長ボス・ナス(ブライアン・ブレスド)に対面、彼から小型潜水艇ボンゴを借りて首都シードに潜入、危うく通商連合軍に連行されようとしていたナブーの女王パドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)を救出、船を奪ってナブーから脱出、共和国首都惑星コルサントへ向かいますが、途中で船は攻撃を受けて損傷、R2-D2(ケニー・ベイカー)の懸命な修復も虚しく航行不可能となり、やむを得ず砂漠の惑星タトゥイーンに不時着しました。
スターウォーズ エピソード1/ファントムメナスのネタバレあらすじ:承
クワイ=ガンと侍女に変装したパドメらは船の部品を探すためジャンク屋を訪れ、そこで奴隷の少年アナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)と出会います。アナキンはガラクタを寄せ集めてC-3PO(アンソニー・ダニエルズ)を造り上げ、タトゥイーンの娯楽のひとつポッドレースに参戦するために腕を磨いていました。アナキンの類まれなる能力に驚愕したクワイ=ガンは彼のフォースの強さを見抜き、アナキンこそが古くからのジェダイの予言にある「フォースに調和をもたらす選ばれし者」であると確信します。アナキンはこの時初めてパドメと出会い、一目惚れするとともにいつか奴隷の身分から解放されて銀河の全てを旅してまわるという夢を語りました。レース当日、クワイ=ガンに励まされたアナキンは並いる強豪たちと渡り合い、卓越した技術と度胸で見事に逆転優勝を収め、船のパーツを手に入れるとともに奴隷の身分から解放されてクワイ=ガンらと共にジェダイになるため旅立つことになりますが、母シミ・スカイウォーカー(ペルニラ・アウグスト)は奴隷の身分から解放されず、アナキンはいつかジェダイとなって必ず助けに来ると約束、C-3POを母のもとを離れました。その直後、一行はシディアスの弟子であるシス暗黒卿ダース・モール(レイ・パーク)に襲撃され、辛くも脱出してコルサントに辿り着きました。
スターウォーズ エピソード1/ファントムメナスのネタバレあらすじ:転
クワイ=ガンはアナキンをジェダイ評議会に連れて行き、オビ=ワンを独り立ちさせてアナキンをパダワンに迎えたい意向を示しますが、ヨーダ(声:フランク・オズ)やメイス・ウィンドゥ(サミュエル・L・ジャクソン)らはアナキンがパダワンになるには年を取りすぎていること、そして精神面の脆さを指摘し、難色を示しました。一方、元老院の議会に出席したパドメはナブーの現状を訴えますが議会は汚職と腐敗にまみれて全く機能せず、同じナブー選出の元老院議員シーヴ・パルパティーン(イアン・マクダーミド)の提言を受け入れ、ヴァローラム最高議長に不信任案を提出しました。新たな最高議長選挙にはパルパティーンが立候補、パドメは選挙の結果を待たずしてナブーに戻って通商連合から母星を解放する決意を固め、護衛としてクワイ=ガンとオビ=ワン、成り行きからアナキンとR2-D2もついていくことになりました。一行はナブーに到着すると、ジャー・ジャーを通じて長年ナブーの人類と対立関係にあったグンガン族を味方につけるべく交渉に入りました。
スターウォーズ エピソード1/ファントムメナスの結末
パドメの必死の懇願に心を動かされたボス・ナスは遂にパドメらと手を組み、ジャー・ジャーを指揮官として通商連合のバトル・ドロイド部隊と対峙させます。パドメや親衛隊、クワイ=ガン、オビ=ワンはナブーの宮殿に潜入、アナキンは格納庫にあった戦闘機に乗り込み、自動操縦機能を起動して宇宙空間へと飛び出してしまい、図らずも空中戦へと突入してしまいます。宮殿にはダース・モールの姿もあり、クワイ=ガンとオビ=ワンはモールにライトセーバーでの戦いを挑みます。ナブー上空の通商連合のバトル・ドロイド制御艦に辿り着いたアナキンは見事に艦を撃破し、バトル・ドロイド軍団の動きを停止することに成功しました。その一方、ジェダイ二人とモールは激しく斬り合っていましたが、一瞬の隙を突かれてクワイ=ガンはモールに刺されてしまいます。オビ=ワンは動揺を必死でこらえてフォースを味方につけ、モールの身体をライトセーバーで真っ二つに切り裂いて勝利しますが、致命傷を負ったクワイ=ガンはオビ=ワンにアナキンのことを託して息を引き取りました。ヨーダらジェダイ評議会は約1000年前に滅びたはずのシスが活動を活発化したことに驚愕する一方、クワイ=ガンの遺言を聞き入れて特例としてアナキンの修行を許可、アナキンはジェダイ・ナイトに昇格したオビ=ワンのパダワンになりました。ナブーでは勝利を祝う式典が行われ、元老院最高議長に選出されたパルパティーンはアナキンに目をかけ、ボス・ナスは平和が訪れたことを宣言しました。
以上、スターウォーズ エピソード1/ファントムメナスのあらすじでした。
スターウォーズシリーズの順番(時系列)とネタバレあらすじ一覧
◆スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス1999年公開
◆スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃2002年公開
◆スターウォーズ エピソード3/シスの復讐2005年公開
◆ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー2016年公開(スピンオフ:エピソード4の約10年前が舞台)
◆ローグワン/スターウォーズストーリー2016年公開(スピンオフ:エピソード4の10分前までの物語)
◆スターウォーズ エピソード4/新たなる希望1977年公開。日本では1978年に公開され、その後6部作のエピソード4とされ、副題『新たなる希望』がつけられる。
◆スターウォーズ エピソード5/帝国の逆襲1980年公開
◆スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還1983年公開。『スターウォーズ ジェダイの復讐』として公開。邦題はその後『ジェダイの帰還』に変更されている。
◆スターウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)2015年12月18日公開。
◆スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)2017年12月15日公開
◆スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9・完結編)2019年12月20日公開
スターウォーズの一番最初の時代の作品です。
私はこの作品が公開されたとき親と映画館に行って見た記憶があります。
ダース・モールの二刀流にはびっくりしましたね。暗黒の騎士というか、何もしゃべらないのに、存在感が凄い。アナキンのフォースを所どころで感じさせる演出、最初のストーリーからの展開、スターウォーズにしか出せない味がありますよね。
この後の作品の始まりでもあるので、見逃さないんでいいんではないでしょうか?