2つ目の窓の紹介:2014年日本映画。奄美大島を舞台に、古くから神と人間が共存してきたこの島で、界人は海に男性の痛いがういているのを見つけてしまいます。その様子を見ていた彼の同級生杏子は界人に特別な感情を抱いており・・・。恋と人間の無常を、少年少女の目線で描いたヒューマンドラマ。
監督:河瀬直美 出演者:村上虹郎(界人)、吉永淳(杏子)、杉本哲太(徹)、松田美由紀(イサ)、渡辺真起子(岬)、村上淳(篤)
映画「2つ目の窓」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「2つ目の窓」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
2つ目の窓の予告編 動画
映画「2つ目の窓」解説
この解説記事には映画「2つ目の窓」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
2つ目の窓のネタバレあらすじ:起
奄美大島で行われるユタ神様祭りの最中に、高校生の界人は海で死体を見つけます。背中に刺青の入った男の遺体を見ると、界人は逃げ出しますが、その様子を同級生の杏子が見ていました。界人は東京から母親の故郷であるこの島に越してきて、杏子は島で生まれ育ちました。杏子は制服のまま海で泳ぎ、界人は泳げませんでした。杏子に家は巫女の家系であり、母親のイサはユタ神の言葉を話す存在として、島の人々からも頼りにされています。しかしイサは病気を患い、もう長くはありませんでした。イサは杏子に死ぬことは怖くないし、命は子から親へと受け継がれるものだと語りかけてくれます。
2つ目の窓のネタバレあらすじ:承
杏子は界人に告白をし、2人は付き合うことになりますが、体を重ねるまでにはいたりません。そんな中幾人物男と関係を持つ母に嫌悪感を抱く界人は、東京に住む父に会いに行きます。父はそこで刺青の彫り師として生計を立てていました。界人の躊躇ない質問に戸惑いながらも、丁寧に返す父は界人と1日過ごし、界人も島へ帰っていきました。入院しているイサは自宅療養をすることになり、杏子と父・徹と穏やかな時間を過ごそうとします。
しかし杏子は何度も界人に触れようとするも、界人は上手く接することが出来ませんでした。
2つ目の窓のネタバレあらすじ:転
島に台風が近づいてくる中、イサはベッドから出て縁側の外を見上げます。イサは降って来る木漏れが好きでした。界人の母は変らずどこの男とも分からない相手と電話をしていました。界人は耐え切れず海で一日を過ごします。翌日、杏子から電話が入り彼女の家に向かうと、多くの島の住人がイサの最期を看取りに集まっていました。イサは最期に島唄が聞きたいというと、皆歌い、楽器を弾き、踊ってくれました。その中でイサは、杏子に言葉をつぶやき、静かに亡くなりました。
2つ目の窓の結末
母の振る舞いに限界が来た界人は、突然男と寝てばかりいる母親を大声で責めます。界人が見つけた海の遺体は、母親の元恋人でした。母のことが理解できなくなった界人は怒りに任せて家を出ますが、戻ってくると母親は姿を消していました。台風も島に上陸する中、界人と杏子は必死で母を探します。話を聞いた徹は、界人に母が島に来たばかりの頃の話をします。母は界人を島に連れてきたことに責任をずっと感じていました。台風が去ると、界人は母の職場に向かいます。そこにはいつもの母の姿があり、界人と母は熱く抱擁します。その後界人と杏子は浜辺で体を重ねあい、裸のまま海を泳ぎ続けるのでした。
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