シン・レッド・ラインの紹介:1998年アメリカ映画。ジェームズ・ジョーンズ原作の同名小説を映画化した戦争ドラマです。太平洋戦争の激戦地のひとつソロモン諸島ガダルカナル島を舞台に、若きアメリカ兵たちの戦いの日々と人間模様を豪華キャストの共演で描いています。
監督:テレンス・マリック 出演者:ショーン・ペン(エドワード・ウェルシュ)、ジム・カヴィーゼル(ロバート・ウィット)、エイドリアン・ブロディ(ジェフリー・ファイフ)、ジョン・キューザック(ジョン・ガフ)、ニック・ノルティ(ゴードン・トール)、ジョン・C・ライリー(ポール・ストーム)、ジョージ・クルーニー(チャールズ・ボッシュ)、ジョン・トラボルタ(デヴィッド・クインタード)ほか
映画「シン・レッド・ライン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シン・レッド・ライン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「シン・レッド・ライン」解説
この解説記事には映画「シン・レッド・ライン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シンレッドラインのネタバレあらすじ:起
1942年、太平洋戦争中のソロモン諸島・ガダルカナル島。アメリカ陸軍C中隊の二等兵ロバート・ウィット(ジム・カヴィーゼル)は数名の仲間たちと共に無許可離隊を繰り返してはメラネシア系の原住民と共に過ごしていましたが、歴戦の強者であるエドワード・ウェルシュ先任曹長(ショーン・ペン)はウィットを連れ戻し、懲戒部隊での看護兵の任に就かせました。やがて日本軍がガダルカナル島に航空基地を建設しているとの情報が入り、制空権を死守すべくC中隊の指揮官ゴードン・トール中佐(ニック・ノルティ)はデヴィッド・クインタード淮将(ジョン・トラボルタ)の命を受けてガダルカナル島へ決死の上陸を決行します。
シンレッドラインのネタバレあらすじ:承
C中隊長ジェームズ・“バガー”・スタロス大尉(イライアス・コティーズ)に課せられた任務とは日本軍が占拠している高台の奪還でした。上官のトールは真正面からの突撃を命じ、スタロスやウェルシュ、ウィリアム・ケック軍曹(ウディ・ハレルソン)らの小隊が進撃しますが日本軍の激しい機銃掃射に遭い、敵の様子を探れないまま後退を余儀なくされますが、トールの命令は無謀にも前進あるのみでした。手榴弾を誤爆させたケックなど多数の兵士が次々と命を落としていきます。これ以上犠牲者を出したくないスタロスは無謀な作戦を執るトールの命令を拒否、トール自ら指揮を執ることにします。
シンレッドラインのネタバレあらすじ:転
ジョン・ベル二等兵(ベン・チャップリン)ら数名が決死の偵察活動を行い日本軍のトーチカの場所などを確認、志願したジョン・ガフ大尉(ジョン・キューザック)が指揮を執る攻撃部隊の果敢な攻撃により遂に高台は陥落、トールはその勢いのまま奥の日本軍の本拠地をも攻め落とします。作戦を成功させたC部隊は1週間の休暇を取る中、トールは命令に従わなかったスタロスを解任、スタロスは部下に感謝されながら帰国の途につきました。ベルは祖国に残してきた妻マーティ(ミランダ・オットー)への想いを胸に戦ってきましたが、マーティが他の将校と恋に落ちたので離婚してほしいという手紙を受けとり動揺します。
シンレッドラインの結末
休暇を終えたC部隊は再び前線への進軍を開始、ジャングルの中に日本軍を発見します。まだC部隊の存在は日本軍には築かれておらず、衛生兵から一兵卒に復帰していたウィットは自ら志願してジェフリー・ファイフ二等兵(エイドリアン・ブロディ)らと共に危険な偵察に出、敵の大隊がいることを確認、ウィットはファイフを部隊に戻らせると自ら囮となって日本兵を引き付け、最後は包囲されて命を落とします。ウェルシュはウィットの墓の前にひざまづき、厳しく接してはきたものの常に気にかけていたウィットの死を悼みました。やがてスタロスに代わりC中隊の新たな指揮官に任じられたチャールズ・ボッシュ大尉(ジョージ・クルーニー)が島に赴任、ガダルカナル島での役目を終えたウェルシュやベルらはそれぞれに複雑な思いを抱えたまま島を離れていきました。
「シン・レッド・ライン」感想・レビュー
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ヘルメット被って顔汚れてるから誰が誰かサッパリ分かりませんでした。
で、こんな、アメリカさんの独りよがりの鬼ヶ島の鬼退治を哲学的な人間の苦悩として描いているわけか。こんなのを見て、なるほど納得と映画館を出てくる日本人の知性を疑うよ。どれだけ、彼らが正義の戦いをしていたかということが言いたいだけ。安物の映画。