映画「トモダチゲーム 劇場版FINAL」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
トモダチゲーム 劇場版FINALの紹介：2017年日本映画。『トモダチゲーム』を勝ち抜いたCチームの友一と天智は、次のゲーム『友情かくれんぼ』を5人メンバーのKチームと争う事になります。2人vs5人で人数が足らない事から、運営はマリアという女子をCチームに送り込みます。そして森で隠れた相手チームのメンバーを見つけるゲームが始まりました…という内容の前作『トモダチゲーム』の続編です。前作とはつながりはあるものの、前作を見ていなくても理解できる内容になっています。
監督：永江二朗 出演者：吉沢亮（片切友一）、内田理央（沢良宜志法）、山田裕貴（美笠天智）、浦上晟周（紫宮京）、シルクロード（鬼瓦百太郎）、財木琢磨（柱谷千聖）、町山博彦（丹羽万里）、加藤明子（玉井レイコ）、大倉士門（四部誠）、根本凪（心木ゆとり）、上野優華（水瀬マリア）、天月-あまつき-（マナブくん）、久保田悠来（東條レン）、ほか
この解説記事には映画「トモダチゲーム 劇場版FINAL」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
『トモダチゲーム』を勝ち進んだ友一と天智は、Cチームとして次のゲーム『友情かくれんぼ』に進みます。対戦するのはKチームでした。メンバーは門倉十蔵、鬼瓦百太郎、柱谷千聖、紫宮京、丹羽万里の男5人でした。
マナブくんからゲームの説明があります。森の中に一人が隠れて、隠れた相手を敵チームが見つければ勝利という内容でした。やってはいけない事は、相手チームへの暴力と隠れ役の場所移動で、これを犯すと敗北が決まり借金が2倍になる仕組みでした。逆に、やっていい事は携帯電話による連絡、隠れ役への食事の配達、そして隠れ役のギブアップ、相手チームへの寝返りでした。
人数的に圧倒的不利なCチームに対し、運営側が、「別のゲームで負けて一人で借金を背負った女子の加入を希望するか？」と聞きます。友一は迷わずOKを出します。天智は「これは運営側の罠じゃないのか」と疑いますが、友一は「大丈夫だ」と言いました。それを見た運営側は「うまくいった」と微笑み、水瀬マリアを送り込みます。
Cチームは天智が隠れ役を申し出て、友一がマリアの携帯と名札を預かって天智の隠れ場所を決めて隠れます。Kチームはキャプテンの十蔵が「隠れ役になる」と言いました。そして十蔵は「相手は残り二人だから、食料を届けに行くのをつければ隠れ場所がわかるはずだ」と言います。
天智はユウセイとタクミという二人の友人と協力して株取引を行い、金儲けをしていました。しかし、天智らの預金通帳から金が沢良宜志法に送金され、残高がなくなっていました。交際をしていた沢良宜志法が元凶であると考えていました。そして『トモダチゲーム』をぶっ潰すと言う友一を信用し、沢良宜志法を抹殺すために付いてきたのでした。
2日目、友一は「食事を運ぶ奴を追えば隠れ場所がわかるんだろう」とKチームに話します。友一は「相手の狙いはわかっている」とマリアに話します。
3日目、友一はしきりに百太郎を挑発します。キレやすい百太郎は友一を殴ろうとしますが、周りが止めます。突然友一が、Kチームに「スイッチしたい」と言うと、京が「キャプテンに電話で聞く」と言いました。京は「キャプテンはお前はダメだ、マリアが一緒ならOKだ」と言って、友一の策略を見抜きます。
隙を見て、友一とマリアが食料を持って走りだします。百太郎と千聖が追いかけます。途中で友一はマリアを崖から突き落としました。マリアが崖にぶら下がると、百太郎が手を差し伸べ、千聖も手伝ってマリアを助けます。百太郎はマリアに一目ぼれしていました。
そのころ友一は万里に見つかり、コテージに戻ります。コテージでは百太郎が仲間に暴力を振るおうとしていました。止める仲間たちでしたが、マナブくんは「仲間同士は暴力は振るってもいい」と言います。すると、友一がマリアをいたぶりはじめ、顔を舐めたりとセクハラ行為を始めます。怒った百太郎は「Cチームに移る」と言いました。京は「キャプテンもいいと言うだろう」と言うと、友一が「OKだ」と言います。
百太郎がCチームに移りました。すると百太郎は友一に殴り掛かりますが、逆に友一に捕らわれ、木に縛り付けられます。そして百太郎に「キャプテンの隠れ場所を言え」と言うと、百太郎は「オレは途中までしか食料を持って行っていない。それから先は京が持っていった。京がキャプテンとの連絡役だ」と言います。友一は京に電話し「お前がリーダーだったのか？」と聞くと、京は「人望のある十蔵をキャプテンにして操っていた、お前は百太郎という爆弾を抱えた」と言います。
4日間食事を食べていない天智は苦しみながらもギブアップしませんでした。コテージでコーヒーを飲んでいたマリアから友一に電話がかかります。マリアは「今だったら誰も居ないから天智に食料を届けられる。隠れ場所を教えて」と言います。友一が場所を教えると、マリアの横には京がいました。そしてマリアはKチームにスイッチします。
そして京が教えられた洞窟に向かうと『ハズレ』の紙がありました。京は大きな声で「いなかった場所は二度と探さない」と言った後、天智に電話します。京は「声が聞こえない、もっと大きな声で言ってくれ」と言い、天智が大声で話すと、後ろに京がいました。
京が天智を連れて帰るとマナブくんは「ゲーム終了」と告げます。そしてマナブくんは「結果発表！Cチームの勝利」と言いました。京が「天智を見つけたのに何故だ!」と言うと「勝利の条件はもう一つあったはずだ」とマナブくんが言います。十蔵がギブアップしていたのでした。
友一は百太郎が十蔵を人一倍慕っていたことを知ります。そして十蔵も百太郎をチームの中で一番可愛がっていました。そこで友一は、木に縛り付けた百太郎を、十蔵に電話しながら殴り続けました。更に指を折ってやると言って、指を折る音を聞かせ「ギブアップしろ」と迫ったのでした。
十蔵が「お前は許さない」と言って友一に掴みかかります。その時友一の指が折れているのを見ました。十蔵は「自分で折ったのか」と言って手を放し、「オレは学校をやめて仕事をする、借金はオレが全て受け、オレが全て返す」と言います。すると友一が「その必要はない」と言って、マリアにアイスピックを突きつけました。そして「マリアは運営の人間だ！運営に連れて行け」とマナブくんに迫ります。
運営に行くと、男が「会いたかった千葉友一」と言います。友一が「その名前を言うな」と言うと、男は「友一は両親の作った借金のカタに千葉金蔵に売られた。千葉金蔵から金に対する執着心を教わり、その後、実の両親と金蔵を殺害した。次の里親には優しくしてもらい、金より大事なものは友達だと教わった。その里親が病気になっても、金はあるのに手術費用を出さずに死なせた」と過去を暴露します。そして男は「お前には何が残った？」と聞くと、天智が「友達だ!」と答えます。
学校へ戻ると、父が逮捕された四部が、「無くなった修学旅行費用が払えなくなった」と言って、いなくなっていました。四部の家に向かうと、何かおかしいので奥の部屋に行くと志法が監禁されていました。志法は、四部が修学旅行の足しにしてくれと言って持ってきた金を返すためにここにきて、『トモダチゲーム』の実況動画を見てしまった事で監禁されたと言います。
四部は富裕層だけがなれる『トモダチゲーム』の会員で、ゲームに賭けていたのでした。四部は志法に一目ぼれし、付き合っていた天智を陥れるために、天智の友人のユウセイとタクミを抱き込み、株取引で1000万円の借金を作らせました。そして借金をチャラにする方法として「『トモダチゲーム』に天智も誘って参加しろ」と言ったのでした。その後、通帳を偽造して、志法が絡んでいるように見せかけました。すべての始まりは四部でした。
四部は「世の中は全て金だ、お前ならわかるだろう」と友一に言います。友一は「『トモダチゲーム』をやって、お前が勝ったら許してやる」と言います。「勝負はジャンケンだ。オレの左手は折れてパーとチョキしか出せない。引き分けならお前の勝ちにしてやる」と言います。四部は友一の右手を見てグーを出しました。友一は折れた手でパーを出しました。
友一は「人を信用しないから負けるんだ」と言います。運営が四部に「父の借金は5億ある。大人のトモダチゲームに参加するんだ」と言います。すると友一、志法、心木も参加すると言います。一人参加しない天智に「力になってくれ、頼む、友達だから」と言いました。
以上、映画「トモダチゲーム 劇場版FINAL」のあらすじと結末でした。
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