映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシアの紹介：2015年日本映画。TVアニメ「機動戦士ガンダム」でキャラクターデザインなどをてがけた安彦良和が、TVアニメをベースにしてエピソードを追加したコミック「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」のうち、シャア・セイラ編を全6部でアニメ化した作品の第2章。ザビ家が支配するサイド3から地球に亡命したキャスバルとアルテイシアが、地球で騒動に巻き込まれ再び宇宙に行き、母の死をきっかけに、キャスバルが復讐の戦いを始めるまでを描いています。
総監督：安彦良和 監督：今西隆志 声優：エドワウ・マス（池田秀一）、セイラ・マス（潘めぐみ）、ランバ・ラル（喜山茂雄）、ドズル・ザビ （三宅健太）、シャア・アズナブル（本物）（関俊彦）
この解説記事には映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
地球に亡命して3年、キャスバルとアルテイシアは、テアボロ・マスという資産家の養子となり、それぞれ、エドワウ・マス、セイラ・マスと名前を変えて生活をしていました。
ある日、マス家に居候しているジンバ・ラルの元にアナハイム社の人間が訪れます。ダイクン家の再興に協力するとの名目でしたが、その夜、マス家は、武装集団の襲撃を受けます。エドワウ、セイラ、そしてジンバ・ラルは、亡命した時からザビ家の監視下にあり、ジンバ・ラルの行動を阻止するため、ザビ家は、実力行使に出たのでした。
ジンバ・ラルは、武装集団に惨殺されましたが、エドワウとセイラは、エドワウの活躍により、かろうじて武装集団の襲撃から逃れることができました。
その頃、サイド3のムンゾでは、父親であるジンバ・ラルやキャスバル、アルテイシアの亡命を助けたことで、軍隊から干され燻っていたランバ・ラルの元に、ドズル・ザビが、仕事を頼みたいと訪ねてきました。
ドズルに促されるまま、ムンゾの隣にあるダークコロニーに訪れたランバ・ラルが見たものは、人型機動兵器の実験風景でした。ドズルは、これをモビルワーカーと呼び、これで地球連邦軍をぶっ潰す、と言いました。実験では、実験用のモビルワーカーは、連邦軍の戦闘車両であるガンタンクをいともたやすく倒してしまいます。ランバ・ラルは、ドズルの依頼を受け、ガイア、マッシュ、オルテガの、後に黒い三連星と呼ばれる3人と共に、モビルワーカーの開発に協力するのでした。
武装集団の襲撃で重傷を負ったテアボロ・マスは、友人のシュウ・ヤシマが所有するサイド5のテキサスコロニーに、エドワウ、セイラと共に移住することを決断しました。サイド5は、ザビ家の本拠地であり、かつてエドワウやセイラも住んでいたサイド3から一番近いコロニー群であることから、ザビ家の監視が容易であり、そこで静かに生活することで、ザビ家に恭順の意を示すことになるからです。
テキサスコロニーに移住したセイラは、そこでエドワウそっくりの青年に出会います。彼の名は、シャア・アズナブル。シャアとエドワウが違うのは、瞳の色くらいで、あとは瓜二つです。そこへエドワウも来て、セイラは、姿がそっくりのエドワウとシャアが揉めるのではないか、と心配しましたが、シャアとエドワウは、同年代ということで、お互いを認め、すぐに打ち解けました。
シャアと知り合った夜、エドワウが血相を変えてセイラの元を訪れます。エドワウは、母であるアストライアが死んだという連絡を受けたのでした。母に再会することを楽しみにしていたセイラは、母の死を知らせる手紙を読んで、ショックのあまり悲鳴を上げてしまいました。
それ以来、エドワウは以前にも増してかたくなな態度をとるようになり、ザビ家の息のかかった監視役の人間を袋叩きにするなど思いもよらぬ行動をとることも有り、周囲の人間を恐れされます。
その日の夜、長らく飼っていたセイラの飼い猫が死んでしまいました。セイラが、小さな墓を作り飼い猫を弔っていると、エドワウが、士官学校に合格したシャアと一緒にムンゾに行く、と別れの挨拶を言いに来ました。セイラは、母、飼い猫、そして兄と、愛する家族を一気に失ってしまい、哀しみにくれるのでした。
以上、映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア」のあらすじと結末でした。
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