シビル・ウォー/キャプテン・アメリカの紹介:2016年アメリカ映画。「アベンジャーズ2/エイジ・オブ・ウルトロン」の1年後、協力して地球を守っていたアベンジャーズの内戦やヒーロー同士の戦いを描くというショッキングな内容の作品です。シビル・ウォーは、キャプテン・アメリカシリーズ3作目で、マーベル・シネマティック・ユニバースの13作目となります。アベンジャーズシリーズ同様の登場人物の多さを誇り、これまでの物語に重要な展開をもたらす作品といえます。
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ 出演者:クリス・エヴァンス(スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ)、ロバート・ダウニー・Jr.(トニー・スターク/アイアンマン)、セバスチャン・スタン(バッキー・バーンズ/ウインター・ソルジャー)、スカーレット・ヨハンソン(ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ)、チャドウィック・ボーズマン(ティ・チャラ/ブラックパンサー)ほか
映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シビルウォー キャプテンアメリカの予告編 動画
映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」解説
この解説記事には映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
シビルウォー キャプテンアメリカのネタバレあらすじ1
ニューヨークでのチタウリの襲来やソコヴィアでのウルトロンとの決戦を経て、世界各地で平和活動を行っているアベンジャーズ。 過去にキャプテン・アメリカと対決したヒドラ戦闘員ブロック・ラムロウが参加するというテロの鎮圧へ向かった彼らでしたが、ワンダ・マキシモフがラムロウの放った爆弾のコントロールに失敗し、民間人の残るビルを破壊して多くの犠牲を出してしまいます。
世間では再びアベンジャーズの活動を危険視する声が高まり、各国政府は「ソコヴィア協定」としてアベンジャーズを国際連合の管理下に置こうとする動きを見せ始めます。この協定が締結されれば、今までのように自由に世界中での防衛活動が出来なくなることは明白でした。 アメリカ国務長官のサディアス・ロスが中心となり、ソコヴィア協定に署名するようアベンジャーズの面々に働きかけがはじまりました。ソコヴィアでの一件を深く反省したトニー・スタークは協定に賛同し、政府寄りの人間であるジェームズ・ローズ大佐(ローディ)やヴィジョン、ナターシャ・ロマノフもそれに続きます。
しかし、キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは協定によって正義を自分で判断し行動できなくなると考え、反対派にまわりました。同じく反対派に残ったサム・ウィルソンやワンダとともに、トニーたちと対立することになりました。
シビルウォー キャプテンアメリカのネタバレあらすじ2
S.H.I.E.L.D.創設者の一人でスティーブのかつての恋人だったペギー・カーターが老衰で亡くなり、葬儀に参列したスティーブは、ペギーの娘シャロンと対面し、己の正義を貫くことを決意します。
一方、オーストラリアでは各国の首脳陣が集まりソコヴィア協定の署名式が行われていました。そこにはナターシャや、ワカンダの国王ティ・チャカ、その息子ティ・チャラが出席していました。しかし、その途中で爆破テロが起こり、ティ・チャカが犠牲になってしまいます。テロの容疑者として、今まで行方をくらましていたウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズが指名手配され、ティ・チャラは復讐に出ます。バッキーと接触したスティーブことキャプテン・アメリカでしたが、ティ・チャラのもう一つの姿であるブラックパンサーの襲撃により取りバッキーは押さえられますが、その場で3人は逮捕されてしまいます。
バッキーは厳重な拘束と監視のもとに置かれ、精神鑑定にかけられます。しかし、その鑑定医のヘルムート・ジモはかつてヒドラがバッキーを洗脳しコントロールした際に用いた本を使い、バッキーを再び暗殺者ウインター・ソルジャーに洗脳してしまいます。脱走したウインター・ソルジャーを追いかけてスティーブやサムも脱走し、姿を消してしまいました。
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのネタバレあらすじ3
スティーブとサムの潜伏先で、バッキーのウインター・ソルジャーとしての洗脳が解けます。スティーブを旧友と認識したバッキーは、暗殺者ウインター・ソルジャーは自身の他にもいることを彼らに明かします。ジモが持つ本があれば、他のウインター・ソルジャーを目覚めさせることも可能であり、スティーブたちはジモの次の行く先はそのウインター・ソルジャーたちが眠っている施設ではないかと考えます。スティーブはその施設に向かうため、空港を目指しました。
しかし、空港ではトニーたち協定賛成派のヒーローたちが彼らを待ち構えていました。反対派であるスティーブことキャプテン・アメリカの援軍としてスコット・ラングことアントマンや、ホークアイことクリント・バートン、ワンダなどが加わり、賛成派のブラックパンサーやローディ、トニーが連れてきたピーターことスパイダーマンやヴィジョンなどと、ヒーロー同士による壮絶な戦いを空港で繰り広げることになります。
戦いの中、ナターシャの助けを借りてスティーブとバッキーはクインジェットに乗り込み、施設を目指します。彼らを追って攻撃しようとしたローズとヴィジョンでしたが、ヴィジョンがサムを狙って攻撃したものの、逸れてウォーマシンことローディを撃墜してしまいます。ローディは一命はとりとめたものの、下半身不随となってしまいます。
シビルウォー キャプテンアメリカのネタバレあらすじ4
スティーブとバッキーは施設にたどり着き、ジモと対面します。しかし、ジモが狙っていたはずのウインター・ソルジャーはジモの手によって全員殺されていました。ジモはソコヴィアで家族を失い、ソコヴィアを滅茶苦茶にしたアベンジャーズに強い復讐心を抱いていました。なにも能力を持たないジモはアベンジャーズを倒すためには内側から分裂させるしかないと考え、ソコヴィア協定の署名式でテロを起こし、容疑をバッキーに被せ、アベンジャーズの内部分裂を煽ったのでした。
一方でジモがすべての真犯人であると気づいたトニーもまた施設に現れます。トニー、スティーブ、バッキーの前で、ジモはある映像を彼らに見せつけます。それは、事故死したと思われていたトニーの両親が、ウインター・ソルジャーのバッキーに殺されていたという証拠をとらえた1991年12月16日の映像でした。真相を知ったトニーはバッキーに強い復讐心を抱きます。そして、その事実を知りながら隠していたスティーブに激しい怒りを覚え、3人は再び激しく戦い始めてしまいます。
怒りに我を忘れるトニーをなんとか制したスティーブでしたが、トニーの父が作った盾を持つ資格はないと言われ、武器でありキャプテン・アメリカの象徴でもあったその盾を手放します。そして、バッキーと共に再びトニーたちの前から姿を消してしまうのでした。
シビルウォー キャプテンアメリカの結末
トニー達が命懸けの戦闘を繰り広げる中、内部分裂を引き起こすことに成功したジモは施設を抜け出していました。しかし、ブラックパンサーによって逮捕されるのでした。
スティーブとバッキーが姿を消した後、トニーは下半身不随になったローディのために義足を開発し、リハビリを手伝っていました。そんな中、トニーの元にスティーブから手紙が送られてきました。それは、必要になったらいつでも友として助けに行く、というスティーブからの和解の申し出でした。
スティーブとバッキーは、ティ・チャラの助けを借りてワカンダ共和国にかくまわれていました。スティーブは逮捕されていた反対派の仲間たちを助け、バッキーは洗脳の解き方が見つかるまで再び冷凍睡眠に入ることを自ら決断しました。いつかバッキーを探しにくる者が来るだろうというスティーブに、ティ・チャラは、来るなら来ればいいさ、と返すのでした。
エンドロール後、「スパイダーマンは帰ってくる」というメッセージで映画は幕を閉じます。
以上、映画シビルウォー キャプテンアメリカのあらすじと結末でした。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品の時系列・順番
1.『アイアンマン』(2008年公開)
2.『インクレディブル・ハルク』(2008年公開)
3.『アイアンマン2』(2010年公開)
4.『マイティ・ソー』(2011年公開)
5.『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年公開)
6.『アベンジャーズ』(2012年公開)
7.『アイアンマン3』(2013年公開)
8.『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年公開)
9.『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年公開)
10.『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年公開)
11.『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年公開)
12.『アントマン』(2015年公開)
13.『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年公開)
14.『ドクター・ストレンジ』(2016年公開)
15.『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年公開)
16.『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年公開)
17.『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年公開)
18.『ブラックパンサー』(2018年公開)
19.『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年公開)
20.『アントマン&ワスプ』(2018年公開)
21.『キャプテン・マーベル』(2019年公開)
22.『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年公開)
23.『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年公開)
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」感想・レビュー
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実質的なアベンジャーズの続編。シリーズの今後を左右する重要な作品です。「ヒーローの存在は世界に管理されるべきか」というテーマに各ヒーロー達が葛藤し、自らの正義を信じて戦います。盟友同士であるアイアンマンとキャプテン・アメリカが袂を分かつこととなる濃厚なドラマは見逃せません。ヒーロー同士が入り乱れる多彩なアクションシーン満載の戦いは、新たに登場するヒーロー達にもスポットがあたり大興奮です。
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アヴェンジャーシリーズはアイアンマンくらいしか見ていませんが、戦いのシーンが良く練られている所が気に入っていたので、視聴しました。
大満足です!
私はキャプテンの超人的なアクションが大好きなんですよね。
派手なワイヤーアクションでなく、自然の中での人間の出せる最大限の力というか、リアリティのあるアクションがスクリーン一杯に拝めます。
あとスパイダーマンの登場シーンがけっこうあるのも良かったです。
チョイ役かと思いましたが、けっこう長い時間登場していました。
話が分からなくても、派手な映像、アクション満載なので頭空っぽ状態でも見ていて十分楽しめるかと思います。
アベンジャーズ同士の戦いは迫力がありました。それぞれが自分の信じる正義のために戦い、たとえ友であろうとも全力でぶつかっていたのです。本作では新たな仲間も登場し、ヒーロー同士の戦いはスケールの大きなものになりました。賛成派が必ず正しいとも、反対派が絶対に間違っているとも言えず、どちらを応援すれば良いのか分からないくらいです。