映画「ダーク・アンド・ウィケッド」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ダーク・アンド・ウィケッドの紹介：2020年アメリカ映画。ルイーズとマイケルは、テキサス州の牧場で寝たきりの父と介護する母の元に帰ります。しかし彼らが体験したのは、悪魔にとりつかれた家での恐怖の一週間でした…。『ダーク・アンド・ウィケッド』はウィケッド（邪悪なもの）にとりつかれた家族と、その悲劇を描いたホラー映画です。
監督：ブライアン・ベルティノ 出演：マリン・アイルランド（ルイーズ）、マイケル・アボット・Jr（マイケル）、ザンダー・バークレイ（ソーン神父）、ジュリー・オリヴァー＝タッチストーン、マイケル・ザグスト、ほか
この解説記事には映画「ダーク・アンド・ウィケッド」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
テキサス州にある田舎の村。家畜小屋には牛の骨が不気味に飾られ、家畜たちは深夜に騒ぎだします。母は家畜をなだめますが、思うようにいきません。母は家に戻るものの、騒ぐ家畜が気になる様子です。そして恐怖の一週間が始まりました…。
（月曜日）
ルイーズ（マリン・アイルランド）は父の病状が悪化したと聞き、テキサス州の実家へと帰ります。しかし、母（ジュリー・オリバー・タッチストーン）はなぜか不機嫌な様子。「来るなと言ったのに」とルイーズに怒りを見せます。父（マイケル・ザグスト）は病気で寝たきりです。ルイーズは母の態度が理解できず家を出ていきます。
運転中、ルイーズは弟マイケル(マイケル・アボット・Jr)と知人チャーリーの車が故障しているのを目撃します。マイケルはルイーズの助けに大喜び。そして彼女は母の異変について話します。
ルイーズはマイケルと共に家に戻り、母と一緒に食事をとります。二人が父のことを話題にすると、母は「家に帰れ」と怒鳴ります。
二人は母の異変を理解できないまま部屋に戻ります。深夜、母が台所でニンジンを切り始めます。ところが、母は自分の指を切りはじめました。
（火曜日）
翌朝、マイケルは台所で血痕を見つけます。ルイーズは家畜が納屋から出ていくのを目撃し、首吊り自殺している母を発見します。
（水曜日）
父の介護士が家を訪れ、ルイーズとマイケルは母について尋ねます。介護士は母が「誰かがいる、夫に話しかけている」とつぶやいていたことを二人に話します。
マイケルとルイーズは運転中、チャーリーに出会います。彼は死んだ妻のことで悲しんでいる様子です。その後マイケルは自殺した母を非難し、いまだに悲しみの中にいるルイーズを怒らせます。その夜、ルイーズがシャワーを浴びていると、寝たきりのはずの父が現れ、ルイーズは泣き叫びます。
マイケルは母の日記を発見し、ルイーズに見せます。その内容は「悪魔がいる、恐怖から助けて、夫は殺される」というものでした。
（木曜日）
二人は母の日記を読み続け、なにか邪悪なものに対して母が恐れていたことを感じ取ります。葬儀屋が母のポケットにあった十字架を見せます。しかし、母は神を信じていなかった…と二人は理解できない様子です。そして、母は悪魔から逃れるために神に祈っていたのではないかと推測します。
ルイーズは父の介護中、突然父の体からクモが現れ、恐怖を感じます。夜になると家畜と狼が騒ぎだします。さら異常は続き、突然電話が鳴りルイーズが出ると、母の声で「来るなと言ったのに」と言われます。一方、マイケルは女性の声を聞き、振り向くと母の亡霊を目撃します。
（金曜日）
ルイーズが朝起きると顔に血がついていましたが、なかなか洗い流すことができません。電話は鳴り続け、電話をとるとまた母の声で「来るなと言ったのに」と言われます。マイケルとルイーズは誰かが牧場にいるのを目撃します。それはソーン神父（ザンダー・バークレイ）で、二人と話をしたいと話します。
ソーン神父は母の日記を読み「悪魔はいる、これは警告だ」と話します。マイケルはソーン神父を信じていない様子で激怒し、ソーン神父を追い出します。
マイケルは妻と娘たち家族のことが心配になり電話をかけます。その夜、二人は日記を読んでいると、マイケルが母の亡霊を見たことを話します。
深夜３時、二人は外に人の気配を感じます。窓の外を見るとそこにはソーン神父がいました。マイケルは「こんな時間に何しに来た！」と激怒。ソーン神父は帰っていきます。電話は鳴り続け、マイケルはルイーズに「電話にでるな」と忠告します。
チャーリーはマイケルのことが心配になりますが、血まみれの女性が襲撃。チャーリーは自殺してしまいました。
ルイーズはソーン神父に電話します。ところがソーン神父は「テキサスには行っていない、シカゴにいる」と話します。ルイーズは恐怖を感じ電話を切ります。
二人は父のことを医師に相談します。この家は危険なため父を入院させたいと求めますが、医師は無理だと言います。
マイケルは介護士に、神と悪魔について相談します。その後ルイーズとマイケルは家畜の足が切られているのを目撃、そして大量の家畜の死体を発見します。
二人は今後について話し、マイケルは家族が心配だから家を出ていくと言います。ルイーズは一人になるのが心配になります。
マイケルは家畜の世話をし、家族に電話しますが電話に出ません。彼は何者かの気配を感じると、母の亡霊が現れて襲われます。ルイーズは、深夜に悪夢でうなされてしまいます。起きると天井に父がいて、ルイーズは悲鳴をあげます。
(日曜日)
目覚めたルイーズのもとに少女が訪問してきます。その少女はチャーリーの孫でした。少女はチャーリーが自殺したことを話します。すると突然、少女はルイーズを襲い、ルイーズは逃れます。
ルイーズはマイケルに電話しますが、彼は妻と娘たちの元へ帰る途中でした。ルイーズは「牧場に戻って」と怒鳴りますが、マイケルは家族のことが心配で、そのまま家族のいる家へと向かいます。
介護士が家に到着します。しかし、介護士は悪魔に取り憑かれており、ナイフを持って暴れる状態です。ルイーズは介護士を止めようとしますが、倒されてしまいます。介護士は必死にイエス・キリストの名を叫び悪魔と闘いますが、悪魔は彼女の目を突き刺し自殺させます。
マイケルが自宅に到着すると、自殺している家族を目撃。ショックをうけたマイケルも自殺してしまいました。しかし、そこに家族がやってきます。妻と娘たちはマイケルの自殺に驚き、ルイーズに電話するものの出ません。どうやら自殺していた家族は、マイケルの幻影だったようです。
その夜、ルイーズは目を覚ましますが、階段で倒れてしまいます。すると父の咳が聞こえ、最期が近いことを悟ります。ルイーズは父のもとに向かうと、マイケルの叫び声を聞きます。そして父は息をひきとりました。ルイーズは母の声を聞き、その亡霊に襲われるのでした。
以上、映画「ダーク・アンド・ウィケッド」のあらすじと結末でした。
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