仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判の紹介:2018年日本映画。2018年で生誕80周年を迎えた石ノ森章太郎原作の『仮面ライダーアマゾン』をリブートし、Amazonプライム・ビデオにてシーズン1・2に渡って配信された特撮ドラマ『仮面ライダーアマゾンズ』の続編となる劇場版にして完結編です。人工生命体“アマゾン”を巡り、二人の仮面ライダーの最後の戦いが幕を開けます。
監督:石田秀範 出演者:藤田富(水澤悠/仮面ライダーアマゾンオメガ(声)/仮面ライダーアマゾンニューオメガ(声))、谷口賢志(鷹山仁/仮面ライダーアマゾンアルファ(声))、武田玲奈(水澤美月)、東亜優(泉七羽)、三浦孝太(黒崎武)、籾木芳仁(札森一郎)、俊藤光利(志藤真)、宮原華音(高井望)、勝也(三崎一也)、田邊和也(福田耕太)、神尾佑(橘雄悟)、姜暢雄(御堂英之助/仮面ライダーアマゾンネオアルファ(声))、国府田聖那(ムク/リスアマゾン(声))、加藤貴子(水澤令華)、藤木孝(天条隆顕)ほか
映画「仮面ライダーアマゾンズ 最後ノ審判」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面ライダーアマゾンズ 最後ノ審判」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判の予告編 動画
映画「仮面ライダーアマゾンズ 最後ノ審判」解説
この解説記事には映画「仮面ライダーアマゾンズ 最後ノ審判」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判のネタバレあらすじ:起
大手製薬会社『野座間製薬』が極秘裏に研究・開発した人工生命体“アマゾン”。普段は人間と同じ姿をしているものの、感情が高ぶると禍々しい怪人の姿となり、人間を捕えては食する凶暴性を持ち合わせていました。野座間製薬は「駆除班」を、日本政府は「4C」という組織を編成、野座間製薬から脱走した無数のアマゾンの駆除にあたらせていました。そんな中、アマゾン細胞と人間の細胞を掛け合わせて誕生した“養殖”アマゾンの仮面ライダーアマゾンオメガこと水澤悠(藤田富)はアマゾンを人間から守る道を選び、元・野座間製薬研究員で自らアマゾン細胞を取り込んで“野性”のアマゾンとなった仮面ライダーアマゾンアルファこと鷹山仁(谷口賢志)は自らも含む全てのアマゾンを狩り尽くす道を選びました。アマゾン・駆除班・4Cなど様々な思惑や凄惨な死闘を経てほとんどのアマゾンは絶滅、もはやアマゾンは悠と仁の二人だけになったかと思われていました…。(ネット配信ドラマ(Season1、Season2)を参照)
仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判のネタバレあらすじ:承
映画は4Cの執拗な追跡から逃れる悠の逃走から始まります。黒崎武(三浦孝太)や札森一郎(籾木芳仁)ら4C黒崎隊のメンバーは悠に銃を構えますが、4Cと行動を共にしていた悠の義妹・水澤美月(武田玲奈)が悠をかばい、悠はアマゾンオメガの強化形態“アマゾンニューオメガ”に変身して応戦しますが、美月は足に銃弾を受けてしまい、ニューオメガ諸共川に転落しました。
翌朝、悠と美月はムク(国府田聖那)と名乗る少女や少年ら数名によって助けられ、とある養護施設に匿われました。御堂英之助(姜暢雄)という人物が運営するこの施設には身寄りのない子供たちが自給自足の生活を送っており、子供たちはみな“人に幸せを運ぶ天使”として育てられていました。
その日はひとりの少女の里親が決まり、全員で見送った直後、施設に未確認のアマゾン2体が襲い掛かってきました。悠はアマゾンニューオメガに変身して応戦、御堂も仮面ライダーアマゾンネオアルファに変身、協力してアマゾン2体を駆除しました。しかしその直後に4Cが現れ、悠は美月と共に駆け付けた駆除班の4人、志藤真(俊藤光利)、高井望(宮原華音)、三崎一也(勝也)、福田耕太(田邊和也)に助けられました。
仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判のネタバレあらすじ:転
駆除班のトラックで逃げる最中、少女が里親の老夫婦と共に乗っていた車を発見した悠が謎の建物に潜入すると、何と少女は食材として調理され、老夫婦に食べられていたのです。それもそのはず、実は施設の子供たちは、日本の食糧自給率低下の対策として、御堂と4Cの局長・橘雄悟(神尾佑)が大物政治家の佐古島晋作(嶋崎伸夫)と結託して進めていたプロジェクト“アマゾン畜産計画”によって生み出された食用アマゾンであり、“創造主”と呼ばれる鎖に両腕を縛られた男の細胞から培養されていたのです。組織の実態を知った悠は子供たちに逃げるよう促しましたが、自分よりも人間の幸せに貢献すべきだとするムクらは呼びかけに応じようとはしませんでした。
一方、4Cの追跡を逃れた駆除班は足の傷が悪化した美月の手当てのために近くの家に立ち寄りますが、そこは施設を逃げ出したアマゾンの隠れ家であり、駆除班はアマゾン3体に捕まってしまいました。先程施設を襲撃した2体のアマゾンもまた施設からの脱走者の成れの果てだったのです。しかし、美月がアマゾンの一人に“人間を食べないアマゾン”である悠のことを打ち明け、かつての仲間だったマモルに片腕を食われた三崎はわざとアマゾンに義手を食わせるなどした結果、アマゾンたちはようやく態度を軟化させました。しかし、その隠れ家も4Cに包囲され、感情の高ぶったアマゾンはみな怪人へと変化、駆除班はやむなく4Cとともにアマゾンらを駆除しなければなりませんでした。
その頃、ムクは橘の差し金で佐古島に試食されることとなりましたが、不味いとして廃棄される仲間の死体を見たムクは悠の言葉を思い出して初めて“生きたい”という欲求に駆られ、リスアマゾンとして覚醒すると佐古島をはじめ調理師らを次々と喰い殺していきました。駆け付けた悠はムクを連れて施設に戻り、子供たちを脱走させようとしましたが、そこに本性を露わにした御堂が立ちはだかり、悠はニューオメガに、御堂はネオアルファに変身して対決しましたが実力はネオアルファの方が上回っており、ニューオメガは変身ベルト“ネオアマゾンズドライバー”を破壊されて変身解除させられ、悠を守ろうとリスアマゾンに変身したムクも瀕死の重傷を負い、ネオアルファは逃げた子供たちの後を追っていきました。。
仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判の結末
“創造主”の正体とは、アマゾンとして生まれた息子・千翼(仮面ライダーアマゾンネオ)を手にかけて以来行方不明になっていた鷹山仁だったのです。今は亡きパートナー、泉七羽(東亜優)の幻を見た仁は施設の子供に拘束を解かせると、悠の制止を振り切ってネオアルファの後を追いました。死期を悟ったムクは重傷を負った悠に自分を食べるよう懇願、悠は苦悩しながらもムクの想いを受け入れました。
ネオアルファが子供たちを虐殺しているところに仁が現れ、今まで利用された借りを返すとしてアマゾンアルファに変身、ネオアルファに襲い掛かりました。ネオアルファは人間であれば誰でも守ることを信条とする仁は人間である自分を殺せるはずがないと挑発しましたが、アルファは御堂にはアマゾンの匂いを感じるとして躊躇わずにネオアルファの右腕をへし折り、心臓を貫いて倒しました。
ムクを食べた悠はようやく仁に追い付き、“全てを守りたい”悠と“全てを殺したい”仁は遂に対決、アマゾンズドライバーを取り出した悠はオメガに、仁はアルファに変身して血を血で洗う凄惨な死闘を繰り広げ、最後は僅差でオメガが勝利を収めました。全ての力を使い果たした仁は七羽の幻に看取られて静かに息を引き取りました。悠は近くの湖に入水しようとしましたが、美月の幻を垣間見て思いとどまりました。
アマゾン畜産計画は頓挫、面目が丸潰れの橘は、悠の遺伝子提供者にして美月の母・令華 (加藤貴子)や黒崎らに告発されることとなりました。美月は生き残った子供たちとともに施設に残ることを決意、駆除班に別れを告げました。
傷の癒えた悠は、アマゾン専用バイク“ジャングレイダー”に乗り、いずこへと旅立っていきました。
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