兄友の紹介:2018年日本映画。人気少女恋愛コミック『兄友』を横浜流星の主演で映画化した作品です。生徒会長の七瀬雪紘の家に行った壮太は、玄関で雪紘の妹まいに会います。お互い一目ぼれし、雪紘の助けもあって交際が始まりますが、二人とも恋愛経験がなく、特に壮太は奥手でお互いが考えるような発展はありませんでした。そんな時、壮太の従弟の樹がまいの高校に入学し、まいに一目ぼれしたことから二人の恋は思わぬ方向に進んでいきました…という内容のラブストーリー映画です。
監督:中島良 出演者:横浜流星(西野壮太)、松風理咲(七瀬まい)、松岡広大(加賀樹)、古川毅(七瀬雪紘)、小野花梨(西野秋)、福山潤(橘萩之介)、ほか
映画「兄友」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「兄友」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画 兄友の予告編 動画
映画「兄友」解説
この解説記事には映画「兄友」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画 兄友のネタバレあらすじ:起
雨が降りだし、急いで高校から帰ってきた七瀬まい(松風理咲)は洗濯物を取り込み、台所でぬか漬けを漬けています。すると兄の雪紘(古川毅)が帰って来て「タオルもってこーい」と呼びます。タオルを持って玄関に行ったまいは、兄の横に立つ同級生に一目ぼれしました。
彼は西野壮太(横浜流星)という名前で、壮太もまいに一目ぼれします。雪紘の部屋に入った二人でしたが、壮太が雪紘に「妹さんかわいい、名前を教えて」と話していました。二人の部屋の壁は薄く、会話がすべて聞き取れました。
自分の事を話す壮太に夢中になったまいは、学校帰りに土手でつまずいて転んでしまいます。通りかかった壮太が手を取って起こし、飛んで行った靴を拾います。この日以来、毎日雪紘の部屋に来るようになった壮太でしたが、コンビニの前でまいにノートを貸してくれと絡む男子を見て、まいには恋人がいると勘違いした壮太は、雪紘に相談します。
雪紘は「好きだったら恋人がいてもあきらめるな!」と壮太に言います。その会話を聞いたまいは安心していました。その後、雪紘は壮太とまいに「近くのドッグカフェに行って犬の動画を撮って来てくれ」と頼みます。
映画 兄友のネタバレあらすじ:承
ドッグカフェの店長の橘(福山潤)は恋愛の指南が好きでした。壮太とまいの様子を見て、お互い好きだけど言い出せないカップルだと見抜きます。帰り道、壮太が「七瀬さんの事が好きです。彼氏がいてもいいです」と告白しました。まいは「彼氏なんていません、私も西野さんの事が好きです」と言います。
お互い告白しあった二人は次の日から距離が縮まりますが、それ以上進展しないため、悩んだまいは橘に相談に行きます。そして橘に教わったカップル専門のカフェに行くことになり、壮太を誘います。
周囲はいちゃつくカップルばかりで、ウェイトレスがカップル用のパフェを持って来ます。恋愛経験のない壮太は戸惑い、しどろもどろになりました。困ったまいはカフェを飛び出します。追いかけた壮太が「改めて言います、僕と付き合ってください」と言うと、まいは「ふつつか者ですがよろしくお願いします」と答えました。
休みの日、高校の入学試験の世話役となったまいは、昼から会う壮太の為に、二つの弁当を作って学校へ行きます。教室で加賀樹(松岡広大)という受験生がお腹を空かしていたのを見て、自分の弁当を食べさせ、終わった後、壮太の家に行きます。壮太が弁当を食べ終わると、キスをしようと唇を近づけますが、壮太の妹の秋(小野花梨)に見られて出来ませんでした。
映画 兄友のネタバレあらすじ:転
新学期が始まり、樹が入学してきました。樹はまいに一目ぼれしてチャンスを狙っていました。実は樹は壮太の従弟で、壮太の家で勉強を習っています。壮太のスマホの待ち受けにまいが映っているのを見た樹は「僕が好きな人はこの人だ、宣戦布告だ」と壮太に言います。
変な状況になった事から、壮太は雪紘に相談します。雪紘はまいが好きな100円均一ショップへ連れて行ってやれと言い、一緒に行くとまいは大喜びでした。帰り道、樹がやって来ます。突然大雨になり、電車も止まったことから、まいは車で迎えに来てもらおうと両親に電話しますが「酒を飲んでいるので無理」と言われます。
そこで壮太は「僕の家に泊まる?」と聞きました。樹も一緒に泊まることになり、トランプで負けた秋が夕食を作ります。この夕食でお腹を壊した樹をまいが看病します。樹はこれをいいことに、まいに接近し抱き着こうとしますが、壮太が怒って止めさせました。
このことがきっかけで壮太とまいは気まずくなり、会えなくなってしまいます。メールでまいは「会おう」と送りますが、断った壮太は生徒会の女子と帰っていました。楽しそうに話す二人を見たまいは、走って家に帰ります。
横には樹がいました。壮太と連絡が取れなくなったことで、まいは樹に「様子を見てきて」と頼みます。壮太は風邪で寝込んでいましたが、樹は「元気だった」と嘘をまいに教えます。
映画 兄友の結末
ベッドで泣き続けるまいに雪紘が「壮太は風邪で寝込んで休んでいるんだ、看病にいってやれ」と言います。まいは壮太の部屋で看病をします。そこへ樹がやって来て、まぶたを閉じたまま苦しむ壮太を見て「壮太さんは誰に看病してもらっているのか分かっているのかなあ?」と生徒会の女子を想像させる言葉を発します。まいは部屋を飛び出し、家に帰りました。
まいを傷つけてしまった事を後悔した樹は、学校帰りのまいを待ち伏せし「壮太さんに自分の気持ちを伝えてください、今すぐ校門に行けば会えますから」と伝えます。決心の付いたまいは走ります。壮太は生徒会の女子たちと一緒に帰っていました。
壮太の目の前に立ち、まいは「私は西野さん(壮太)の事が好きです。好きな人が出来ても、私の事が嫌いになっても、西野さんの事が好きです、いままでありがとうございました」と言います。壮太は「ほかに好きな人とか、嫌いになったとかそんなわけないだろう。こんなに七瀬さん(まい)の事が好きなのに、僕は七瀬さんの事が一生好きだ」と言い返します。
二人は思いっきり抱き合いました。
まいは壮太を自分の部屋に呼びます。すると雪紘が「声が聞こえなくなったら何かやってんじゃないのか?」と隣の部屋から話します。壮太は「じゃあ、今までの僕の話を全部聞いていたの?」とまいに聞きます。雪紘が「オレは出て行くからよろしく」と言って家を出て行きました。壮太は「二人っきりになったね」と言います。まいが「壮太さん」と初めて名前で呼ぶと、二人はキスをするのでした。
以上、映画「兄友」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する