アストラル・アブノーマル鈴木さんの紹介:2018年日本映画。群馬県の何もない田舎でユーチューバーをするララの破天荒な生き方を描いた作品です。2018年6月から9月にかけYoutubeに公開された『アストラル・アブノーマル鈴木さん』を劇場用に編集された話題作です。
監督:大野大輔 出演者:松本穂香(鈴木ララ/リリ)、西山繭子(久美子)、田中偉登(鈴木ルルオ/流留男)、広山詞葉(神野)、谷のばら(望月)ほか
映画「アストラル・アブノーマル鈴木さん」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アストラル・アブノーマル鈴木さん」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アストラル・アブノーマル鈴木さんの予告編 動画
映画「アストラル・アブノーマル鈴木さん」解説
この解説記事には映画「アストラル・アブノーマル鈴木さん」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アストラルアブノーマル鈴木さんのネタバレあらすじ:起
群馬県の何もない田舎に住むララはユーチューバー。母の久美子と、ひきこもりの弟の流留男との3人暮らしでした。ユーチューバーといっても大した収入は無く、アルバイトとして塾で勉強を教えていました。
生徒の望月にはいつも、「メディアは嘘ばっかり」と言うのが口癖でした。そんな時、フレームテレビジョンからユーチューバーのララとその家族のインタビューをしたいと申し込みがありました。送られてきた家族のプロフィールは嘘ばかりでした。母の久美子は逃げた夫の借金だらけの女で、流留男は自殺志願者のような内容でした。
ララの提案で、プロフィール通りになりきろうということになり、流留男はリストカットの跡を手首に施していました。しかしテレビ局の神野に上司から、理由も語らずララを映してはいけないと指示が出ました。そして神野とカメラマンがやって来ると、収納名人奥さんの鈴木久美子さんという取材に変わっていました。怒ったララは神野に「訴えてやる」と文句を言いました。
アストラルアブノーマル鈴木さんのネタバレあらすじ:承
ララは、東京にいる双子の妹リリの部屋に向かいました。リリは芸能人で、市ノ瀬凜子の芸名で活躍していました。以前二人で応募した芸能プロオーデションでしたが、合格したのはリリだけでした。そんなこともあってララはリリのプロダクションの社長が、リリの本当の家族の事を知られるのを恐れて圧力をかけたのだろうと言いました。
過去にリリが、家族紹介テレビ番組で、全く別人の母と弟を登場させていたことを思い出しました。するとリリは、「全て録音したからユーチューバーを引退しないと恐喝事件として警察に言う」と脅しました。諦めたララは、塾の教室を借りて、ララのユーチューバー引退発表会を行いました。
フォロワー2000人居るから大丈夫だと思ったララでしたが、会場に来たのは二人だけでした。更に一人が市ノ瀬凜子に似ていると言った事から、ララはその男を追い出しました。そんなララに、教え子の望月からユーチューブに出してくれと頼まれました。
アストラルアブノーマル鈴木さんのネタバレあらすじ:転
リリが男を連れて突然帰って来ました。男はイベント会社を経営する大楠で、リリが妊娠したと報告し「順番が逆になるが結婚したい」と報告しました。ララが日本酒を出しました。母と大楠に酒を注ぎました。がぶ飲みする母は酔って大楠に「酒を飲め!」と絡み始めました。そして自分がマルチ商法をする男に騙されて現在こうなっていると話し、「まともな仕事をしているだけで十分だ」と大楠に言いました。
酒に弱い大楠がトイレに行った時、リリが、母とララ、流留男を集めて話はじめました。「今までの私の考えは間違っていた、今後はもう一度家族としてやり直したい、ゴメンナサイ」と言いました。すると3人は納得しました。
その後リリは、「福岡に行くので頻繁には帰れなくなるけど?」と言うと、母が「芸能界はどうするの?」と聞きました。リリは「引退する」と言いました。
アストラルアブノーマル鈴木さんの結末
顔色の変わった母は、「今まで築きあげたものをこんな男の為に捨てるのか?」と言い大楠を最低最悪の人間のようにこき下ろしました。黙って聞いていた大楠が遂にキレて、「もうどうでもいい、一人で帰る!」と言って家を出ようとしました。
止めるリリでしたが、ひきこもりで家の外に出なかった流留男が大楠を外まで追いかけ、ケンカを始めました。流留男が外に出たことに驚いた母とララは、二人を見守りました。大楠も流留男も疲れ果てて座り込みました。リリは大楠を連れて帰りました。
ララは望月の撮影を始めました。ギター1本で一生懸命歌う望月を見て、ララは泣きました。しばらくすると雑誌社の記者が、ララの取材にきました。ユーチューブで望月の歌が反響を呼び、今や人気シンガーになっていました。望月が、全てララのおかげだと言った事で、注目されていたのでした。
母は、リリのいる福岡へ行き、流留男は庭で草木に水を与えていました。取材した女性は『ジャーナリストは本当の事しか書かない』と言いました。
以上、映画「アストラル・アブノーマル鈴木さん」のあらすじと結末でした。
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