ディアーディアーの紹介:2015年日本映画。幼少期に幻のシカを見たといったものの、誰にも信じてもらえず、これが原因で人生を大きく狂わされてしまった3兄妹の哀愁漂うコメディ映画。日本の名匠の元で助監督を務めた菊地健雄が、初監督として挑んだ作品です。
監督:菊地健雄 出演者:中村ゆり(顕子) 、斉藤陽一郎(義夫 )、桐生コウジ(冨士夫) 、染谷将太(タカシ) 、菊地凛子(見物客) 、山本剛史(西野) 、松本若菜(清美) 、柳憂怜(清一)、ほか
映画「ディアーディアー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ディアーディアー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ディアーディアーの予告編 動画
映画「ディアーディアー」解説
この解説記事には映画「ディアーディアー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ディアーディアーのネタバレあらすじ:起
とある山に囲まれた小さな村。そこで親から引き継いだ、借金まみれの経営状態の向上を引き継いだ富士夫のもとへ、弟の義夫と妹の顕子が帰省してきます。兄妹の父は現在危篤状態でした。兄妹は幼いころ村にいる「幻のシカ」といわれる絶滅したリョウモウシカを写真に収めましたが、以後姿を現さないことから人生を狂わされ、義夫は精神病を患い、顕子は村から出たい一心で駆け落ちし、今は旦那と離婚することでいっぱいの酒びたりでした。
ディアーディアーのネタバレあらすじ:承
狭い村なので、少し歩けば知り合いに出くわします。顕子は高校時代好きだった西野と2人でのみに行き、妻のいる彼と不倫のような関係を築きます。義夫は父の病院に行く途中に轢いてしまった犬の飼い主・畠中にあってしまい、再会を懐かしむ彼に家で一緒に飲もうと誘われます。富士夫の家には、顕子の夫で稼ぎの無い夫が居候状態。さらには村にショッピングモールが立てられることに対し、抗議をする村民に、過度の期待をかけられプレッシャーを感じていました。彼は同級生の息子・タカシから、父がモール建設関係者から受け取った賄賂を盗もうと、冗談交じりに持ちかけられます
ディアーディアーのネタバレあらすじ:転
危篤状態の父が亡くなり、葬式が執り行われますが、顕子は西野の妻に浮気をしていると詰め寄られ、義夫は良心の呵責に耐え切れず、畠中に犬を轢いた事だけでなく、学生時代隠れていじめていたことを告白します。荒れる兄妹を止める富士夫も感情的になってしまい、葬式はめちゃくちゃになります。顕子は西野の妻に呼び出されると、刃物を持った妻ともみ合いになります。義夫は感情に任せて車を暴走させると、あのリョウモウシカを目撃し、後を追います。富士夫はタカシと共に賄賂を盗むことに成功しますが、タカシに横取りされてしまいます。兄妹それぞれ窮地に陥ったとき、停電が発生し、難を逃れます。
ディアーディアーの結末
それぞれ家に戻ってきた3人は墓参りに訪れると、そこには彼らの人生を狂わせたリョウモウシカが現れました。しかし兄妹は全く取り乱すことは無く、そのまま静かに墓地を去っていき、気付けばリョウモウシカもいなくなっていました。顕子と義夫は再び自分たちの住む町へ帰っていきました。富士夫は西野に工場と土地を売り、車に乗ると彼も町を出て行きます。カーステレオからは、度重なった停電は未確認の動物が電線を噛み切ったのではないかと報道されていました。
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