デス・レースの紹介:2008年アメリカ映画。経済が崩壊した近未来のアメリカで、囚人同士がレースで戦う死のレースが大人気となっていました。その命がけのレースに、妻を殺された主人公が挑むことになります。悪徳所長の策略による罠も乗り越え、次々と勝ち進んでいくのですが…。『デス・レース2000年』1975年をポール・W・S・アンダーソン監督が現代的にリメイク。
監督:ポール・W・S・アンダーソン 出演:ジェイソン・ステイサム(ジェンセン)、ジョアン・アレン(ヘネシー)、イアン・マクシェーン(コーチ)、ナタリー・マルティネス(ケース)、タイリース・ギブソン(ジョー)、マックス・ライアン(パチェンコ)、ほか
映画「デス・レース」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デス・レース」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デス・レースの予告編 動画
映画「デス・レース」解説
この解説記事には映画「デス・レース」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デスレースのネタバレあらすじ:起
2012年、アメリカの経済は破綻し、失業率は過去最低のものとなりました。刑務所は民間の企業が営利目的で運営し、中でも囚人同士で戦わせるケージファイトが人気を博してきましたが、やがて飽きがきて、民衆はさらなる物を要求しだします。それで出来たのがデスレース(死のレース)でした。
ジェンセン(ジェイソン・ステイサム)は仕事をクビになり、家に帰ると妻が何者かに殺されていました。ジェンセンも気絶させられてしまい、目を覚ますと血のついたナイフを握らされていて、警官に囲まれていたのです。ジェンセンは無実の罪を着せられ逮捕されてしまいます。
半年が過ぎ、元レーサーというジェンセンの経歴に目をつけた絶対権力を持つヘネシー所長(ジョアン・アレン)が、レースで亡くなった覆面レーサー、フランケンシュタインの代わりにレースに参加することを求めました。
これまでにフランケンシュタインは4度優勝していて、5度優勝すると釈放という条件をジェンセンが担い、参加することとなります。レースは1日1ステージあり、それが3日間続きます。最初の2ステージは争いを避けて生き残るのがコツで、3ステージ目に勝負をかけ、最初にゴールした者が優勝となります。
デスレースのネタバレあらすじ:承
翌朝、ケース(ナタリー・マルティネス)という女子囚人のナビゲーターが付きます。マシンガンジョー(タイリース・ギブソン)やヘクターグリムら悪童が一同に揃い、レースに挑むことになりました。参加者全員にGPSの腕輪がつけられます。ジェンセンは妻が殺された時に、犯人が同じ腕輪をしていた事に気づきました。
レース1日目、ジェンセンはフランケンシュタインの覆面を付けて、ケースと車に乗り込みます。デスレースは全世界に配信されていて、好きなドライバーの視点でレースを楽しむ事が出来ました。中でもフランケンシュタインは人気で、試合前にも関わらず既に1200万ものアクセスがあるようでした。
レースはスタートし、順調な滑り出し。ジェンセンは腕前を発揮し、フランケンシュタインは首位争いに姿を見せます。マシーンには敵に攻撃するための剣のボタンと、攻撃から身を護る盾、そして死を意味するドクロのボタンが備え付けられていました。ヘネシーはさらに盛り上げるためボタンをオンにするように指示します。
ジェンセンは攻撃されていました。必死で盾のボタンを押しても何も起こりません。敵を倒さねばどうにもならないピンチに、ジェンセンはケースに協力してもらい敵を撃退することに成功します。
デスレースのネタバレあらすじ:転
その後、ジョーに隙を付かれ順位を落としたジェンセン。その際、敵のパチェンコ(マックス・ライアン)が妻を殺した犯人と同じ手つきで挑発してきました。第1ステージは3人が犠牲になり、ジェンセン含む6人で次のステージに進みます。
ヘネシーに嵌められたと感じたジェンセンは、明日のレースには参加しないと訴えますが、娘を養子に出すと脅され、仕方なく明日のレースも参加することになります。パチェンコが犯人だと確信していたジェンセンは、パチェンコの元に行きパチェンコを殺そうとしますが、看守に止められてしまいました。
ステージ2が開始されます。ジェンセンはケースにフランケンシュタインは殺されたのではないかと問いかけると、ケースは釈放を餌に機械に細工するようヘネシーに脅されていたことを打ち明けます。つまりヘネシーは釈放させるつもりはなかったのです。
全ての悪は誰なのか知ったジェンセン、まずは妻の敵であるパチェンコを撃破します。その後、ヘネシーが戦艦という強力な車を登場させますが、ジョーに無線で連絡し協力してもらい撃破しました。怒ったヘネシーは看守に、試合後ジェンセンの車に爆弾をつけるよう指示します。
デスレースの結末
第3ステージに進み、視聴者も7000万を超えます。残るはジェンセンとジョーだけ、一騎打ちとなります。再びヘネシーはジェンセンの剣と盾を使えなくし、試合はジョーの一方的な展開となりました。
しかし、それは想定の範囲内で、ジェンセンとジョーは脱獄するチャンスを伺っていたのです。そしてケースたちの協力を得て脱獄します。怒ったヘネシーは爆弾を爆発させようとしましたが、全てを知ったコーチたちが爆弾を取り外していていました。そのおかげで無事脱獄は成功します。
レースが終わり、今回のレースは驚異的な視聴者を集め、ヘネシーは大喜びです。そんなヘネシーに贈り物が届きました。ヘネシーが箱を開けると、中にはあの時の爆弾が入っていたのです。コーチがボタンを押し、ヘネシーは部屋ごと吹き飛びました。
半年後、ジェンセンとジョーは車の修理工場で働いていました。そこに釈放されたケースが訪ねてきます。ジェンセンは嬉しそうに娘を紹介しました。
以上、映画「デス・レース」のあらすじと結末でした。
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