映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~の紹介:2012年日本映画。2020年に連載開始50周年・映画化40周年を迎える『ドラえもん』映画シリーズの第32作、第2期としては第7作です。本作は原作のエピソードのひとつ「モアよ、ドードーよ、永遠に」を基に書き下ろされました。ひょんなことから過去から現在は絶滅している動物を連れてきてしまったドラえもんと仲間たちが新たな冒険に巻き込まれていき、その過程でのび太は衝撃の事実を知ることとなります…。主題歌は福山雅治が提供しています。
監督:楠葉宏三 声優:水田わさび(ドラえもん)、大原めぐみ(のび太)、かかずゆみ(しずか/クラージョ)、木村昴(ジャイアン)、関智一(スネ夫)、千秋(ドラミ)、萩野志保子(出木杉)、松本保典(のび太の父)、三石琴乃(のび太の母)、野沢雅子(ダッケ/のび太の父(少年時代))、伊藤美紀(のび太の祖母)、水樹奈々(コロン)、田中敦子(ケリー博士)、龍田直樹(ゴンスケ)、藤本譲(オーロ)、鈴木福(フーク)、島香裕(ロック)、二又一成(スネイク)、愛河里花子(スカイ)、小栗旬(甘栗旬)、山寺宏一(シャーマン)ほか
映画「ドラえもん のび太と奇跡の島」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ドラえもん のび太と奇跡の島」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~の予告編 動画
映画「ドラえもん のび太と奇跡の島」解説
この解説記事には映画「ドラえもん のび太と奇跡の島」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~のネタバレあらすじ:起
遠い未来からやってきた悪徳商人・シャーマン(山寺宏一)は“奇跡の島”を手に入れ、この島に生息する幻の黄金のカブトムシ“ゴールデンヘラクレス”をコレクターたちに高く売りつけようとしていました。ゴールデンヘラクレスはまだ見つかっていないのですが、シャーマンは「見つけ出すのは時間の問題でしょう」と息巻きました…。
ある夏の日、のび太(大原めぐみ)は父(松本保典)と買い物にでかけ、ドラえもん(水田わさび)や母(三石琴乃)に任せっきりにせず放り投げないことを条件にカブトムシを買ってもらいました。のび太はカブトムシに“カブ太”と名付け、大事に育てると誓いました。のび太はカブ太を使ってジァイアン(木村昴)のカブトムシと虫相撲対決を挑むも、あっさりと敗北してしまいました。
悔しがるのび太はドラえもんとドラミ(千秋)にもっと強いカブトムシが欲しいと頼み込み、「タイムホール」と「タイムトリモチ」を借りて300年前のニュージーランドでからもっと大きくて強いカブトムシを取ろうとしますが、誤って巨大な鳥「ジャイアントモア」を捕まえてしまいました。
このまま家に置いておくことも出来ず、かといって元の時代に戻せば絶滅してしまうと考えたのび太は、ドラミに頼んで絶滅動物たちを保護している“奇跡の島”こと「ベレーガモンド島」に連れていくことにしました。
ところが、ドラえもんたちを迎えに来たはずのロボット“ゴンスケ”(龍田直樹)は誤ってのび太の時代よりも30年も前の時代に到着してしまい、のび太に瓜二つの少年を見つけて島に連れていってしまいました。
映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~のネタバレあらすじ:承
ドラえもんとのび太はゴンスケとは別にベレーガモンド島に入り、ジャイアントモアを解放すると、島で強そうな絶滅危惧種のカブトムシを見つけて無断で家に持ち帰りました。
のび太は再びジャイアンとの虫相撲対決に臨み、見事に勝利を収めました。ところがその直後にのび太はカブトムシを追ってきたゴンスケに捕まってしまい、ドラえもん・ジャイアン・しずか(かかずゆみ)・スネ夫(関智一)共々ベレーガモンド島に連行されていきました。
ドラえもんたちはゴンスケが助手を務める、島の責任者で絶滅動物の研究をしている女性科学者のケリー博士(田中敦子)の元へ連れて行かれました。のび太はケリー博士から無断でカブトムシを持ち出したことを責められますが、その際に伝説の“ゴールデンヘラクレス”の存在を知らされました。
島を探索していたドラえもんたちは、島の原住民“ロッコロ族”の族長オーロ(藤本譲)の孫娘で男勝りな少女コロン(水樹奈々)、コロンといつも行動を共にするドードー鳥の子供・クラージョ(かかずゆみ(二役))、そしてロッコロ族の間では“勇者”として崇められているのび太そっくりの少年・ダッケ(野沢雅子)たちと知り合い、交流を深めていきました。
ジャイアンとスネ夫はダッケを“ダブルのび太”と呼び、コロンはのび太の持つカブ太を気に入って島のカブトムシとの交換を持ちかけてきました。
映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~のネタバレあらすじ:転
ドラえもんたちはオーロから、ベレーガモンド島や“ゴールデンヘラクレス”の伝説について聞かされました。今から6万5千年前に隕石の落下によって出来たこの島は、太古の昔から不思議な力を持つ不死身の“ゴールデンヘラクレス”によって守られてきたというのです。そして島民で“ゴールデンヘラクレス”の姿を目撃したのはコロンただ一人だけでした。
その後もロッコロ族やダッケとの交流を深めていくドラえもんたちたちでしたが、シャーマンの魔の手は確実に忍び寄っていました。
そんなある日、ロッコロ族の集落はシャーマンの手下たちに襲撃され、ドラえもんはひみつ道具で応戦するも集落を破壊されてしまいました。更にシャーマン一味は時空の調査をしていたケリー博士を捕らえ、スネ夫・コロン・クラージョをも捕らえて人質に取ってしまいます。シャーマンはスネ夫たちの命を助けたければ日没までに“ゴールデンヘラクレス”を“タイガーロック”という指定場所まで持ってくるよう脅しました。
ドラえもんたちはスネ夫たちを救出する決意をしましたが、間が悪いことにドラえもんのひみつ道具の大半は修理に出してしまっており、ロッコロ族は武器を持っていないことからのび太は弱気になってしまいます。それでもドラえもんやのび太はジャイアンやしずか、ダッケらと共に勇気を奮い立たせ、シャーマンの手下らと交戦しながら敵陣に急ぎました。
映画ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~の結末
その頃、コロンはシャーマンから“ゴールデンヘラクレス”の居場所を吐くよう脅されていました。コロンはスネ夫から必ずドラえもんたちが助けに来てくれるから絶対に言わないよう諭されますが、コロンがクラージョの首に掲げている、“ゴールデンヘラクレス”の化石で作られた首飾りが光ってしまい、とうとう“ゴールデンヘラクレス”の居場所が突き止められてしまいました。
“ゴールデンヘラクレス”はシャーマンたちの手に渡り、“ゴールデンヘラクレス”の恩恵を受けてきた島の動物たちは苦しみ出してしまいます。シャーマンはドラえもんたちに巨大ロボットを差し向けて攻撃し、ドラえもんはカブ太を巨大化させて巨大ロボットと戦わせましたが敗れてしまいます。
島が最大の危機に陥ったその時、コロンの前に“ゴールデンヘラクレス”が現れました。コロンはみんなを助けてくれるよう願いを込めると、“ゴールデンヘラクレス”はカブ太に奇跡の力を与えました。パワーアップしたカブ太は巨大ロボットを打ち破り、シャーマン一味は全員捕らえられてタイムパトロール隊に引き渡されることとなりました。
ドラえもんたちは元の世界に戻ることにし、ダッケはドラえもんのひみつ道具「ワスレンボー」で島に関する全ての記憶を消されることとなりました。ダッケの正体はゴンスケが誤って連れてきてしまった少年時代ののび太の父だったのです。
30年前に戻ったのび太の父は、夢に出てきた“黄金のカブトムシ”の絵を描きました。それは時を超え、今でものび太の机の上に置かれているのです。
以上、映画「ドラえもん のび太と奇跡の島 ~アニマル アドベンチャー~」のあらすじと結末でした。
最後のび太のかぶ太はのび家に帰るのか?