映画「GANTZ: PERFECT ANSWER」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
GANTZ: PERFECT ANSWER（ガンツ：パーフェクトアンサー）の紹介：2011年日本映画。奥浩哉原作の人気コミックを実写化した二部作の後編部分に当たるのが本作。謎の黒い球体GANTZに集められた者達が街に潜む星人と命懸けの戦いを繰り広げる様を描いています。原作とは違うオリジナルの展開に注目です。
監督：佐藤信介 原作：奥浩哉 出演：二宮和也（玄野計）、松山ケンイチ（加藤勝）、吉高由里子（小島多恵）、本郷奏多（西丈一郎）、夏菜（岸本恵）、千阪健介（加藤歩）、白石隼也（桜井弘斗）、緑友利恵（山本真子）、玄覺悠子（坂野理沙）、若葉竜也（高橋光輝）、阪田マサノブ（小林新一）、越村友一（中村孝太）、橋本まつり（玉男）、戸田菜穂（北倉玲子）、綾野剛（黒服 壹）、伊藤歩（鮎川映莉子）、田口トモロヲ（鈴木良一）、山田孝之（重田正光）、ほか
この解説記事には映画「GANTZ: PERFECT ANSWER」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
謎の黒い球体ガンツに集められ、星人と命懸けの戦いを強いられていた玄野(二宮和也)と加藤(松山ケンイチ)。次々と仲間が殺されていく中、ついに加藤までもが犠牲になってしまいます。玄野は100点を取り加藤を生き返らせると誓い、新たな仲間とさらなる戦いに向かうのでした。(前作までのあらすじ)
玄野は、彼に想いを寄せる小島多江(吉高由里子)と、死んだ加藤の弟・歩の面倒をみていました。玄野はガンツでの戦いも続けていて「誰も死なせない」を信念にしながら着実にポイントを稼いでいました。
そんな中、現実世界では異変が起きていました。有名女優・鮎川映莉子の元に小さな黒い球体ガンツボールが届いたのです。ガンツの指令に操られるかのように鮎川は次々と指令された人々を殺害していきます。そしてガンツが、次が最後と下した指令は「こじまたえ 特徴・よわい 好きなもの・くろのくん」だったのです。
その頃、刑事の重田(山田孝之)は頻発する行方不明事件や、奇妙に破壊される建物の事件を追っていました。そして謎の人物・黒服(綾野剛)と接触し、やがて小さなガンツボールにたどり着きます。
玄野は新たに加入した仲間と共に戦いを重ね、得点は94点。目標の100点まであと少しまで迫っていました。しかし加藤を生き返らせるために戦っていた玄野の前に、死んだはずの加藤が現れたのです。「どうやって生き返った？」と尋ねる玄野の問いには答えず、加藤はガンツボールの行方を尋ねて去っていきました。
その後、新たな指令が玄野たちに下されます。ターゲットは黒服星人、転送先は電車の中でした。これまでと違い、一般人を巻き込んだ戦いになるようです。電車内には多恵に、それを追う鮎川、重田まで乗り込んでいました。黒服率いる黒服軍団との壮絶なバトルに突入します。
多くの仲間と一般人を犠牲にしながら、玄野たちは黒服軍団を一掃しました。戦いが終わり、ガンツの部屋に戻った玄野たち。そこには先の戦いで加藤に殺されガンツボールを奪われた鮎川もいました。あの加藤は本当に加藤なのか？その真偽を確かめるため、先に100点を取った鈴木が加藤を生き返らせると、玄野たちの知る加藤が生き返りました。
鮎川を殺して今暴れまわっている加藤は偽物で星人だったのです。今の現状がどうなっているのか知りたい玄野はとにかく情報が欲しいと、取った100点で玄野よりも前に戦っていて情報を持っていそうな西(本郷奏多)を生き返らせました。
生き返った西は玄野からこれまでの話を聞くと、ガンツの電池切れだと話します。ガンツの中にいるスキンヘッドの男からエネルギーを吸っていたガンツ、中の男が死ぬと消滅してしまうので焦っていました。
ガンツは自分の身を守るためガンツボールを送り、人を殺させてガンツ部屋に送り、守りを固めようとしていたのです。玄野たちはそこで強力なラスボスが残っていることに気づきます。それは加藤を殺し、加藤の姿に化けていた千手観音だったのです。
そこでさらに自らの身を守ろうとするガンツからの緊急ミッションが下されます。ターゲットは小島多恵。やっつけたものは100点、それ以外は没収となっています。自分の大切な人だから殺さないでと玄野は懸命に訴えますが、得点没収すなわち死となる他メンバーは戸惑います。転送され、すぐに多恵を見つけた玄野は、事情は後で説明すると多恵を背負い逃げ始めます。
生前の自室に転送された加藤、残してきた弟の歩は千手観音である偽加藤に殺されていました。その頃、玄野は多恵を守りながらかつての仲間と加藤に追われています。仲間の数人が玄野に賛同し、共に戦ってくれましたが皆殺されてしまい、後からやってきた加藤も偽加藤に殺されてしまいます。
そして玄野も偽加藤に殺されそうになりますが、多恵が玄野をかばい、そのままやられてしまいます。
玄野は多恵を抱き抱えていましたが、やがて転送が始まります。そして再びガンツ部屋に戻ってきます。先程やられてしまった仲間たちも次々と部屋にやってきました。そしてガンツが最後の指令を出します。「誰かやっつけてください」どうやら転送されてきた仲間の中に星人が紛れているようです。
皆、加藤を疑いますが偽物は西でした。偽物の西は仲間たちを次々と殺し、残ったのは玄野と加藤だけになってしまいますが、偽物の西は玄野が倒しました。ガンツからの満点メニューが映し出されます。加藤には文字がバグって見えませんでしたが、玄野は解読し、ある決断をしたようです。
それは消耗仕切ったスキンヘッドの男に代わって、玄野がガンツの中に入ることでした。玄野は自分が犠牲になり、もう誰もこの部屋には呼ばない事を決めました。玄野は加藤に別れを告げ、ガンツの中へと向かいます。
現実世界に戻ると、死んだ仲間たちは全て生き返り記憶を失いましたが、いつもの日常を過ごしていて皆玄野のことは忘れているようです。加藤も多恵も何かを忘れてる、でもその何かを思い出せないで涙を流します。
都会のどこかの一室にガンツの部屋があります。玄野はその誰も来ることのない部屋の黒い球体の中で眠っていました。「みなさんどうかおしあわせに」黒い球体に文字が浮かび上がりました。
以上、映画「GANTZ: PERFECT ANSWER」のあらすじと結末でした。
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