海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIEの紹介:2011年日本映画。スーパー戦隊35作目の記念作「海賊戦隊ゴーカイジャー」と、2012年に放映開始から30周年を迎えた「宇宙刑事ギャバン」が初のコラボレーションを組んだ記念作品です。ゴーカイジャーとギャバンは、銀河系の支配を企む宇宙帝国ザンギャックと手を組んだ悪の魔空監獄獄長アシュラーダと対決します。ゴーカイレッドことキャプテン・マーベラスとギャバンこと一条寺烈の過去の接点も描かれます。
監督:中澤祥次郎 出演:小澤亮太(キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド)、大葉健二(3役・一条寺烈/ギャバン、曙四郎/バトルケニア、青梅大五郎/デンジブルー)、山田裕貴(ジョー・ギブケン/ゴーカイブルー)、:市道真央(ルカ・ミルフィ/ゴーカイイエロー)、清水一希(ドン・ドッゴイヤー(ハカセ)/ゴーカイグリーン)、小池唯(アイム・ド・ファミーユ/ゴーカイピンク)、池田純矢(伊狩鎧/ゴーカイシルバー)、佐野史郎(宇宙警察総裁ウィーバル/魔空監獄獄長アシュラーダ)ほか
映画「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」の予告編 動画
映画「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」解説
この解説記事には映画「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」のネタバレあらすじ:起
全銀河の征服を企む宇宙帝国ザンギャックと、銀河の流れ者にして35代目スーパー戦隊である海賊戦隊ゴーカイジャーの全面戦争も佳境を迎えていました。ある時、ゴーカイジャーの旗艦ゴーカイガレオンを一隻の宇宙船が襲撃、東京上空で空中戦となります。その宇宙船は銀河系の二大警察のひとつ銀河連邦警察の超次元高速機ドルギランで、降りてきたのは歴戦の宇宙刑事ギャバンこと一条寺烈(大葉健二)でした。ゴーカイレッドことキャプテン・マーベラス(小澤亮太)らゴーカイジャー5人はギャバンの圧倒的な強さに敗れ、海賊行為で逮捕されます。ゴーカイジャーの無実は銀河系のもうひとつの警察組織・宇宙警察によって証明されているのにも関わらず、マーベラスら5人は宇宙警察総裁ウィーバル(佐野史郎)の前に連行され、ザンギャックへの反逆行為を理由に即処刑されようとした時、烈は5人の手錠を解き解放します。
「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」のネタバレあらすじ:承
実は、烈は宇宙警察を乗っ取っていたザンギャックをおびき出そうとしていたのです。ウィーバルの正体は、かつてギャバンが倒した宇宙犯罪組織マクーの血を引く魔空監獄獄長アシュラーダ(声・佐野史郎)でした。アシュラーダは、ギャバンの戦闘データとギャンギャックの技術で開発した戦闘ロボット「ギャバンブートレグ」を投入、烈はマーベラスら5人や合流したゴーカイシルバーこと伊狩鎧(池田純矢)に脱出を促すと「よろしく勇気」と一言を残して敵に立ち向かっていきます。マーベラスはこの言葉にかつての記憶が思い浮かんでいました。アシュラーダはマクー同様に異空間「魔空空間」を出現させ、烈を取り込んで姿を消してしまいました。脱出したマーベラスは、ゴーカイジャーのメンバーに自らの過去を話します。少年時代(濱田龍臣)に忍び込んだ宇宙船でザンギャックに見つかり襲われようとした時にある人物に助けられており、彼の発した「あばよ涙、よろしく勇気」という言葉からもしかしたら命の恩人であるその人物は烈かも知れない、と。その時、ゴーカイジャー・ザンギャック共通の敵である宇宙海賊バスコ・タ・ジョロキア(細貝圭)から連絡が。烈は魔空空間にある銀河系最悪の刑務所・魔空監獄に幽閉されており、監獄からは誰一人脱獄したことがない、と告げたのです。ゴーカイジャーは烈とは旧知の中である、3代目スーパー戦隊・バトルフィーバーJのバトルケニアこと曙四郎(大葉健二)と4代目スーパー戦隊・電子戦隊デンジマンのデンジブルーこと青梅大五郎(大葉健二)の協力を得て魔空空間に潜入します。
「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」のネタバレあらすじ:転
ゴーカイジャーが潜入した魔空監獄には、かつて歴代スーパー戦隊と戦って投獄された敵組織の幹部や怪人たちが数多く収監されていました。一方、わざとゴーカイジャーに情報を流し、彼らが不在の隙にゴーカイガレオンを乗っ取ろうとしていたバスコの前に現れたのは36代目スーパー戦隊・特命戦隊ゴーバスターズでした。ゴーバスターズと交戦したバスコはゴーカイガレオンを諦めて撤退していきます。監獄に仕掛けられた数々の罠をくぐり抜け、烈が幽閉されている最上階に辿り着いたマーベラスはゴーカイレッドに変身、ブートレグと対決します。解放された烈は窮地に陥ったマーベラスを助け、マーベラスはかつての命の恩人はやはり烈であったと確信し、烈もまた懐かしい思いを感じていました。監獄から脱出し、元の世界に生還したゴーカイジャー6人と烈の前には、アシュラーダ・ブートレグ・ザンギャック兵士たちが待ち構えていました。烈はギャバンのコンバットスーツを蒸着、ゴーカイジャーも変身して戦闘が始まりました。
「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」の結末
ゴーカイジャーはアシュラーダやザンギャック兵と交戦、ギャバンは光の剣レーザーブレードを抜きブートレグと一騎打ちになります。ブートレグは本家ギャバンを上回る能力を持っていましたが、ギャバンは「ただ能力だけをコピーしただけのブートレグが、人間の心を持った俺に勝てる訳がない」と一蹴、必殺技「ギャバンダイナミック」でブートレグを倒します。一方、ゴーカイジャーに敗れたアシュラーダは巨大化して襲い掛かります。ゴーカイジャーは巨大ロボット「カンゼンゴーカイオー」を出撃させ、ギャバンもドルギランに乗り応戦します。激戦の末、ギャバンとゴーカイレッドは同時に必殺技を繰り出し、ようやくアシュラーダの息の目を止めることに成功します。アシュラーダとの戦いは終わりました。やはりマーベラスと烈は互いのことを覚えていました。そこに曙四郎と青梅大五郎も駆け寄ります。突如、上空から発せされた「天の声」(声・関智一)に促されるまま烈・四郎・大五郎は3人同時に変身し、伝説の3戦士ギャバン・バトルケニア・デンジブルーがここに揃い踏みをするのでした。
「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」感想・レビュー
-
私にとって、『スーパー戦隊シリーズってこんなに面白いんだ!』と印象を変えてくれた作品です。
宇宙刑事ギャバンがとにかくカッコよく、強い。ゴーカイレッドことマーベラスとの絆の描き方も素敵です。
「魔空空間に引きずり込め!」や「蒸着!」など、過去作へのオマージュもよく、最後にギャバンとゴーカイレッドの合体技で〆てくれたのも楽しめました。
よろしく勇気!!
この映画でグッと来るところは、回想シーンで小さい頃のマーベラスがギャバンに助けられたところですね。その他にも、戦闘の時にギャバンは海賊戦隊でも関係なく、協力して戦うところも見所でした。ギャバン本人もマーベラスを覚えてくれてたので、ゴーカイレッドにとっていい思い出だったような気がしました。これらのシーンを見て、また明日も頑張れるという気持ちにさせてくれました。