仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦の紹介:2012年日本映画。日本を代表する二大ヒーロー、仮面ライダーとスーパー戦隊が初めて本格的にコラボレーションした作品です。仮面ライダーディケイド率いる全ての仮面ライダーとゴーカイレッド率いる全てのスーパー戦隊がまさかの全面衝突。その裏では地球の命運を左右する壮大な陰謀が渦巻いていたのです。
監督:金田治 出演者:井上正大(門矢士/仮面ライダーディケイド)、小澤亮太(キャプテン・マーベラス/ゴーカイレッド)、福士蒼汰(如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼ)、鈴木勝大(桜田ヒロム/レッドバスター)、戸谷公人(海東大樹/仮面ライダーディエンド)ほか
映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」の予告編 動画
映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」解説
この解説記事には映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」のネタバレあらすじ:起
数々の強敵と渡り合い、地球の平和を守ってきた二大ヒーロー、仮面ライダーとスーパー戦隊。そんな彼らに異変が起こります。仮面ライダー1号・2号・V3・ライダーマン・X・アマゾン・ストロンガーからなる「栄光の7人ライダー」の前に、海賊戦隊ゴーカイジャーのリーダーであり、全てのスーパー戦隊の能力を使いこなせるキャプテン・マーベラス(小澤亮太)が立ちはだかります。マーベラスは「全てのライダーは俺が倒す」と宣言、ゴーカイレッドに変身すると、歴史スーパー戦隊の力を使いライダーたちを撃破してしまったのです。一方、仮面ライダーフォーゼこと如月弦太朗(福士蒼汰)の通う天の川学園高校は「大ザンギャック」なる艦隊の襲撃を受けます。弦太朗はフォーゼに変身して応戦しますが、そこに現れたのは、歴代スーパー戦隊の宿敵らで構成された大ザンギャックの首領となっていたマーベラスでした。駆け付けたゴーカイジャーのメンバーたちはマーベラスの変心ぶりに驚愕します。
「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」のネタバレあらすじ:承
その頃、市街地では「大ショッカー」なる集団が暴れ回っており、応戦すべく特命戦隊ゴーバスターズが出動します。そこに現れたのは、「全てのスーパー戦隊は俺が倒す」と息巻く、全ての仮面ライダーの能力を扱える仮面ライダーディケイドこと門矢士(井上正大)でした。大ショッカーの首領となっていた士はディケイドに変身すると、歴代仮面ライダーの力を使いゴーバスターズを翻弄します。マーベラスを除くゴーカイジャーも加勢しますが次々と撃破され、ゴーカイブルー・ジョー(山田裕貴)とゴーカイグリーン・ハカセ(清水一希)だけが生き残ります。ジョーとハカセは、こちらも難を逃れた仮面ライダーディエンド・海東大樹(戸谷公人)や、仮面ライダーオーズ・火野映司(渡部秀)の協力者である泉比奈(高田里穂)と出会い、事件の真相を探ることになります。
「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」のネタバレあらすじ:転
ジョーや海東らは、秘密戦隊ゴレンジャーのアカレンジャーだけが真相を知っているというマーベラスの言葉を手掛かりにアカレンジャーを探しますが、既にアカレンジャーは倒されており、タイムトラベルが可能な乗り物「デンライナー」で過去に向かいます。過去の世界のアカレンジャーはライダーと戦隊の戦いを終わらせると宣言し、ジョーと海東たちと共に現在に向かいますが、そこに現れた仮面ライダー1号と一騎打ちになります。実はアカレンジャーはマーベラスが、1号は士が変身していたのです。二人は相討ちになり、ハカセと比奈を残してライダーと戦隊は全滅します。
「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」の結末
ライダーと戦隊が全滅したのを見て、実は裏で手を組んでいた大ショッカーと大ザンギャックは超巨大兵器「ビッグマシン」を起動させます。すると倒れたかと思われた士とマーベラスが起き上がり、全てはショッカー・ザンギャック連合を欺くための芝居であり、全てのライダーと戦隊は異空間に転送されており無事だと告げたのです。次々と異空間から歴代ライダーと戦隊が出撃し、ショッカー・ザンギャック連合と全面戦争に突入します。歴代ライダーや戦隊がかつての宿敵を次々と打ち破るなか、ジョーは苦笑しながらもマーベラスを許したのに対し、海東だけは士が味方をも欺く作戦を執ったことに怒りを覚えており、ディエンドに変身するとビッグマシンを乗っ取り、敵味方関係なく攻撃を開始します。ゴーバスターズとフォーゼはディエンドの暴走を止めるべく協力し、ゴーバスターズの巨大ロボット「ゴーバスターオー」にフォーゼの力を与え、合体必殺技でビッグマシンを撃破します。戦いは終わり、ライダーと戦隊は互いの健闘を称えあいます。海東は重傷を負いながらも生き延びており、手を差し伸べようとした士を振り切り異空間に消えていきました。フォーゼとゴーバスターズは作戦の成功を喜び合っていました。
「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」感想・レビュー
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人気特撮番組の「仮面ライダー」と「スーパー戦隊」が初めて共演した映画です。
ストーリーは、ごちゃごちゃしている印象を受けましたが、多くのヒーローが登場し、戦うので、見ごたえがある作品だと思います。小さいお子様が特撮に興味を持った時には、この映画を見ることで、多くの仮面ライダーやスーパー戦隊のキャラクターを知ることができます。 -
この映画でグっと来たところは、ゴーカイジャーのブルーとグリーンが仮面ライダーディエンドに出会う展開ですね。ブルーが他の戦隊を守るために、ディエンドと戦おうとしますが、これ以上仲間を失いたくないという思いがあって、攻めるに攻められない気持ちになっていました。
クールなブルーでも、仲間を思いやる気持ちは熱いという、新たな一面を見ることができました。たとえ、違う立場の仮面ライダーでも、互いを思いやる大切さを感じました。
仮面ライダーとスーパー戦隊がもし戦ったら?と言う誰もが1語は考えたであろうクロスオーバーを本格的に実現したシリーズ。
仮面ライダーディケイドに海賊戦隊ゴーカイジャーという、いずれも過去キャラ参戦可能な世界観の作品が中心となった事でクライマックスでは総勢200人を軽く凌駕するライダーや戦隊が集結して圧巻の映像となっています。
一方内容面ではそれまで仲間に無言の信頼を貫いてきたマーベラスが士共々、仲間を欺く真似をしたり、海東がこじらせてラスボスになったりとヒーロー大集結の作品としては「オイオイ・・・・」なあらすじになっているのが残念な印象になりました。
今年度からはこのスーパーヒーロー大戦シリーズも含まれる春映画の製作はなくなりましたが、ライダーと戦隊のコラボ自体は楽しいので、個人的には今後もよってほしいネタのひとつです。