仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタムの紹介:2012年日本映画。『平成仮面ライダーシリーズ』第14作『仮面ライダーウィザード』と第13作『仮面ライダーフォーゼ』がコラボレーションを果たした毎冬恒例のクロスオーバー大作です。本作は『仮面ライダー』シリーズの原作者・石ノ森章太郎の作品である『アクマイザー3』『イナズマン』『美少女仮面ポワトリン』ともコラボしており、聖飢魔Ⅱのデーモン閣下がゲスト悪役の声と主題歌を担当しています。時系列は『フォーゼ編』は『仮面ライダー 平成ジェネレーションズFINAL』(2017年)の後となります。監督は『仮面ライダー』シリーズのほか『スーパー戦隊シリーズ』『ウルトラマンシリーズ』などを手掛ける日本特撮界の至宝・坂本浩一が務めています。
監督:坂本浩一 出演者:白石隼也(操真晴人/仮面ライダーウィザード(声))、福士蒼汰(如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼ(声))、奥仲麻琴(コヨミ)、戸塚純貴(奈良瞬平)、高山侑子(大門凜子)、小倉久寛(輪島繁)、高橋龍輝(歌星賢吾)、清水富美加(城島ユウキ)、吉沢亮(朔田流星/仮面ライダーメテオ(声))、坂田梨香子(風城美羽)、冨森ジャスティン(大文字隼)、志保(野座間友子)、土屋シオン(JK)、田中卓志(大杉忠太)、須賀健太(風田三郎/サナギマン(声)/イナズマン(声))、足立梨花(大木美代子)、入来茉里(上村優/美少女仮面ポワトリン)、真野恵里菜(美咲撫子/仮面ライダーなでしこ(声))、原幹恵(インガ・ブリンク)、渡部秀(火野映司/仮面ライダーオーズ(声))、三ツ矢雄二(ガーラ(声))、関智一(イール(声))、デーモン閣下(ザタン(声))ほか
映画「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタムの予告編 動画
映画「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」解説
この解説記事には映画「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタムのネタバレあらすじ『序章』
とある廃屋では、怪人“ファントム”の“メデューサ”ことミサ(中山絵梨奈)と“フェニックス”ことユウゴ(篤海)が5人の“ゲート”(魔力を持つ人間)を謎の装置にかけていました。
すると突然異次元空間の扉が開き、中から数千年前に人類によって封印されていた悪魔族“アクマイザー”のザタン(声:デーモン閣下/演:岩上弘数)、イール(声:関智一/演:羽賀亮洋)、ガーラ(声:三ツ矢雄二/演:おぐらとしひろ)が現れました。
アクマイザーはファントムの戦闘員グールをあっさりと片付けました。この装置はアクマイザーが開発した、ゲートの心の精神世界“アンダーワールド”から魔力を引き出して怪物を生み出すことのできる“無限モンスタープラント”であり、人類に復讐するためにファントムと手を組んだのです。アクマイザーのリーダーであるザタンは人類を絶滅させると宣言しました。
仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタムのネタバレあらすじ『フォーゼ編』
『仮面ライダーフォーゼ』テレビ本編最終回から5年後の2017年。南米某国では、インターポールの潜入捜査官となっていた朔田流星(吉沢亮)が“超能力兵士”を手掛ける国際犯罪組織に捕らえられていました。
流星は組織の者から、黒幕は日本を拠点とし、フォーゼの敵だった“ゾディアーツ”に変身できるスイッチを持つ“バンバ”という人物であることを聞きつけました。拘束から逃れた流星は、組織の者たちが超能力が得られる“ゼーバーコネクトパッチ”を首筋に貼っていることに気付きました。流星は仮面ライダーメテオ(声:吉沢亮/演:藤井祐伍)に変身、同じくインターポールの捜査官となっていたインガ・ブリンク(原幹恵)と共に組織の者たちを倒しました。流星は組織の背後を探るため日本へと向かいました。
日本・新天ノ川学園高校(以下・天高)。かつて仮面ライダーフォーゼとしてゾディアーツと戦った如月弦太朗(福士蒼汰)は今や教師となり、かつて“仮面ライダー部”の顧問だった恩師・大杉忠太(田中卓志)から顧問の座を引き継いでいました。しかし、ライダー部は今では部員は大木美代子(足立梨花)ただ一人となっていました。それでも弦太朗は「俺は天高の生徒全員とダチになる男だ」と高らかに宣言しました。
弦太朗はホームルーム活動の一環として、美代子ら生徒たちに元・仮面ライダー部員で今では宇宙飛行士となった城島ユウキ(清水富美加)が宇宙での任務を終えて帰還するとのニュース映像を見せました。ところが、教え子のひとり・風田三郎(須賀健太)は「城島ユウキは地球には戻れない。帰還船は爆発する。人間に宇宙に行く資格はない」と言い放ち、反論する美代子を超能力で宙に浮かして叩きつけようとしました。
美代子を助けた弦太朗をよそに、三郎は仲間のルビィ(山谷花純)、コング(中澤兼利)、ネズミ(原勇弥)を連れて教室を飛び出しました。三郎たちは後を追ってきた弦太朗・大杉・宇津木遥(長澤奈央)に自分たちは“怪人同盟”だと名乗り、自分たち進化した“新人類”が“旧人類”に代わって地球の救世主となると宣言、弦太朗たちを振り切って逃走しました。
弦太朗は逃げる三郎を追いかけますが、三郎は「これが俺の力だ」と言うと“サナギマン”(声:須賀健太/演:渡辺淳)に変身して襲い掛かりました。弦太朗は「三郎、お前は間違っている」と言うと仮面ライダーフォーゼ(声:福士蒼汰/演:高岩成二)に変身、巧に“モジュール”やフォームチェンジを駆使してサナギマンを圧倒しますが、その場に謎の男・番場影人(遠山俊也)が現れ、サナギマンに能力増幅器“ゼーバー”を渡しました。パワーアップしたサナギマンはフォーゼを変身解除に追い込み、番場はヘラクレス・ゾディアーツ(声:遠山俊也/演:高田将司)に変身して弦太朗に襲い掛かりました。
弦太朗は駆け付けたメテオに救われ、変身解除した流星は番場こそが追っている“バンバ”であるとして各地に散らばった元ライダー部の仲間たちに協力を求めることにしました。弦太朗と流星はファッションモデルになっていた風城美羽(坂田梨香子)、アメフト選手になった大文字隼(冨森ジャスティン)、ジャーナリストになったJK(土屋シオン)、小説家となった野座間友子(志保)、科学者となった歌星賢吾(高橋龍輝)を招集しました。弦太朗は天高の校長・佐竹剛(神保悟志)から「今のままでは本物の教師にはなれない」と言われたことを明かすと、賢吾は「お前が(生徒と)友達になるだけじゃ解決しないこともあるんじゃないか」と諭しました。
その頃、番場は、三郎ら怪人同盟や超能力者たちからエネルギー“サイコウェーブ”を集め、未完成だったゼーバーを完成させていました。実は番場は裏でイールと手を組んでおり、莫大な報酬と引き換えにゼーバー開発を依頼されていたのです。
弦太朗らかつてのライダー部員や美代子は作戦会議を開き、怪人同盟がターゲットとしているユウキを守り抜き、三郎たちの目を覚まさせることを誓いました。そして弦太朗たちは番場のアジトに乗り込み、番場がゼーバーを完成させるために三郎たちを騙して洗脳しようとしている証拠の映像を見せました。危うく洗脳されそうになった怪人同盟たちは番場と決別、弦太朗と流星は変身してヘラクレスに変身した番場と交戦しました。
メテオとライダー部は三郎を除く怪人同盟と共闘、ヘラクレスが召喚した戦闘員ダスタードを蹴散らしましたが、いつの間にかゼーバーを奪っていた三郎は「番場なんかどうだっていい。これは俺の力だ」と言うとサナギマンに変身し、フォーゼに攻撃してきました。フォーゼの危機に美代子が「こんな化け物なんかに城島先輩は襲わせない」と加勢、ゼーバーを奪い取りましたが、化け物と呼ばれたサナギマンは「これが旧人類が新人類を見る目だ。俺が超能力に目覚めてからは実の親も、友達も…」と自分が迫害されてきたことを語りました。
フォーゼはあえて反撃せずにサナギマンの攻撃を受け続け、美代子に「三郎と俺、どっちが苦しいように見える?」と問いかけました。美代子はサナギマンが涙を流していたことに気付き、賢吾から相手を理解することの大切さを教えられました。美代子は三郎のことが怖かったと話して謝罪しましたが、メテオの強化形態・メテオストームを蹴散らしたヘラクレスがゼーバー共々美代子をさらってしまいました。
変身を解除した弦太朗は美代子の謝罪は本気だったとサナギマンに伝え、「お前はどうする?」と問いかけると変身ベルト“フォーゼドライバー”を溶鉱炉に投げ捨てました。フォーゼの力を失った弦太朗は「自分で作った殻は自分で破れ。今のお前はサナギだがいつか蝶のように羽根を広げて羽ばたける時がくる」と呼びかけました。
その頃、ヘラクレスは追いすがるメテオストームを倒し、ゼーバーをサイコウェーブ放射装置にセットしてユウキの乗った帰還船に狙いを定めていました。そこにサナギマンが全身から光を発しながら現れ、「俺は新しい自分に生まれ変わる」と宣言すると殻を打ち破って“イナズマン”(声:須賀健太/演:渡辺淳)へと変身しました。駆け付けた弦太朗が美代子に「三郎はもう大丈夫だ」と答えると、真の正義に目覚めたイナズマンは凄まじい強さと多彩な技を見せてヘラクレスを倒しました。
変身解除した番場は流星に逮捕され、弦太朗たちは三郎と微笑み合っていたその時、イールがどこからともなく現れてサイコウェーブ放射装置を起動、ユウキの帰還船を爆破してしまいました。その時、銀河の彼方から仮面ライダーなでしこ(声:真野恵里菜/演:藤田房代)が現れてユウキを助けました。なでしこはライダーキックでサイコウェーブ放射装置を破壊し、変身を解除して美咲撫子(真野恵里菜)に戻りました。
弦太朗は撫子との再会を喜び、三郎は弦太朗が宇宙にも友達がいることに驚きながらも美代子と友情を交わしました。弦太朗は賢吾から「お前は本物の教師になれた」と太鼓判を押されましたが、イールはゼーバーを回収すると「この時代に長居は無用」と異次元空間の中に逃げ込んでいきました。弦太朗、流星、撫子はイールを追って空間に飛び込みました。
弦太朗たちは5年前の2012年の世界に飛ばされました。弦太朗はイールからゼーバーを取り戻すため、高校時代の弦太朗にフォーゼドライバーを貸してくれと頼みました。
仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタムのネタバレあらすじ『ウィザード編』
2012年。大門凛子(高山侑子)の情報でゲートが(冒頭に登場した)廃墟に連れ去られたとの情報を入手した操真晴人(白石隼也)は、コヨミ(奥仲麻琴)や奈良瞬平(戸塚純貴)、凛子と共に現場に駆け付けました。廃墟からは無限モンスタープラントによって生み出された怪人たちが現れ、大好物のドーナツを食べた晴人は仮面ライダーウィザード(声:白石隼也/演:高岩成二)に変身、フォームチェンジを繰り広げながら仲間たちと共に怪人を倒していきました。
廃墟で戦況を見ていたザタン、ガーラ、ミサ、ユウゴの元に5年後の世界からイールがゼーバーを持って戻り、ザタンは駆け付けたウィザードに人間を見捨てて手を組まないかと持ちかけました。ウィザードが断ると、アクマイザーは合体必殺技“悪魔陣アタック”をウィザードにくらわし、ゲートのアンダーワールドに入り込んでいきました。
ミサとユウゴはアクマイザーのことが気にくわなかったとウィザードたちに話すと今回の件から手を引いて去っていきました。ウィザードは“エンゲージリング”を使ってゲートのひとりのアンダーワールドへ入っていき、突然現れた怪人に驚いた瞬平と凛子もアンダーワールドに逃げ込んでしまいます。その場にはコヨミだけが取り残されました。
晴人はアンダーワールドの中の「面影堂」で目を覚ましました。先程までの記憶を失った晴人は、いつもと違って何やら無気力な輪島繁(小倉久寛)とコヨミが、「今日は“ポワトリン”の誕生日だ」と言って店の飾りつけをしていました。店の水晶玉で4人の子供たちがファントムに襲われていることを知った晴人は現場へ急行しました。
同じ頃、凛子はアンダーワールドの鳥井坂署で署長(小宮孝泰)から、瞬平は晴人行きつけのドーナツ店「ど~なつ屋はんぐり~」で店員(田谷野亮)からこの日がポワトリンの誕生日であることを知らされました。
晴人はウィザードに変身、凛子や瞬平と合流してファントムたちと交戦しますが、なぜか子供たちや街の人々は逃げようとしませんでした。凛子と瞬平は子供たちだけでも逃がそうとしますが、子供たちは「(二人は)外の世界から来たんだね。思い出して」と言われて困惑しました。
一方、ウィザートとファントムたちの戦いの場に謎の女性・上村優(入来茉里)が現れました。無気力だった人々が一転して優に声援を送り、優は“美少女仮面ポワトリン”に変身しました。呆気に取られるウィザードを差し置き、ポワトリンは人々に投げキッスを送るとファントムたちを翻弄、最後は魔法でファントムたちをぬいぐるみに変えてしまいました。
優はなぜか晴人のことを知っており、晴人は事情を知るため優を面影堂に連れて行きました。輪島やコヨミが上機嫌で優の誕生日を祝いましたが、優がバースデーケーキのろうそくを吹き消した瞬間、晴人は先程のアンダーワールドに来た直後まで飛ばされていました。自分がアクマイザーを追っているという記憶を取り戻した晴人は同じく記憶を戻した凛子や瞬平と合流しました。その頃、アクマイザーは謎の装甲車の内部にゼーバーをセットしていました。
晴人、凛子、瞬平はこのアンダーワールド内では同じ1日が延々と繰り返されているということに気付き、先程助けた4人の子供はゲートであり、晴人たちは優のアンダーワールドに入っているのだと推測しました。晴人はウィザードに変身、凛子や瞬平と共に子供たちを救おうとしますが、なぜかウィザードに対する人々の視線は冷たいものでした。ウィザードは人々のブーイングを受けながらもファントムたちを一掃、「みんなポワトリンの出番を待ってたのに」と残念がる優に晴人は現実社会に戻るよう促しました。
一方、凛子と瞬平は子供たちから、アンダーワールドに戻るにはポワトリンを目覚めさせることが必要だと告げられますが、当の優は冴えない現実社会に嫌気が差していたところをアクマイザーにつけこまれており、優は晴人の説得に応じず現実には戻らないと宣言しました。優はその場に現れたガーラと組んで晴人を結婚式場に送り、新郎の格好をさせられた晴人は優と結婚させられそうになりました。そこに凛子と瞬平が子供たちと共に現れ、晴人と子供たちはポワトリンに現実に戻るよう説得しました。
子供たちはガーラに襲われますが、これを見た優は子供たちを守ろうとアクマイザーの洗脳から解き放たれました。ウィザードとポワトリンは共闘してガーラに立ち向かい、追い詰められたガーラは巨大怪獣“ガーラッチョ”に姿を変えましたが、ウィザードも“ウィザードラゴン”を召喚してライダーキック“キックストライク”をくらわせました。ガーラッチョは元のガーラに戻り、ウィザードは改めてポワトリンに現実世界に戻るよう促しましたが、そこにアクマイザー3人が現れ、ポワトリンは連れ去られてしまいます。ウィザードの前には怪人軍団が立ちはだかりました。
仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタムのネタバレあらすじ『MOVIE大戦アルティメイタム』
現実世界の廃墟に取り残されたコヨミは怪人たちに襲われますが、駆け付けたフォーゼ・メテオ・なでしこに助けられました。怪人たちを一掃したフォーゼたちは“フォーゼエンゲージウィザードリング”と“コズミックスイッチ”を使ってアンダーワールドに突入、怪人軍団に苦戦していたウィザードに加勢しました。
一方、アクマイザーは優を連れ、アンダーワールドの底にある“魔力の海”でゼーバーを使い現実の人間世界を一気に滅ぼすべく装甲車で出撃しました。晴人、弦太朗、流星、撫子はアクマイザーが差し向けた怪人軍団と拳を交えました。凛子や瞬平と共に戦いの様子を見ていた子供たちは、自分たちに何かできることはないかと考えました。
一方、現実世界ではコヨミがまたしても怪人たちに襲われていましたが、弦太朗たちに助けの手を差し伸べるべく火野映司(渡部秀さん)が駆け付け、怪人たちを一掃しました。アンダーワールドには映司をはじめ左翔太郎とフィリップ、照井竜、後藤慎太郎の幻影が現れ、子供たちに4つの“ライダーリング”を手渡しました。子供たちはリングを使って仮面ライダーオーズ、仮面ライダーW、仮面ライダーバース、仮面ライダーアクセルを召喚、晴人は「こんな魔法があったのか」と感心しました。
晴人、弦太朗、流星、撫子はそれぞれウィザード、フォーゼ、メテオ、なでしこに同時変身し、8人のライダーが集結しました。ウィザードは「ここからが俺たち仮面ライダーのショータイムだ」と開戦を宣言、魔法でそれぞれの専用バイクを召喚しました。(バイクを持たないなでしこはバイクに変身したアクセルに乗りました)
ライダーたちは魔力の海に向かう装甲車を追い、ウィザードとフォーゼは他のライダーたちが怪人たちと交戦している間に装甲車内に潜入しました。ウィザードは強化形態“フレイムドラゴン”に、フォーゼは“コズミックステイツ”にフォームチェンジ、アクマイザーの悪魔陣アタックを防ぎながらイールとガーラを倒しました。ウィザードとフォーゼは残ったザタンに必殺技をくらわして優を助け、メテオ・なでしこ・オーズ・W・バース・アクセルは装甲車にライダーキックを炸裂させました。
ザタンは装甲車もろとも魔力の海へと転落して爆散、役目を終えたオーズ・W・バース・アクセルは姿を消しました。ウィザードやフォーゼたちは優と共に現実世界に戻ろうとしましたが、しぶとく言生き延びていたザタンがフォーゼからゼーバーを奪い、装甲車は巨大な戦艦“ザイダベック”へと変形して再び魔力の海へと向かいました。フォーゼはメテオとなでしこの力を借りて最強形態“メテオなでしこフュージョンステイツ”に変身、ウィザードは優から“スペシャルラッシュウィザードリング”を託されてドラゴンの力を持つ“ウィザードスペシャルラッシュ”へと進化しました。ウィザードとフォーゼは必死でザイダベックを追い、最後は必殺のダブルライダーキックでザタンをザイダベックもろとも倒しました。
アンダーワールドに光が戻り、晴人、弦太朗、流星、撫子、凛子、瞬平は現実世界に戻ってきました。弦太朗は晴人にフォーゼドライバーをこの時代の自分に戻してくれと頼み、弦太朗、流星、撫子は晴人の魔法で元の5年後の世界へと戻っていきました。無限モンスタープラントから解放されたゲートの子供たちはアンダーワールドに関する記憶を失っていました。その時、まだ装置に繋がれていた優が目を覚ましました。その正体とは何と晴人行きつけの「ど~なつ屋はんぐり~」店長(KABA.ちゃん)であり、“上村優”とは店長の本名だったのです。晴人、コヨミ、凛子、瞬平は唖然としました。
2017年。なでしこは再び宇宙の彼方へ旅立っていきました。三郎たちは弦太朗に怪人同盟を解散して新たに“少年同盟”を結成したことを伝えました。仮面ライダー部の面々はもうこれで弦太朗はフォーゼに変身することができなくなったと実感しますが、賢吾は「アイツが望めば、フォーゼドライバーはいつでも戻ってくるさ」と答えました。
2012年。晴人は高校時代の弦太朗に会い、フォーゼドライバーを返すと友情の印を交わし、フォーゼエンゲージウィザードリングを託しました。その頃、「食事の時間だ」との掛け声と共に、謎のライダー・仮面ライダービースト(声:永瀬匡/演:渡辺淳)が動き出していました。
以上、映画「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム (2012)」のあらすじと結末でした。
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