劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダルの紹介:2011年日本映画。『平成仮面ライダーシリーズ』第12作『仮面ライダーOOO(オーズ)』の劇場版にして仮面ライダーシリーズ生誕40周年記念作品、そして時代劇『暴れん坊将軍』とのコラボレーション作品です。復活した錬金術師によって江戸時代に飛ばされたオーズこと火野映司と相棒・アンク。そこでは貧乏旗本に成りすまして街に出ていた江戸幕府八代将軍・徳川吉宗の姿が…。
監督:柴﨑貴行 出演者:渡部秀(火野映司/仮面ライダーオーズ/仮面ライダーバース)、三浦涼介(アンク)、高田里穂(泉比奈)、岩永洋昭(伊達明/仮面ライダーバース)、君嶋麻耶(後藤慎太郎)、有末麻祐子(里中エリカ)、神尾佑(真木清人)、甲斐まり恵(白石知世子)、酒井美紀(若葉五月/ガラ)、荻野可鈴(ベル)、根岸泰樹(若葉駿)、福士蒼汰(如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼ)、宇梶剛士(鴻上光生)、松平健(徳川吉宗/徳田新之助)ほか
映画「仮面ライダーオーズWONDERFUL将軍と21のコアメダル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面ライダーオーズWONDERFUL将軍と21のコアメダル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダルの予告編 動画
映画「仮面ライダーオーズWONDERFUL将軍と21のコアメダル」解説
この解説記事には映画「仮面ライダーオーズWONDERFUL将軍と21のコアメダル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダルのネタバレあらすじ:起
2011年、ドイツ。鴻上ファウンデーション会長・鴻上光生(宇梶剛士)の指揮のもと、とある森の奥深くの遺跡では800年前に封印された錬金術師が生み出した「失われたメダル」の発掘作業が行われていました。ところが、遺跡の封印を解いた瞬間、錬金術師ガラが復活、その場の地面はまるでメダルのようにひっくり返り、日本・新宿一帯と入れ替わってしまいました。肉体の失われているガラはその場に居合わせた女性・若葉五月(酒井美紀)の体に憑依、大量の戦闘兵を生み出すと自ら築き上げた居城に鴻上とその秘書・里中エリカ(有末麻祐子)を連れ去っていきました。
異変に気付いた火野映司(渡部秀)はアンク(三浦涼介)の力を借りて仮面ライダーオーズに変身、伊達明(岩永洋昭)も仮面ライダーバースに変身して出撃しましたがガラの圧倒的なパワーに苦戦を強いられ、更にオーズは母をガラに奪われた五月の息子・若葉駿(根岸泰樹)を庇って大ダメージを受けてしまいます。勢いづいたガラはオーズや駆け付けたグリードのウヴァ(山田悠介)、カザリ(橋本汰斗)、ガメル(松本博之)、メズール(未来穂香)なたちから“コアメダル”を奪い、今の世界を滅ぼして自らが新しい世界の王となることを宣言しました。
劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダルのネタバレあらすじ:承
街にはガラが遣わした“使い魔”ベル(荻野可鈴)が現れ、人々に対して500万円をもらえると引き換えに一生ちょんまげ頭になるか否かと問いかけてきました。大金に釣られた人々が次々とちょんまげ頭を選択したその瞬間、突然その場はコインのような円形状に切り取られて上空に浮遊、その場に居合わせていた映司やアンク、駿、そして泉比奈(高田里穂)たちは江戸時代へとタイムスリップさせられてしまいました。ガラは人間から集めた欲望を“セルメダル”に変え、その力で場所と時間を逆転させていたのです。
江戸の町に飛ばされた映司やアンクたちの前に、ガラが送り込んだ敵兵・鵺(ぬえ)ヤミーが襲い掛かってきました。コアメダルを奪われてしまいオーズに変身できない映司は、たまたまその場にあった伊達の変身ベルト“バースドライバー”を使って仮面ライダーバースに変身、鵺ヤミーに立ち向かうも、守ろうとした江戸の住民から化け物扱いされてしまいます。しかし、その場に居合わせていた貧乏旗本の三男坊・徳田新之助(松平健)と名乗る人物が現れ、江戸の人々を庇った映司を讃えました。
その夜、映司は神社の境内に座り込んでいた駿から事情を聞きました。五月はいつも仕事で忙しく、中々駿にかまってやれないことで親子の関係はギクシャクしていたのです。あの日も駿は五月と喧嘩をしており、駿が仲直りしようと五月に駆け寄った時に彼女はガラに取り込まれたのです。このことを悔む駿に、映司は必ず彼女を取り戻すと約束しました。
劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダルのネタバレあらすじ:転
翌日、アンクは映司に自らの意志を宿した“タカのコアメダル”を託しました。これでオーズに変身可能となった映司はオーズの基本形態“タトバ(タカ・トラ・バッタ)コンボ”(変身ベルト“オーズドライバー”の声:串田アキラ)に変身、鵺ヤミーに立ち向かいました。そこへ徳田新之助の正体である江戸幕府八代将軍・“暴れん坊将軍”こと徳川吉宗(松平健)も白馬に乗って駆け付け、オーズはバイク“ライドベンダー”を召喚して吉宗と共に江戸の町を駆け回り、オーズは吉宗から徳川家に献上された“コブラ”“カメ”“ワニ”のコアメダルを託されて“ブラカワニコンボ”にフォームチェンジ、鵺ヤミーを撃退しました。
映司の前にまたしてもベルが現れ、今度は「自分だけ元の世界に戻れると引き換えに、他の人間は全て消滅する」という選択を迫って来ました。そこで映司はその場にいた比奈と駿を家族ということにして、自分と一緒に元の世界に戻すよう条件を要求しました。ベルが渋々受け入れると、映司は「時代と場所に関係なく全ての人間は映司の“家族”である」として、入れ替えられた時間や場所は全て元の位置に戻っていきました。
元の時代に戻った映司はタカのコアメダルを回収してオーズに変身、伊達や後藤慎太郎(君嶋麻耶)の攻撃でバリアがこじ開けられたガラの城へ乗り込み、鴻上と里中、そして五月を逃がすと怪人態となったガラと対決しました。
劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダルの結末
劣勢に立たされるオーズの前に、「俺は全てのライダーとダチになる!」と豪語する仮面ライダーフォーゼが現れました。フォーゼは専用アイテム“アストロスイッチ”を使ってガラを翻弄、オーズも連携してガラを追い詰めましたが、フォーゼは“仮面ライダー部”の仲間から呼び出しを受けて変身を解除、如月弦太朗(福士蒼汰)の姿に戻るとオーズとの再会を誓ってその場を去っていきました。
しかし、ガラはコアメダルを更に吸収してパワーアップを遂げ、オーズやバースは必死に応戦するも全く歯が立ちませんでした。追い詰められたオーズらにグリードたちも加勢、オーズはコアメダルの力で分身を始め、それぞれの特性を持つコアメダルを使い、何とタトバ・ガタキリバ(クワガタ・カマキリ・バッタ)・ラトラーター(ライオン・トラ・チーター)・サゴーゾ(サイ・ゴリラ・ゾウ)・シャウタ(シャチ・ウナギ・タコ)・ブラカワニ・そして最強形態のタジャドル(タカ・クジャク・コンドル)やプトティラ(プテラ・トリケラ・ティラノ)といった8人のコンボを持つオーズが勢ぞろい、それぞれの特性を生かした必殺技を繰り広げ、遂にガラを倒すことに成功しました。
すっかり仲直りした駿と五月は仲良く家路に着き、戦い終えた映司やアンク、比奈たちも日常の日々へと戻っていきました。
「仮面ライダーオーズWONDERFUL将軍と21のコアメダル」感想・レビュー
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数多ある仮面ライダーの映画の中でも是非見てほしい。
吉宗との共闘シーンは、アクション、BGM共にシビれます!!
見る側に「来た来た来たー!」と胸躍らせる演出は、時代劇も特撮も共通しますね。
ライダーって、ちびっこ向けの本に「パンチ力は4トン!」とか書いてあるんですが、そんな怪力と戦う敵を刀一本で蹴散らす殿かっこよすぎ。
まさかのマツケンさんの吉宗と、仮面ライダーオーズのライドベンダーとの競走。このシーンは本当に驚かされました。
ラストシーンで、ガタキリバコンボの特殊能力により分身した上に、全てのコンボが勢揃いして、一斉にオーズたちが必殺技を発動させるシーンはインパクト大でした。