平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVERの紹介:2018年日本映画。『平成仮面ライダーシリーズ』第20作記念にして最終作の『仮面ライダージオウ』と第19作『仮面ライダービルド』をメインに据えた劇場版であり、『ジオウ』テレビ本編の「クウガ編」「電王編」「W(ダブル)編」にあたります。平成ライダーの歴史を抹消しようと企むスーパータイムジャッカー、そして最強最悪の敵である3体の“アナザーライダー”の野望にジオウとビルド、そして歴代平成仮面ライダーたちが立ち向かいます。キャッチコピーは「時代が終わる。すべてがはじまる」「仮面ライダーを愛してくれたあなたへ あなたの記憶に、彼らは生きているか」。
監督:山口恭平 キャスト:奥野壮(常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ)、犬飼貴丈(桐生戦兎/仮面ライダービルド)、押田岳(明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ)、赤楚衛二(万丈龍我/仮面ライダークローズ)、大幡しえり(ツクヨミ)、渡邉圭祐(ウォズ(黒ウォズ))、高田夏帆(石動美空)、武田航平(猿渡一海/仮面ライダーグリス)、水上剣星(氷室幻徳/仮面ライダーローグ)、生瀬勝久(常磐順一郎)、福崎那由他(久永アタル/アナザー電王)、斎藤汰鷹(シンゴ)、伊藤健太郎(アナザーW)、関俊彦(モモタロス/仮面ライダー電王)、遊佐浩二(ウラタロス/仮面ライダー電王)、てらそままさき(キンタロス/仮面ライダー電王)、鈴村健一(リュウタロス/仮面ライダー電王)、石丸謙二郎(デンライナーのオーナー)、滝藤賢一(フータロス)、賀集利樹(仮面ライダーアギト)、須賀貴匡(仮面ライダー龍騎)、井上正大(仮面ライダーディケイド)、西銘駿(仮面ライダーゴースト)、大東駿介(ティード/アナザークウガ/アナザーアルティメットクウガ)、佐藤健(野上良太郎)ほか
映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVERの予告編 動画
映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」解説
この解説記事には映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVERのネタバレあらすじ:起
常盤ソウゴ(奥野壮)はある日突然記憶を失い、明光院ゲイツ(押田岳)とツクヨミ(大幡しえり)に追われていました。ソウゴが逃げた先には突如、時空の彼方から禍々しい時の列車“アナザーデンライナー”が現れ、その中から“アナザーライダー”のアナザー電王とアナザーW、そしてスーパータイムジャッカー・ティード(大東駿介)が登場しました。記憶を取り戻したソウゴは仮面ライダージオウに変身、アナザー電王と対峙しましたが逃げられてしまいます。
一方、アナザーWは桐生戦兎(犬飼貴丈)と万丈龍我(赤楚衛二)の前に現れ、ティードたちから逃げてきた幼い少年・シンゴ(斎藤汰鷹)を捕らえようとしました。戦兎は仮面ライダービルドに、万丈は仮面ライダークローズに変身してアナザーWと戦い、なぜか旧世界(『仮面ライダービルド』テレビ本編参照)の記憶を有する仮面ライダーグリス・猿渡一海(武田航平)と仮面ライダーローグ・氷室幻徳(水上剣星)がビルドたちに加勢しますが、アナザーWには逃げられ、幻徳は記憶を失ってしまいます。
仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVERのネタバレあらすじ:承
戦兎たちの(旧世界での)秘密基地も兼ねていたは喫茶店「nascita(ナシタ)」はなぜかバー「nasubi(ナスビ)」に変わってしまっており、戦兎たちの仲間である石動美空(高田夏帆)も記憶を失っていました。一方、ツクヨミも記憶を失い、普通の女子高生として振舞い始めました。そんなツクヨミに突然握手を求めてきた学生・久永アタル(福崎那由他)が現れ、怪しんだソウゴは跡を追ってみましたが、ツクヨミの跡をつけたゲイツも記憶を失ってガリ勉と化し、ソウゴの大叔父・常磐順一郎(生瀬勝久)の時計店「時計堂クジゴジ堂」はなぜか喫茶店「モジモジ堂」になってしまっていました。
一方、シンゴとはぐれてしまった戦兎の前にティードが現れ、戦兎を洗脳しようとしました。戦兎は洗脳されたフリをして相手の出方を探ろうとしましたが逃げられてしまいます。
アタルは大の平成仮面ライダーファンであり、一海のことを“紅音也(『仮面ライダーキバ』で武田航平が演じた役)”と勘違いし、自宅には大量のライダーグッズをコレクションするほどの筋金入りでした。アタルを追っているうちに、ソウゴや戦兎は自分たちが「仮面ライダーは現実には存在せず、あくまでもフィクションの存在である」世界に迷い込んでいることを知ります。この世界はアタルがイマジン・フータロスと契約することにより生み出されたものだったのです。アタルは生まれて間もない頃に兄が謎の失踪を遂げており、ライダーの世界に救いを求めていたのです。
仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVERのネタバレあらすじ:転
ティードの目的は平成仮面ライダーの歴史を改変し、最初からライダーが存在しない世界を生み出して自らが頂点に君臨することでした。そのためには歴史改変の影響を受けない“特異点(『仮面ライダー電王』参照)”であるシンゴの存在が邪魔だったのです。そして、実はシンゴこそが行方不明になっていたアタルの兄であり、アナザーデンライナーで過去から連れ去られた際に逃げ出したのです。
事実を知ったソウゴはアタルと共にタイムマシーン“タイムマジーン”で過去に飛び、シンゴを助けようとしますが、ティードはアタルに“アナザー電王ライドウォッチ”を埋め込んでアナザー電王に変身させると連れ去ってしまいます。ティードは更に、平成ライダーの原点である仮面ライダークウガの誕生を阻止すべく九郎ヶ岳遺跡(『仮面ライダークウガ』で主人公・五代雄介がクウガの力を手に入れた場所)に向かい、変身ベルト“アークル”の力を利用して“アナザークウガ”への変身能力を手に入れました。
ソウゴたちはアタルを救おうとしますが、アナザー電王の前に苦戦を強いられます。そこに突如として本物の仮面ライダー電王(ソードフォーム(モモタロス)、アックスフォーム(キンタロス)、ロッドフォーム(ウラタロス)、ガンフォーム(リュウタロス)が現れ、フォームチェンジを繰り返しながらアナザー電王を倒し、アタルを助け出すことに成功しました。電王が変身を解除すると野上良太郎(佐藤健)が姿を現し、約10年ぶりの再会を果たしたモモタロスは「俺たちも、お前を忘れるかよ」と良太郎に語り掛けました。
ソウゴと戦兎はティードにさらわれたシンゴを助けることにし、戦兎はたとえ自分たちがフィクションの存在であろうとも「俺たちはここにいる」と決意を新たにしました。
ティードはソウゴたちを抹殺するためアナザーWを送り込みましたが、ソウゴはジオウに変身するとあらかじめ入手していた“Wライドウォッチ”を使って“Wアーマー”に“アーマータイム”し、ライダーキックでアナザーWを倒しました(アナザーWの変身者は謎のまま)。
仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVERの結末
ティードはアナザークウガに変身、人々に対して猛威を振るい始めました。ジオウはゲイツが入手していた“クウガライドウォッチ”を使って“クウガアーマー”にアーマータイム、タイムマジーン(ロボモード)に乗り込むと、別のタイムマジーンに乗り込んだビルドと共にアナザークウガを倒しました。ところが、ティードは無理やりシンゴと融合すると最凶最悪の進化形態“アナザーアルティメットクウガ”に変身、人々に対して猛威を振るい始めました。すると人々の救いを求める声に応じ、仮面ライダークウガをはじめとする歴代平成ライダー(仮面ライダーアギト、仮面ライダー龍騎、仮面ライダーディケイド、仮面ライダーゴースト、その他の平成ライダー)たちが総集結、クウガはサムズアップを見せて人々を勇気づけました。
ジオウとビルドも交えた平成ライダー総勢20名は愛用のバイク(仮面ライダーエグゼイドは仮面ライダーレーザー・バイクモード、仮面ライダードライブは4輪自動車の“トライドロン”)を駆り、アナザーアルティメットクウガが生み出した怪人たちと交戦、クウガは巧みなバイクアクションを魅せて敵を翻弄しました。そして歴代平成ライダーたちは思い思いのライダーキックをアナザーアルティメットクウガに食らわせ、最後はジオウ・ビルド・クウガのトリプルライダーキックでとどめを刺し、ティードはアナザーアルティメットクウガごと爆死を遂げました。
無事救出されたシンゴは元の時代に戻り、まだ幼い弟のアタルと再会を果たしました。それからというもの、シンゴとアタルは度々ライダーのヒーローショーを観に行くほどの筋金入りファンの仲良し兄弟として成長していきました。戦い終えたソウゴと戦兎は互いのことを決して忘れないと語り、再会を誓ってそれぞれの日常へと戻っていきました。
以上、映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」のあらすじと結末でした。
「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」感想・レビュー
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仮面ライダーフェーゼを見に行くために、初めてライダー映画を見に行きました。出番は少なかったですが見せ場はちゃんとあったのでよかった。ジオウのTV放送では、げんちゃんが後ろ姿しか無かったから、気分を切り替えてストーリーの方へ集中。ウォズが面白すぎる。
クウガから始まって今年で20作目ということで平成仮面ライダー作品の主役が一同に終結した記念作品。
現在放送中のジオウ、前作のビルドを中心に平成ライダーでも屈指の人気を誇り、佐藤健もまさかの顔出し出演をした仮面ライダー電王を中心に添えたタイムパラドックス要素の強い構成が素晴らしかったです。
ラスボスをアナザークウガにすることで実質、平成タイダーで唯一劇場版作品のない仮面ライダークウガの劇場版に多少強引ながらも落ち着いたような展開に当時からのファンはワクワクしたんじゃないかと思います。
クウガからジオウまでの20作品のライダーの中でもそれぞれのライダーに見せ場が作られており、ジオウ本編にも関わっているディケイドや龍騎など当時のキャストが新セリフで登場していたり、TVでは見せなかった新技を披露するアギトや555など旧作のファンも喜べたんじゃないでしょうか。
自分も仮面ライダーの映画は久しぶりに観ましたがすごく楽しめました。