L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。の紹介:2019年日本映画。2009年から8年以上に掛けて連載された渡辺あゆの人気マンガが原作。2014年公開『L・DK』のキャストを一新して映画化。原作の「玲苑編」をもとに、ひょんなことから同棲をすることになった高校生の男女が、次第に惹かれ合いカップルとなって幸せな生活を送っていた矢先、ある男が現れたことによってドキドキの三角関係が始まる胸キュンラブストーリーを描く。
監督:川村泰祐 出演:上白石萌音(西森葵)、杉野遥亮(久我山柊聖)、横浜流星(久我山玲苑)、高月彩良(渋谷萌)、堀家一希(佐藤亮介)、町田啓太(久我山草樹)、ほか
映画「L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
『LDK ひとつ屋根の下「スキ」がふたつ』の予告編 動画
映画「L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」解説
この解説記事には映画「L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
『LDK ひとつ屋根の下「スキ」がふたつ』のネタバレあらすじ:起
学校一のイケメン・久我山柊聖(杉野遥亮)と誰にも内緒の同棲生活を送っている西森葵(上白石萌音)。二人が同居していることを知っているのは、葵の親友である渋谷萌(高月彩良)と、萌の彼氏である佐藤亮介(堀家一希)、柊聖の兄・草樹(町田啓太)だけです。もちろん同居がバレたら即退学。しかし、少し意地悪ではあるものの優しい柊聖と恋人同士となった葵は、幸せな日々を過ごしてました。
そんなある日、学校に一人のイケメン(横浜流星)がやって来ます。女生徒が騒ぐものの、彼は全く相手にせず、むしろ冷たい態度をとります。それに怒った葵は立ち去ろうとする彼を捕まえようとするも、はずみでズボンを下ろしてしまい、たくさんの生徒の前で彼をパンツ姿にさせてしまいました。
イケメン男は憤慨。葵に詰め寄るも、そこへ柊聖がやって来ます。しかし、柊聖は彼の顔を見るなり「玲苑?」と驚き顔。イケメン男も「しゅう!」と喜びを隠せない様子でハグをします。なんとイケメン男=玲苑は、柊聖のいとこだったのです。2人は体育館でバスケをし始めます。玲苑は自分が勝ったらアメリカに行くことを条件に、柊聖に勝負を持ちかけます。そこで葵は初めて、柊聖がアメリカの大学の資料を取り寄せていたことを知ります。
結果は柊聖の勝利。悔しがる玲苑は、柊聖に「女のためにアメリカに行かないのか?」と質問。それに対し「そうだけど」と答える柊聖に女生徒たちはざわつき、葵は気が気でありません。恋人が誰なのかを問い詰める玲苑でしたが、柊聖はうまく聞き流します。
その晩、心配する葵をよそに「絶対バレない」と笑う柊聖。そんな彼に「なぜアメリカの大学の資料を取り寄せていたのか」を聞く葵でしたが、柊聖は「アメリカには行かない」と告げるのでした。転入してから、女生徒の注目の的となった玲苑。彼は毎日「今度、俺ん家に来ない?」などと女生徒をナンパしますが、「行きます!」と喜んで即答する女生徒には「やっぱ来なくていい」と冷たくあしらいます。
ある日、図書室でナンパしている玲苑を見つけた葵は、どうしてそんなことをするのかと聞きますが、じつは彼は柊聖の彼女を探していたのでした。玲苑から「誰か知っているか?」と聞かれた葵は「知らない」と即答。玲苑も「しゅうがお前みたいな女と接点があると思えない」と笑い、葵は苛立ちます。
ある日、葵はアパートの前で玲苑と会います。柊聖の家を訪ねに来たという彼に、嘘の道案内をし速攻で家に帰りますが、玲苑に家に入るところを見られてしまいます。とっさに「掃除や料理などの世話をするバイトをしている」と嘘をつく葵。「中に入れろ」と言う玲苑の隙を見て家に入り、急いで同棲している証拠を隠して彼を家にあげます。
そこに柊聖が帰ってきますが、玲苑の目の前で葵とキスし「こいつは俺の彼女だ」と宣言。ショックを隠せない玲苑は、葵を彼女だと認めようとしません。すると、柊聖は納得できるまで一緒に住むことを提案。玲苑も「もし良さがわからなかったら、アメリカに連れ戻す」と言います。
『LDK ひとつ屋根の下「スキ」がふたつ』のネタバレあらすじ:承
こうして始まった3人の共同生活。葵は、玲苑のために和食だけでなく洋食の朝ご飯を作ったり、制服のシャツをきちんとアイロンをかけたりと、家事をこなしていきます。そんな葵と過ごす柊聖は毎日笑顔で、玲苑のイメージとは異なっていました。しかし、玲苑の中で葵の印象も少しずつ変わっていきます。
ある夜、柊聖が寝ている横で、玲苑は葵に今思っている印象を伝えました。しかし、上から目線で文句ばかりの彼に「70点女」と言われ、葵はブチ切れ。その様子に、じつは起きていた柊聖は爆笑し、「やっぱ3人で住むのなし」と玲苑を家から追い出そうとします。「おじさんにはこっちから連絡しておくから」と告げますが、「親父は関係ねえ!」と玲苑は声を荒げます。それを見かねた葵は、自分を認めてくれたら柊聖をアメリカに連れていかないことを玲苑と約束します。
数日後、草樹から頼まれモデルのバイトをすることになった柊聖と玲苑。そこで柊聖は、アメリカの大学の願書を持っていることを草樹に見られます。柊聖は、今の自分のままでは葵を守ることができないから成長するためにアメリカに行こうかと、悩んでいたのでした。
とある放課後、帰り道に柊聖に似合いそうなコート見つけた葵は、たまたま通りかかった玲苑に「一緒に柊聖の誕生日プレゼントを選んで欲しい」とお願いします。プレゼントの洋服を選ぶ流れでジャケットを試着した玲苑を「似合う」と褒める葵。しかし、それに対して玲苑は嫌味を言います。葵は「柊聖の身内をお兄さんしか知らなかったから仲良くなりたいだけ」と言い返しますが、彼女を試着室に連れ込んだ玲苑は冗談でキスするフリをします。葵は、玲苑のほほを叩くとそこから逃げ出してしまいました。
柊聖が家に帰ると、玲苑が何かを作っています。「葵は?」と聞くも答えようとしない玲苑に「何かあったのか?」と怖い顔で詰め寄ります。外へ出て葵を探す柊聖は、ひとりで怒っている彼女を発見。「玲苑と仲良くならなくていい」と伝えますが、葵は「柊聖がアメリカに行っちゃうなんて絶対やだもん」と返します。そんな彼女を、柊聖は優しく抱きしめました。
葵は、玲苑と仲直りするためにプリンを買って帰りますが、冷蔵庫を開けるとそこには手作りのプリンが。玲苑も葵のために作っていたのです。葵は思い切って「何でそんなに柊聖をアメリカに行かせたいのか」を彼に問います。その質問に「しゅうが親父の会社を継ぐからだ」と答える玲苑。彼は、柊聖との思い出を語り始めます。
玲苑にとって、柊聖は自分をいじめから守ってくれたヒーローでした。柊聖には何一つ勝てないと言う玲苑に、葵は彼の良いところを言っていきます。照れ隠しで、彼女に「褒めてくれてありがとう」と英語で言う玲苑。そこに外で話を聞いていた柊聖が家に入ってきて、玲苑に見せつけるかのように葵にキスをしました。
次の日、学校では葵と柊聖が付き合ってることが噂されていました。柊聖のことを好きな女子から問われる葵は、なんとか誤魔化そうとしますが、女子たちの気迫に押されてしまいます。彼女を見かねて助けに行こうとする柊聖でしたが、先に葵を助けたのは玲苑でした。「こいつは俺の女だから」と彼氏のフリをし、「しゅうは俺のいとこだから一緒にいたのは当たり前だ」などと言って庇い、葵をお姫様抱っこしてそこから立ち去ります。
家に帰ると、葵は玲苑に庇ってくれた感謝を伝えますが、相変わらずに言い合いに。そんな2人を見て柊聖は、どこか上の空の様子でした。
『LDK ひとつ屋根の下「スキ」がふたつ』のネタバレあらすじ:転
学校では文化祭の準備が進み、葵と柊聖のクラスはホスト喫茶、玲苑のクラスは女装喫茶をやることが決まりました。最初は全くやる気のなかった玲苑でしたが、クラス対抗で争うと聞き、「柊聖には負けられない」と俄然やる気に。
葵は、家で柊聖に文化祭で出すメニューを試食してもらっていましたが、たまたま柊聖の机の上にあったアメリカの大学の願書を見つけてしまいます。柊聖は「アメリカの大学へ行こうと思う」と告げますが、葵は嫌がり、家を出て行ってしまいました。
文化祭当日、玲苑は葵に「今日は帰ってやれよ。しゅうが眠れなかったみたいで」とこっそり伝えます。2人が話しているのを見ていたクラスメイトたちは、葵に「休憩してきなよ」と言って、2人で文化祭をまわるように勧めます。葵と玲苑は、途中でカップル相性診断をやっているクラスに誘われ、どれだけ相手のことをわかっているかのクイズに挑戦しますが、なかなか息が合いません。
それによって全カップルの中で最下位になってしまった2人は、文化祭のメインステージに呼ばれ、生徒たちの前でキスを迫らされますが、その時、パンダの被り物をした人物がメインステージに乱入し、葵をステージから連れ去ります。
パンダの被り物をしていた人物は柊聖でした。葵は、柊聖に「何を考えているのかわからない」と話します。それに柊聖は「葵を守れる男になりたかった」と言いますが、「そばにいないのに、どうやって守れるの?」と返されてしまいました。
先に家に帰ってきた柊聖。外は大雨が降っています。そのころ、駅で玲苑と偶然会った葵は、電車がストップしてしまい、玲苑の家へと避難します。玲苑は柊聖へ電話しその旨を伝えますが、玲苑が葵に惹かれていることをわかっていた柊聖は「タクシーでそっちに行く」と言います。しかし「電車が動いたらすぐに帰すから」と言われ、電話を切られてしまいました。
テレビでは運転再開の見通しがつかないことが報じられます。今度は葵の携帯に電話する柊聖でしたが、葵はお風呂に入っていたため、代わりに玲苑が出ます。柊聖は、玲苑に「お前の中で、葵、何点だ?」と聞くと、「100点だ!」と返答。しかしすぐに焦ったように「もっと美人で、スタイルがよくて、英語が話せて、巨乳だったら」と言いますが、柊聖は家を飛び出し、雨の中、玲苑の家へと走り出しました。
柊聖の家に来ていた草樹は、彼を車で追いかけ乗るように促します。一方、お風呂から出た葵はソファで寝ていました。起こそうとした玲苑でしたが、寝ぼけて葵に抱きつかれます。そんな彼女に、顔を近づけていきますが、その時、ドアをノックする音が。その音で目覚めた葵は、近くにあった玲苑の顔に驚きます。玲苑がドアを開けると柊聖は家の中に入り、葵を連れて家へと帰ります。
『LDK ひとつ屋根の下「スキ」がふたつ』の結末
次の日、学校では文化祭の片付けが行われていました。柊聖は屋上にいた玲苑のもとへ行き、葵に何をしたかを問います。そして「キスしてやった」と言う玲苑を殴ると、今度は玲苑が柊聖を殴り激しいケンカに。お互いが思っていたことを吐露し、玲苑は「俺はお前に何一つ勝てない」と言いますが、「俺が親父の会社を継ぐ。しゅうよりも俺がトップになれる男だってことを親父に認めさせる!」と宣言します。「だからお前もあいつから逃げんな!」と玲苑に言われた柊聖。
その時、学校の生徒たち全員に送られるグループメッセージで、葵と柊聖が一緒にいた写真が出回ります。玲苑と付き合っていることになっていたため、周りから「二股女」などと悪口を言われる葵。柊聖を好きな女生徒たちに足を引っ掛けられ階段から落ちそうになりますが、それを柊聖が受け止めます。「俺の彼女に何か用?」と女生徒たちを睨む柊聖。
その時、中庭から「西森葵と俺が付き合ってんのは嘘だ!」と玲苑の声が聞こえてきました。玲苑はスピーカーを使って葵の良いところを挙げていき、「本当のカップルはこの2人だ!」と叫びます。周りから色々と言われ、その場にいられなくなて逃げ出そうとする葵。
柊聖は彼女を引き止め、「俺は、ずっとずっと一緒にいてえんだよ」と告げます。それに「私だって柊聖と離れたくないよ」と返す葵を、柊聖は真っ直ぐ見つめて言います。「葵と離れ離れになるなんて、俺、やっぱり無理だ。ずっと一緒にいろよ」。その言葉に頷く葵。2人はキスを交わし、全校生徒から祝福を受けるのでした。
以上、映画「L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」のあらすじと結末でした。
「L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」感想・レビュー
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この映画、何回見てもいい! 萌音ちゃんもめっちゃ可愛いし
葵と柊聖の生活を見てるとキュンキュンがとまらなかった!