大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]の紹介:2012年日本映画。一人の女将軍に多くの男達が仕えるという男女逆転の異色な設定の大奥を舞台に、世継ぎの誕生をめぐり繰り広げられる権力争いや男女の愛憎を描いた作品。よしながふみの漫画が原作となっています。
監督:金子文紀 出演:堺雅人(右衛門佐)、菅野美穂(徳川綱吉)、尾野真千子(柳沢吉保)、柄本佑(秋本)、田中聖(玉栄)、要潤(伝兵衛)、堺正章(隆光)、宮藤官九郎(御台所・信平)、西田敏行(桂昌院)、ほか
映画「大奥 永遠[右衛門佐・綱吉篇]」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「大奥 永遠[右衛門佐・綱吉篇]」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「大奥 永遠[右衛門佐・綱吉篇]」解説
この解説記事には映画「大奥 永遠[右衛門佐・綱吉篇]」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]のネタバレあらすじ:熾烈な権力争い
時は、徳川幕府の時代。男子のみがかかる奇病により、国中の男子が激滅します。お家の存続のため、家督を継承した女子は、正室や側室を持つという異例の事態が起きていました。5代目女将軍である綱吉もまた、世継ぎを作るために、多くの男子を侍らかしていました。綱吉に取り入ろうと、大奥では、熾烈な権力争いが繰り広げられています。綱吉の夫である御台所は、自分の派閥を強化することに余念がありません。
大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]のネタバレあらすじ:お世継ぎの死
貧しい公家の出身である右衛門佐は、御台所に才能を見込まれ、鳴り物入りで大奥入りを果たします。右衛門佐は、持ち前の才覚を発揮し、大奥での権力者へと一気にのし上がります。そんな中、綱吉の唯一の後継者である松姫が死去するという由々しき事態が起こります。松姫亡き後、綱吉は、悲しみに伏しますが、後継者を失った綱吉には、お家を存続させるため、何としても世継ぎを作らなければならないという使命がありました。
大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]のネタバレあらすじ:迷走の日々
右衛門佐は、自分の派閥を強固にするため、綱吉の好みの男性を次々と送り込みます。綱吉は、以前にも増して、子作りに励みますが、年齢のせいもあり、懐妊する気配は全くみられません。松姫の死から4年後、娘が懐妊しないことに焦った綱吉の父、桂昌院は、寺の住職に助けを求めます。桂昌院は、住職から、綱吉が懐妊しないのは、かつて桂昌院が殺生をしたことが原因だと告げられます。父の言葉を聞いた綱吉は、生類憐みの令という掟を定めますが、一向に子供はできませんでした。
大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]の結末:真実の愛
世継ぎを生まなければならないというプレッシャーを受けて、綱吉の心は日に日に疲弊していきます。政から遠ざけられ、男に溺れるだけの日々を送る綱吉を、右衛門佐は諫めます。本気で自分のことを思ってくれる右衛門佐の忠言を聞いた綱吉は、右衛門佐に心を開き始めます。やがて、右衛門佐と結ばれた綱吉は人生で初めて幸せを感じます。右衛門佐以外の男との関係を断ち切った綱吉は、右衛門佐との愛の道に生きることを決めたのでした。
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