武士の献立の紹介:2013年日本映画。料理上手の腕を見込まれて加賀藩の包丁侍の家に嫁いだヒロインが、持ち前の料理の腕を発揮し、活躍する姿を描いた心温まる人情ドラマ。実在する加賀料理の指南書「料理無言抄」を題材にした作品です。
監督:朝原雄三 出演者:上戸彩(舟木春)、高良健吾(舟木安信)、余貴美子(舟木満)、成海璃子(今井佐代)、柄本佑(今井定之進)、夏川結衣(お貞の方~真如院)、緒形直人(大槻伝蔵)、鹿賀丈史(前田土佐守直躬)、西田敏行(舟木伝内)、ほか
映画「武士の献立(2013年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「武士の献立(2013年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「武士の献立(2013年)」解説
この解説記事には映画「武士の献立(2013年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
武士の献立のネタバレあらすじ:包丁侍の家への嫁入り
加賀藩主、前田吉徳の側室お貞の方に仕える春は、小さい頃から料理上手で、お貞に可愛がられています。そんなある日のこと、春に縁談が舞い込んできます。加賀藩の料理人が仕立てた料理の素材を見事言い当てた春を見込んだ台所侍の舟木伝内が、ぜひ春を息子の嫁にしたいと申し出てきたのでした。一度、結婚を失敗している春は、戸惑いますが、伝内の強い想いに動かされて、舟木家に嫁入りします。しかし、息子の安信は、料理人の家の跡継ぎであるにも関わらず、全く料理に関心のない困った男でした。
武士の献立のネタバレあらすじ:料理対決の勝敗
嫁入り後、間もなく、舟木家での恒例行事であるあえの会が開かれます。それは、親戚方に料理を振る舞うことで、料理人としての腕を披露するという大事な集いでした。案の定、安信の調理した料理は大不評で、親戚からは、散々文句を言われます。安信の作った汁の不味さに顔をしかめた春は、内緒で汁を作り直します。春の作った汁は絶品で好評を博しますが、面目をつぶされた安信は怒り心頭です。そんな安信に、春は料理勝負を申し出ます。
武士の献立のネタバレあらすじ:夫への料理指南
春の料理の腕前に完敗した安信は、その日から、春に料理を教わり始めます。料理上手の春に教えられて、安信の料理の腕前は見違えるほどに上達します。最初は、春に冷淡だった安信も、次第に春のことを大切にするようになり、春は結婚の幸せを感じ始めます。安信が立派な料理人になったことに満足した伝内は息子に役目を譲り、隠居することを決めます。そんな中、加賀藩主、吉徳が急死し、加賀藩内は混乱に陥ります。嫌疑をかけられたお貞の方も囚われてしまいます。春は、お世話になったお貞の方のために、心を込めて料理を振る舞い、別れを惜しみます。
武士の献立の結末:料理人としての使命
藩内の混乱が更に高まる中、伝内が倒れます。伝内は、安信に、加賀藩の料理人として料理の腕を極めるよう説得します。伝内の命を受け、春と安信は、能登へと食材探しへ旅立ちます。やがて、新しい藩主着任の宴の料理を任された安信と春は、腕によりをかけて料理をふるまい、宴は大成功に終わります。夫婦の絆を深め合った2人は、伝内と協力し、加賀料理の基本となる数多くの書物を残します。そして、その献立は、現在まで廃れることなく受け継がれているのでした。
以上、映画 武士の献立 のあらすじと結末でした。
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