映画「ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパの紹介：2015年日本映画。TVアニメ「ポケットモンスター」の劇場版第18作目。ポケモンマスターを目指して旅を続けるサトシ達は、不思議な輪を出して色々なものを取り寄せるポケモン「フーパ」とメアリと出会います。サトシ達とフーパはすぐに仲良くなりますが、そこへメアリの兄であるバルザがやってくると、持っていた「いましめのツボ」を開け、フーパを本来の姿である「ときはなたれしすがた」にしてしまいます。それは、かつて砂漠の街「デセルシティ」に大きな被害をもたらしたポケモンでした。サトシ達は、フーパを元に戻すため、奮闘することになります。
監督：湯山邦彦 声優：サトシ（松本梨香）、セレナ（牧口真幸）、シトロン（梶裕貴）、ユリーカ（伊瀬茉莉也）、ムサシ（林原めぐみ）、コジロウ（三木眞一郎）、ニャース（犬山イヌコ）、ピカチュウ（大谷育江）、バルザ（藤原竜也）、メアリ（中川翔子）、ほか
この解説記事には映画「ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ポケモンマスターを目指して旅を続けるサトシ達は、砂漠のポケモンセンターで休憩していました。その時、突然空中に輪が現れると、輪の中から出た手が、ドーナッツをつかんで輪の中に持って行こうとしました。サトシとピカチューは、その手を掴みますが、そのまま輪の中に引きずり込まれてしまいました。
輪の向こう側に出たサトシとピカチューは、そこでフーパと名乗るポケモンと出会いました。フーパは、輪を使ってものを取り寄せる能力を持っていました。サトシは、フーパにセレナ達を輪でこちらに取り寄せてもらい、さらに、フーパの世話をしているメアリとも知り合いとなりました。
サトシ達は、フーパとメアリとともに砂漠の街「デセルシティ」を歩き回りましたが、そのときメアリの兄バルザがやってくると、持っていた「いましめのツボ」の蓋を開けてフーパに向けました。すると、つぼの中から黒いオーラが出てきてフーパを包むと、フーパは巨大化しました。
実は、これがフーパの本来の姿である「ときはなたれしすがた」でした。巨大化したフーパは突如暴れだし、バルザが持っているいましめのツボを壊そうとしますが、逆にメアリにより再びいましめのツボに封じられ、フーパは元の姿に戻りました。
昔、デセルシティにやってきたフーパは、食料を盗んだ詫びとして金銀財宝を人々に与え、デセルシティはそれにより繁栄していきました。そして、フーパは、人々が望むまま様々なポケモンと戦うようになりました。
しかし、それがエスカレートしていき、フーパは、グラードン、カイオーガなどの伝説のポケモンを取り寄せて戦ううちにデセルシティを破壊してしまい、バルザの曾祖父によりいましめのツボに力を封じられました。そして、バルザの曾祖父は、力がなくなったフーパを村に連れ帰って飼育し、バルザ、メアリとも仲良く暮らしていました。
バルザ達は、封印してから時が経過したことから、フーパをときはなたれしすがたに戻そうとしましたが、今回の騒動から元に戻すのを一旦やめることにしました。そこへ、様子を探っていたロケット団が、いましめのツボを強奪しましたが、いましめのツボに封じられたフーパに操られたニャースが、いましめのツボを開けてしまい、フーパは再び黒いオーラに覆われました。
バルザとメアリによりフーパの巨大化は阻止しましたが、フーパから離れた黒いオーラが集まり巨大なフーパとなりました。バルサは、この巨大なフーパは、長年いましめのツボに封じられたフーパの怒りが具現化したフーパの影だ、と言いました。フーパの影は、ルギアを輪から取り寄せると戦いはじめ、その隙にサトシ達は、そこから逃げ出しました。
フーパの影を封じるにはいましめのツボが必要ですが、いましめのツボはさきほどの騒動で壊れてしまいました。いましめのツボはバルザ達が再生することになり、それまでフーパは、フーパの影に見つからないようにサトシと隠れることにしました。
フーパの影は、フーパを執拗に探し続けサトシ達は窮地に陥ります。そこで、サトシは、フーパにラティオス、ラティアス、レックウザを取り寄せてもらい、フーパの影の追跡をかわします。しかし、フーパの影も、グラードン、カイオーガなどの伝説のポケモンを取り寄せ、再びサトシ達に迫り、一進一退の攻防が続きます。
そんな中、バルザ達によるいましめのツボの再生作業が進んでいましたが、それに気づいたフーパの影は、バルサ達がいるデセルタワーを攻撃しようとしました。サトシ達は、デセルタワーを必死に守りますが、フーパの影や伝説のポケモン達の攻撃は強く、レックウザが倒れ、ついにフーパの影がサトシ達を捕えようとしました。
その時、再生されたいましめのツボを持ったバルザにより、フーパの影は再びいましめのツボに封じられました。しかし、いましめのツボを持ったサトシは、フーパの影に操られてフーパに消えるように迫りますが、フーパが、フーパの影がいましめのツボに封じられている間に経験した人間たちとの交流の様子を見せて必死に説得すると、フーパの影はその怒りを収め、サトシも正気に戻りました。
今回の騒動の原因だったフーパの影の怒りも収まり全てが終わったと思われた瞬間、デセルタワーは時空の歪みに覆われました。フーパの影が無理矢理伝説のポケモンを取り寄せた弊害で時空に歪みが生じたためで、時空の歪みはデセルタワーを飲み込もうとしていまいした。ピカチュー達が何とかしようとしますが、時空の歪みは収まりません。
その時、フーパは、サトシにいましめのツボを開けさせると、封じられた力を取り戻してときはなたれしすがたとなり、輪を出してデセルタワーに取り残された人々を避難させました。しかし、フーパ自身は、輪の中に入れないという戒めがあり避難することができません。サトシ達は、必死にフーパを輪の中に入れようとしますが弾かれてしまいます。
フーパは、バルサ達と一緒にいたい、と強く願いました。すると、その願いに強さにより戒めが打ち破られ、フーパは輪の中に入り避難することができました。時空の歪みに飲み込まれ消滅したデセルタワーの跡地に来たフーパは、デセルタワーを直すことを誓い、そしてサトシはポケモンマスターになることを誓いました。
以上、映画「ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ」のあらすじと結末でした。
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