リアル~完全なる首長竜の日~の紹介:2013年日本映画。恋人の漫画家の淳美が自殺未遂でこん睡状態の中、浩市は医師の相原先生にセンシングを勧められました。淳美の意識に入り込み、淳美と再会しようという実験でした。センシングが始まると浩市の身の回りにおかしなことが起りはじめました・・・という乾緑郎原作のミステリー映画です。
監督:黒沢清 出演者:佐藤健(藤田浩市)、綾瀬はるか(和淳美)、中谷美紀(相原栄子)、オダギリジョー(沢野)、染谷将太(高木真吾)、堀部圭亮(米村)、松重豊(晴彦)、小泉今日子(真紀子)、ほか
映画「リアル 完全なる首長竜の日」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リアル 完全なる首長竜の日」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リアル~完全なる首長竜の日~の予告編 動画
映画「リアル 完全なる首長竜の日」解説
この解説記事には映画「リアル 完全なる首長竜の日」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リアル~完全なる首長竜の日~のネタバレあらすじ:起
藤田浩市(佐藤健)は医師の相原先生からセンシングの話を聞いていました。1年前、自殺未遂をして、こん睡状態の恋人で漫画家の和淳美(綾瀬はるか)の意識の中へ専用の器具を使って入り込むセンシングという実験でした。実験は始まり、淳美の意識の中に浩市は入り込みました。淳美は漫画を描いており二人は再会しました。淳美は浩市に、島で暮らした子供時代に渡した『首長竜』の絵を持ってきてくれと頼みました。スランプに悩む淳美は子供時代に浩市に渡した、島で書いた『首長竜』の絵をもう一度見て、再出発のきっかけを作りたいと言いました。淳美は『ルーミイ』という人気漫画を描いており、死体などのリアルな描写が得意でした。そして淳美の書いている漫画が浩市には実体化して見えました。そして話をするうちに2人は言い争いになり、1回目のセンシングは終わりました。島というのは飛古根島でリゾート開発で家族と3年間移住した浩市と、島の住人淳美が小学生時代に遊んだ島でした。センシング終了後、相原先生は浩市に、副作用として幻覚めいたものが見えるも知れないと言いました。
リアル~完全なる首長竜の日~のネタバレあらすじ:承
編集者の高木真吾(染谷将太)が淳美の書庫から未発表の漫画を見つけました。高木から貸倉庫の話を聞いた浩市は『首長竜』の絵を探しに行きました。結局見つからず帰っていると、体が濡れた少年に会いました。浩市はこれが副作用かと思いました。浩市は実家に帰って絵を探しましたが見つかりませんでした。そして母の真紀子(小泉今日子)に淳美の状態を話しました。浩市が部屋に帰ると水浸しでした。再びセンシングに入っていました。淳美は意識の中だからどうにでもなると言い、部屋に『ルーミイ』の人物を登場させました。一方編集社では、淳美のゴーストライターを高木がやると言い出しました。3回目のセンシングでゴーストライターの話を淳美にすると怒りだしました。そこに編集社の沢野(オダギリジョー)と高木がやってきました。淳美は拳銃を実体化させ、沢野と高木を射殺しました。そして浩市の手の甲に丸印を書き忘れないでと言いました。センシングが終わった後、浩市は、現実と幻覚が入り乱れはじめました。実際には無いものが見え始めました。濡れた少年も頻繁に現れ始めました。
リアル~完全なる首長竜の日~のネタバレあらすじ:転
浩市は飛古根島に向かいました。淳美の父の晴彦(松重豊)に会いました。リゾート開発の失敗で廃墟となった建造物付近にゴミを集めていました。その時浩市は絵の隠し場所を想い出し、スケッチブックを見つけました。古く汚れてはっきり見えませんでした。早速病院に戻りセンシングで淳美と飛古根島の隠し場所に行きました。しかしスケッチブックは真っ白でした。病院では淳美がセンシングを行っていました。実は漫画家でこん睡状態だったのは浩市でした。浩市は酔っぱらって海に転落したのでした。沢野と高木は浩市の未発表漫画にモリオという少年が出て来るのに注目していました。そしてモリオをローマ字にし、並べかれると『ルーミイ』になることがわかりました。最後のセンシングを行いました。二人は自分たちが小学生時代の飛古根島に飛んでいました。そこで見たものは、東京から来た浩市に意地悪をするモリオでした。浩市に見えていたものはモリオでした。
リアル~完全なる首長竜の日~の結末
海岸の岩場の沖には赤い旗のブイがあり、島の子供たちは赤い旗まで泳いで行くのが友情の証でした。子供の浩市が赤い旗に泳いで着くと、モリオが泳いで来ていじめました。モリオは必至で泳いで岸に向かいました。その時モリオはブイのロープが足に絡まり海に沈みました。浩市と淳美は首長竜が出てモリオが襲われたと嘘をつき、浩市が首長竜の絵を書きました。浩市は胸のつっかえが取れたと喜びました。淳美が目覚めると浩市の心臓は止まっていました。淳美は浩市を呼び戻すともう一度センシングを要望しました。浩市はモリオの船に乗って港を出ました。淳美が防波堤を走り呼び止めますが転倒しました。浩市が引きかえし淳美を抱きかかえると、モリオは首長竜に変身しました。浩市を襲う首長竜に淳美はペンダントを渡しました。ペンダントは浩市に渡したものでしたが、実はモリオが欲しかったものでした。すると首長竜は消えました。病院のベッドで淳美が見守る中、浩市が目覚めました。
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