さかなのこの紹介:2022年日本映画。魚学者、タレントとして小さい子供から大人まで誰もが知るさかなクンの半生を映画化した作品。幼少期から魚が大好きなミー坊、自分のやりたいことを好きに生きるミー坊を家族や友人たちが暖かく見守っていく。
監督:沖田修一 原作:さかなクン 出演:のん(ミー坊)、柳楽優弥(ヒヨ)、夏帆(モモコ)、磯村勇斗(総長)、岡山天音(籾山)、西村瑞季(ミー坊(幼少期))、宇野祥平(海人の店長)、前原滉(田村)、鈴木拓(鈴木先生)、島崎遥香(谷崎ゆりえ)、賀屋壮也(飼育員の酒井)、朝倉あき(浜野庄子)、長谷川忍(木戸まさし)、豊原功補(歯医者)、さかなクン(ギョギョおじさん)、三宅弘城(ジロウ)、井川遥(ミチコ)、ほか
映画「さかなのこ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「さかなのこ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「さかなのこ」解説
この解説記事には映画「さかなのこ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
さかなのこのネタバレあらすじ:起
朝早く一人の青年が目を覚ましました。いつものように一緒に暮らしている魚たちに餌をやります。そしてトレードマークのハコフグの帽子を被り、撮影のため漁船に乗り込みました。千葉の魚を紹介していると、大きな魚の影を見つけて海に飛び込みました。水の中で青年は少年になっていきます。
本作の主人公であるミー坊は、一日中水族館にいても平気な子でした。学校では大好きなタコの絵を描いて過ごしています。ある夏休みの日、友達のモモコとヒヨと一緒に海に出かけたミー坊は、水ダコを捕まえて皆を驚かせます。
ある日、魚の帽子を被ったギョギョおじさんと出会ったミー坊は、おじさんの魚の知識の豊富さに驚きました。
その後、ギョギョおじさんと仲良くなったミー坊は、おじさんから魚の事をたくさん教えてもらいました。しかし、ミー坊の帰りが遅くなった事で通報された事がきっかけで、ギョギョおじさんは逮捕されてしまいます。
さかなのこのネタバレあらすじ:承
懸命におじさんを庇うミー坊に、おじさんは被っていたハコフグの帽子をミー坊に被せて連行されていきました。その後、おじさんは戻ることはなく、ミー坊とも会うことはなかったのです。
県内でも有名なヤンキー校に入学したミー坊、魚への探究心は変わりませんでした。ヤンキーたちに絡まれようがマイペースのミー坊、他校のヤンキーになっていたヒヨとも再会し、偶然見つけたアオリイカを捕獲したりしました。
何も変わらないミー坊をヒヨは懐かしみます。しかし、実際の所は両親が離婚し、兄と離れ離れになり、現在は母親と暮らしているミー坊でした。
さかなのこのネタバレあらすじ:転
成績が良くないミー坊でしたが、東京の大学に行きたい一心で猛勉強をし、学年5位という成績を叩き出し、東京へと上京していきました。
魚と触れ合いたいという思いで水族館や寿司屋で働きますが、上手く行きません。その後、キャバクラで働くモモコや、テレビ業界で働くヒヨと再会しますが、魚の博士になりたいと夢を語るミー坊を、ヒヨは素直に応援するのでした。
ミー坊が家に帰ると、何故かパトロンに捨てられ行き場をなくしたモモコと彼女の娘のミツコがいました。不思議な3人の生活が始まります。
ミー坊もモモコとミツコのために働く事を決意します。しかしミー坊に迷惑をかけていることを重荷に思ったモモコは、ある日魚の絵を残し出ていったのです。
さかなのこの結末
さすがにショックで酒に溺れたミー坊でしたが、その時の勢いでシャッターに描いたシシャモの絵が、高校時代の友人で総長をやっていた男の目に止まり、知り合いでミー坊の影響で寿司職人になっていた籾山の依頼を受け、籾山の寿司屋に魚のイラストを描くことになります。
それが好評で籾山の寿司屋は有名になり、ミー坊もイラストレーターとして仕事が入るようになったのです。その後、テレビディレクターになったヒヨの企画で魚博士として出演、「自分の好きなことを大切にして欲しいのでギョざいます」と話すタレントとしても有名になっていきました。
とある少女が水族館で魚をじっと見つめています。母親が魚図鑑をそっと差し出します。二人はモモコとミツコでした。
海に向かって走るミー坊、海に飛び込むと、魚がミー坊を包み、一匹の魚になりました。魚は海を泳いでいきます。
以上、映画「さかなのこ」のあらすじと結末でした。
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