劇場版 SHIROBAKOの紹介:2020年日本映画。TVアニメ「SHIROBAKO」の劇場版。TVアニメのその後を描いています。TVアニメ「第三飛行少女隊」製作から4年後、ラインプロデューサーとなっていた宮森あおいが所属する武蔵野アニメーションは、4年前とは打って変わって業績は低迷していました。そんな時、オリジナル劇場アニメーションの制作の話が武蔵野アニメーションに持ち込まれました。製作期間は短く、人もいない、そんな困難極める状況の中、あおいは、劇場版制作のために集結したかつての仲間と共に、完成に向けて奮闘します。
監督:水島努 声優:宮森あおい(木村珠莉)、安原絵麻(佳村はるか)、坂木しずか(千菅春香)、藤堂美沙(高野麻美)、今井みどり(大和田仁美)、宮井楓(佐倉綾音)、木下誠一(檜山修之)
映画「劇場版 SHIROBAKO」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「劇場版 SHIROBAKO」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
劇場版 SHIROBAKOの予告編 動画
映画「劇場版 SHIROBAKO」解説
この解説記事には映画「劇場版 SHIROBAKO」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
劇場版 SHIROBAKOのネタバレあらすじ:起
制作進行として武蔵野アニメーションに入社した宮森あおいは、TVアニメ「えくそだすっ」、そしてTVアニメ「第三飛行少女隊」に制作進行として関わり、紆余曲折はあったもののどちらも成功を収めました。
それから4年が経過した2019年、武蔵野アニメーションは、かつての勢いを失って制作の仕事を受注することができず、「第三飛行少女隊」の続編も他社が制作を請け負っていました。
あおいは、ラインプロデューサーとして武蔵野アニメーションに所属しているものの、「えくそだすっ」や「第三飛行少女隊」で共に苦労した仲間たちの多くは、武蔵野アニメーションを離れていました。
劇場版 SHIROBAKOのネタバレあらすじ:承
そんな時、あおいは、かつてのラインプロデューサーで、今は武蔵野アニメーションの社長となっている渡辺からオリジナル劇場アニメ制作の話があることを聞かされます。
元々の制作会社が制作を放棄したため、武蔵野アニメーションに話が来たのですが、通常は2年必要な制作期間が今回は10カ月しかなく、さらに、「空中強襲揚陸艦 SIVA(シヴァ)」というタイトルだけ決まっていて内容は白紙状態、という曰く付きのものでした。
武蔵野アニメーションが今のような苦境に立たされているのは、以前に制作していたTVアニメが途中で制作中止となって信用を失ったためでした。その時責任を取って業界を去ったかつての社長丸山に会ったあおいは、丸山から励まされSIVAの製作を決断します。
劇場版 SHIROBAKOのネタバレあらすじ:転
さっそく、SIVAを開始しましたが、時間がないことからかつて制作中止となったアニメの設定などを引用することにし、そのアニメに関わっていた監督の木下やシナリオライターの舞茸を起用することにしました。
そして、高校時代あおいとアニメを制作していたアニメーターの安原やCGクリエーターの藤堂、脚本家の今井、声優の坂木をはじめとする、かつてあおいと共に武蔵野アニメーションでアニメを制作していたスタッフが、このオリジナル劇場アニメのため集まってきました。
制作期間の短さや、人材不足、そしてストーリーがなかなか決まらない、など困難な状況は続きますが、スタッフが団結して作業した結果、公開日までになんとか完成する目途がつきました。
劇場版 SHIROBAKOの結末
その時、SIVAの制作を放棄した制作会社から、契約上はこちらに権利があるはず、とのクレームを受けました。契約上はその制作会社のクレーム通りでしたが、この制作会社は、契約した制作期限を守っておらず、契約に違反した場合契約を破棄できる、という契約の条文を突き付けられ、クレームを取り下げました。
様々な困難を乗り越えて、公開3週間前にSIVAは完成しましたが、実は、木下は、終盤の展開に物足りなさを感じていました。それを知ったあおいは、スタッフの前で終盤の作り直しを提案しました。木下は、時間がない中の作り直しに躊躇していましたが、スタッフはあおいの熱意に同調し、木下に協力を申し出たことから、木下は、作り直すことを決意しました。
そして3週間後、修正された内容でSIVAは無事公開されたのでした。
以上、映画「劇場版 SHIROBAKO」のあらすじと結末でした。
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