たこ焼きの詩の紹介:2015年日本映画。インド人が経営するたこ焼き屋の店長のみほは、夫が亡くなり娘・花梨と二人暮らし。たこ焼き屋を中心に母娘の親子愛を描いた人情ドラマです。関西が舞台で、出演者等は全て関西人で、ドラマ中も関西ならではのギャグが盛り込まれています。
監督:近兼拓史 出演者:とみずみほ(澤田みほ)、古和咲紀(澤田花梨)、澤田敏行(父)、サニー・フランシス(サニー)、岩井万実、田中良子、ほか
映画「たこ焼きの詩」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「たこ焼きの詩」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「たこ焼きの詩」解説
この解説記事には映画「たこ焼きの詩」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
たこ焼きの詩のネタバレあらすじ:起
中学生の澤田花梨は、地元でもスラッガーとして有名な女子野球選手。母・みほはインド人のサニーが経営するたこ焼き屋『やん』の店長。父・敏行は有名な人気DJで、女性に特に優しく、母とよくもめていましたが子供を助けようとして自分が事故に遭い死んでしまいました。
夏だというのにエアコンのない自宅で、毎日のように夕食でたこ焼き食べる二人でした。学校で友達から好きなバンドのDVDを貸してもらった花梨でしたが、家にはDVDプレイヤーがありません。母に話をすると、「私も欲しいけどお金がないから」と言います。
翌日、みほのたこ焼き屋に花梨の好きなバンドのメンバーがやって来ます。みほは「娘が大好きなんです」と言ってサインをもらいます。家に帰り、花梨に渡すと大喜びします。
たこ焼きの詩のネタバレあらすじ:承
花梨は学校で先生から「修学旅行の積立金は持ってきてないの」と言われます。「忘れただけです」と言う花梨でしたが、何かあると思った先生は、みほに電話します。話を聞いたみほは「どうして言わないの、必要なお金は別にあるんだから」と花梨を安心させます。翌日みほはサニーに「朝から働かせてください」と時間延長を申し出ます。
サンテレビの『ウィークリー・グルメ・ニュース』のスタッフが、次の紹介店舗としてたこ焼き屋『やん』を見つけてきます。上司の榎は乗り気のない顔をしますが、スタッフの「インド人のたこ焼き屋でめちゃくちゃ美味い」の言葉に取材を決めます。
やがてくまがいと良子のレポートによる店の取材が行われ、みほは「出汁とイチジクソースが決め手です」と説明します。サニーや客のインタビューが終わり、次の土曜日の放映だと教えてくれます。
たこ焼きの詩のネタバレあらすじ:転
土曜日、花梨とみほは『ウィークリー・グルメ・ニュース』を食い入る様に見ます。その翌日から『やん』は予想以上の客が訪れ出し、店はてんてこ舞いになります。連日の忙しさにみほに疲れが出始めます。夕食中に眠りこける母を見た花梨が、「肩を揉んであげる」と言うと、母は「足を揉んで」と答えます。花梨は母の足を揉み、親子は楽しい夜を過ごします。
翌日、花梨は働く母を見に行きます。自分の為に頑張る母を見た花梨は、家に帰り涙を流します。閉店を迎えた店では、サンが忙しいのに頑張ってくれるみほを激励します。そして翌日、サンはたこ焼きの厨房に大型扇風機を設置し、冷房がみほにも流れるようにします。扇風機のおかげでみほは以前より頑張れるようになります。
花梨に近所の草野球チームからおよびがかかります。「日曜日の試合に、メンバーの欠員が出たので、出てくれないか」と言います。「大人の試合でしょう」と言う花梨に、「花梨ちゃんなら大丈夫だ」と言います。
たこ焼きの詩の結末
試合が始まり、一進一退の攻防が続きます。1点リードされた最終回のウラの攻撃、ツーアウトランナー一塁で花梨が打席に入ります。花梨は外野を越えるホームランを打ち、チームが逆転サヨナラ勝ちを収めます。打ち上げパーティーで、喜んだメンバー達は「欲しいもの買ってやるよ」と花梨に言います。花梨はメンバーを連れ電気店に向います。
サンが閉店後、みほに寸志を渡します。中を見ると1万円入っていて、みほはサニーに感謝します。家に帰ったみほは花梨に扇風機とDVDプレーヤーを見せます。喜ぶ花梨が「お金は?」と聞くと、みほが寸志を見せます。すると花梨も「プレゼント」と言ってふくらはぎマッサージ器を渡します。「どうしたの」と言う母に、「野球チームの人が欲しいもの買ってやると言ってくれた」と言います。「自分のものを買えばいいのに」とみほは花梨を抱きしめます。
二人は扇風機を回し、DVDを見ながらふくらはぎマッサージ器を使います。花梨には生きていた父と3人の楽しかった団らんを思い出したのでした。
以上、映画「たこ焼きの詩」のあらすじと結末でした。
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