ペリカン文書の紹介:1993年アメリカ映画。「プリティウーマン」で一躍スターに成り上がったジュリア・ロバーツがデンゼル・ワシントンと共演を果たし、ホワイトハウスに関係する犯罪の仮説レポートを書いた事で大事件に巻き込まれ、敏腕記者と共に事件を追う社会派サスペンスです。
監督:アラン・J・パクラ 出演:ジュリア・ロバーツ(ダービー)、デンゼル・ワシントン(グランサム)、サム・シェパード(トーマス)、ジョン・ハード(ヴァーヒーク)、トニー・ゴールドウィン(コール)、ジェームズ・B・シッキング(ヴォイルズ)、スタンリー・トゥッチ(カーメル)、ほか
映画「ペリカン文書」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ペリカン文書」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ペリカン文書の予告編 動画
映画「ペリカン文書」解説
この解説記事には映画「ペリカン文書」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ペリカン文書のネタバレあらすじ:起
とあるホテルの一室に一人の男がやってきます。男は最高裁判事のローゼンバーグとジェンセンの写真の入った封筒を受け取り、その場を後にします。男は始末屋のカーメル(スタンリー・トゥッチ)で金の話を済ませました。後にローゼンバーグとジェンセンはワシントンで暗殺されてしまいます。
警備を担当していたFBIのヴォイルズ(ジェームズ・B・シッキング)は、その責任を激しく非難されました。その頃、恩師であるローゼンバーグの死去に胸を痛める者がいました。大学教授のトーマス(サム・シェパード)です。その彼の生徒であるダービー(ジュリア・ロバーツ)は事件に興味を持ち始めます。
ダービーは事件を考察し仮説を立てレポートにまとめ上げます。ダービーから提出されたレポートを見て、あまりの素晴らしい仕上がりに、トーマスは友人であるFBI特別法律顧問のヴァーヒーク(ジョン・ハード)に渡します。
そのレポートはヴァーヒークを経てヴォイルズに渡りました。いまだコールに憤慨していたヴォイルズは、そのレポートをペリカン文書と名付け、それを元に捜査を進めるようにコールに命じます。
ペリカン文書のネタバレあらすじ:承
ヘラルド紙の記者であるグランサム(デンゼル・ワシントン)の元に一本の電話が入りました。身元を隠し名をガルシアと名乗った男は、ある暗殺について知ってはいけないものを知ってしまったとだけ話し、電話を切ってしまいます。
グランサムは逆探知をしてガルシアを追いますが、何かに怯えるガルシアをなかなか捕まえる事は出来ませんでした。
コールは入院中の大統領にペリカン文書を見せ、ヴォイルズと共に捜査に入ることを伝えます。
その頃、ダービーは飲みすぎたのに運転を変わろうとしないトーマスに嫌気が差し、1人車を離れ帰ろうとした所、エンジンをかけようとしたトーマスの車が爆発炎上してしまうのでした。その場にいたルーパート巡査部長に話しかけられたダービーは詳細を話します。しかしダービーの名前を聞いた途端ルーパートは顔色を変え、その場を立ち去ってしまいました。
その後、病院に連れて行かれたダービーが警察から事情聴取を受けていると、ルーパートという名の人物が警察にはいないことを知ります。身の危険を感じたダービーは病院から立ち去ります。
彼女はヴァーヒークに連絡をとり、トーマスが亡くなってしまった事を伝えます。そこでペリカン文書がヴォイルズの手に渡り、外部に見られた事を知りました。その頃、大統領はヴォイルズにペリカン文書に関する捜査を止めるよう圧力をかけていました。
ペリカン文書のネタバレあらすじ:転
変装したり姿をくらまそうと努めたダービーでしたが、どうしても追われてしまいます。そんな時、テレビでグランサムの出ていた報道を見て彼に協力を依頼しました。ダービーはペリカン文書の説明をして取引を求めます。
やがて、始末屋カーメルにダービー殺害の依頼がやってきます。ダービーはヴァーヒークと会う約束をしていましたが、カーメルに先回りされ、ヴァーヒークを殺されてしまいます。カーメルはダービーを殺そうと迫りますが、カーメルは何者かに殺されてしまいました。
ダービーは逃げ出し、グランサムと合流します。そしてダービーはペリカン文書の全容をグランサムに語り始めました。それは大統領の支援者である実業家のマティースが環境団体との裁判で不当に勝訴した件で逆転敗訴を恐れたマティースが、環境団体に力を注いでいたローゼンバーグとジェンセンを殺したのを示すものでした。
グランサムは改めてダービーに協力を願いますが、ダービーは命が惜しいと国外脱出を希望して断りました。その後も編集長の反対を押し切り、人里離れた場所で記事を書き続けるグランサム。そこに、盗聴を恐れ嘘をついていたと話すダービーが合流し、再び2人の調査が始まりました。
ペリカン文書の結末
2人はガルシアの正体がモーガンだということに辿り着きますが、モーガンはすでに殺されていました。しかし、モーガンの貸金庫から確たる証拠品を見つけ、命の危険にさらされながらも追跡者から逃げ切りました。
そしてグランサムは証拠品を元に記事を書き、グランサムはダービーとの連名で記事を明るみに出すことにしました。ダービーは自らの失態にしたくないヴォイルズに協力してもらい、安全に国外脱出して姿を消しました。
これによりマティースは起訴され、コールは辞任、大統領の再選は絶望的となりました。
その後、一躍有名人となったグランサムはテレビ出演して語ります。しかしダービーの存在については上手くはぐらかしていました。その様子をダービーがどこかの海辺の家のテレビで微笑みながら見ています。
以上、映画「ペリカン文書」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する