宇宙人のあいつの紹介:2023年日本映画。両親を亡くし、苦労しながらも協力し合って仲良く過ごしてきた真田4兄弟。しかしある日、次男の日出男が実は土星人で、まもなく土星に帰る予定だと告げます。残り少ない日々を悔いなく過ごすべく、奮闘するストーリーです。
監督:飯塚健 出演:中村倫也(日出男)、伊藤沙莉(想乃)、日村勇紀(夢二)、柄本時生(詩文)、関めぐみ(中野あかり)、千野珠琴(中野ゆめ)、細田善彦(宍戸)、平田貴之(神内)、ほか
映画「宇宙人のあいつ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「宇宙人のあいつ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「宇宙人のあいつ」解説
この解説記事には映画「宇宙人のあいつ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
宇宙人のあいつのネタバレあらすじ:起
高知県の海沿いで焼肉店を営む真田兄妹。早くから両親を亡くし、長男・夢二(日村勇紀)が親代わりとして兄妹たちを育ててきました。
次男の日出男(中村倫也)、三男の詩文(柄本時生)、長女の想乃(伊藤沙莉)の4人兄妹、毎朝の朝食時間に大事な事を話し合う真田サミットが開始されました。そこで夢二が突拍子もないことを口にしたのです。
実は日出男が土星人で、1年間(地球では23年)の「家族とは何か」を知るために留学のような形で兄妹たちの記憶を改ざんして家族として暮らしてきて、その期限があと少しで終わってしまうことを告げました。
その後、写真には写らない、首を回して振り向く事ができない、記憶を改ざんできる、透明になれる、Wi-Fiを繋げられる、ウナギと会話ができる等の、土星人としての日出男の特技が明らかになりました。
宇宙人のあいつのネタバレあらすじ:承
家族が元気がないことを数値化して知ることのできる日出男は、兄妹たちの悩みを解決するために動き出します。詩文の同級生の宍戸(細田善彦)が、詩文の働くガソリンスタンドにやってきて、詩文に学生時代に変なあだ名をつけられたことを恨み嫌がらせを続けられることに悩んだ詩文は、真田サミットで家族に相談します。
結局、日出男が能力を使い宍戸をギャフンと言わせました。その後、詩文と宍戸は和解し友達になりました。
想乃が真田サミットで突然妊娠5ヶ月だと告げました。父親である神内(平田貴之)とはもう別れたと話す想乃、色々悩んだ結果、一人で産み育てることを決めているようです。突然で驚きながらも受け入れた夢二たち。しかし、知らないからとはいえ無責任な行動をした神内をどうしても許せない夢二は、手助け無用と日出男に釘を差し、神内に決闘を申し込みます。
宇宙人のあいつのネタバレあらすじ:転
ボクシング経験者の神内に一方的にやられた夢二でしたが、日出男がこっそり能力を使ったおかげで、神内をノックアウトします。日出男は神内の一連の記憶を消し、大好きなSNSを二度と使えないようにしました。
日出男はもっと酷いことができると想乃に問いますが、想乃は神内から、想乃の記憶を消すことだけお願いしました。
想乃の同僚の中野親子と仲良くなったり、ビッグマミィと名付けたウナギと交流を深めたり、思い出づくりに色々な所を周ったりした日出男でしたが、ただ一つ皆にどうしても言えなかった事がありました。
それを真田サミットで告げます。あと少しで土星に帰るが、過ごした家族を1人土星に連れて帰らないといけない、一度連れていくと二度と地球には帰れないと話す日出男。もし連れて帰らないと、日出男は刑務所に230年入れられてしまうと言うのです。
宇宙人のあいつの結末
さすがに戸惑う夢二たちでしたが、夢二は公平にと出したクジで夢二が当たり、夢二が土星に行くことになりました。しかし、これは夢二が日出男に頼み、能力で夢二に当たるよう仕組んだものだったのです。
いよいよ出発の日、焼肉屋あるあるでなかなか出来ない家族での焼肉を堪能し、いよいよ出発です。椅子にしか見えない宇宙船に乗り込み、空へと舞い上がります。しかし、家族と離れ離れになる痛みも知った日出男は、途中で夢二を突き落としました。そして「また会える」という言葉を残し、1人で土星に帰っていったのです。
それから5ヶ月が過ぎました。想乃の出産が始まり、無事赤ちゃんが生まれます。大喜びの夢二は日出男の声が聞こえ、振り返ります。日出男は赤ちゃんに生まれ変わったのでしょうか。夢二は「おかえり」と呟きました。
以上、映画「宇宙人のあいつ」のあらすじと結末でした。
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