Colorful カラフルの紹介:2010年日本映画。森絵都による小説「カラフル」がアニメーション映画化。思春期の少年が、生きるという事を改めて考えることになる感動作。思春期にある学生、そしてその親たちにも是非見てほしい一作。
監督:原恵一 声優:富澤風斗(「ぼく」小林真)、宮﨑あおい(佐野唱子)、南明奈(桑原ひろか)、まいける(プラプラ)、入江甚儀(早乙女)、藤原啓治(沢田先生)、中尾明慶(小林満)
映画「カラフル」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「カラフル」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
カラフルの予告編 動画
映画「カラフル」解説
この解説記事には映画「カラフル」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
カラフルのネタバレあらすじ:起
死者は生まれ変わりの輪廻に入り、新たな生命として生まれ変わる…。そう言い伝えられ、そう信じている人々が多い中、実は全員が全員その輪廻に入る事が出来るわけではありませんでした。生前、大きな罪を犯したものは生まれ変わる権利がもらえないのです。「ぼく」もその一人です。「ぼく」には生前の記憶がないものの、何か大きな罪を起こしたと言うことで魂だけの状態になっていました。
カラフルのネタバレあらすじ:承
しかし、ある日そんな「ぼく」の前にプラプラという天からの使いが現れ、「ぼく」にチャンスが訪れます。それは、「ぼく」が再び輪廻転生権を得るに相応しい人物かということを見極めるテストです。そのテスト内容は、自殺をしてこの世を去った小林真という少年の身体に入り、彼の人生を続ける事。小林真として生きる中で、自分が犯した罪の重みに気付く事が出来れば合格、再輪廻権が得られるというものでした。そして「ぼく」は生まれ変わるために小林真の中に入ります。
カラフルのネタバレあらすじ:転
小林真は学校でいじめられ、孤独感、劣等感に苛まれている少年でした。さらに追い討ちをかけるように、彼が密かに恋心を寄せていた女子生徒ひろかが実は援助交際をしていたり、自分の母親が不倫をしていたなどの事実が明らかになったのです。そして信じている人に裏切られたと感じた小林真は、一人死を選んだのでした。「ぼく」はそんな小林真の中に入り、一度はその選択を後悔します。それ程までに小林真は常に孤独だったのです。しかし、”どうせ死んでいるのだから”という「ぼく」の考え方から来る行動は、周りの環境に少しずつ影響を及ぼします。
カラフルの結末
そして、自分の両親や、早乙女、唱子などの人物との交流を経て、「ぼく」の考え方も少しずつ変わっていくのでした。そして、与えられた期限が終わりを迎える頃、「ぼく」は生前の記憶を取り戻します。実は、「ぼく」こそが小林真で、犯した大きい罪というのは自殺を指していたのでした。色々な人に触れ人の温かみを感じた「ぼく」こと小林真は、自殺という罪を後悔し、そして小林真として改めて生き続ける権利を獲得したのでした。
以上、映画「カラフル」のあらすじと結末でした。
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